小林章夫 ほか著、NTT、1993年、280p、22cm、1
『クラブとサロン——なぜ人びとは集うのか』(NTT出版・情報文化シリーズ)所収。1993年2刷。
小林章夫、笠井潔、長島伸一、川田靖子、長澤均、中条省平、杉藤雅子、秋田昌美、高橋秀元、守屋毅、田中優子、高山宏、松岡正剛という、いま思えば空前絶後ともいえる13名の書き手が、「集うこと」の文化史・思想史をあらゆる角度から解きほぐした論集です。editorial directorに松岡正剛を擁し、デザインを戸田ツトム+岡孝治が手がけたNTT出版「BOOKS IN・FORM」シリーズの一冊として、1991年に刊行されました。
内容は全5章構成。ロンドンのクラブ文化に始まり、コーヒー・ハウス、フランスのサロン、サロン都市ベルリン、19世紀フランスの文学サロン、フランス革命と女性クラブ、ヴィクトリア朝の秘密ネットワーク、そして日本の寄合・会所・茶室・連の場へと縦横に論が展開されます。情報・メディア・都市・ジェンダー・芸術という多彩な視点が交差し、「なぜ人びとは集うのか」という問いに多面的に迫る知的興奮に満ちた一冊です。インターネット以前の時代に書かれた本書は、いまや「リアルな場に集うこと」の意味を問い直す書として、むしろ現代においてこそ新鮮な輝きを放ちます。
状態につきまして、カバーあり(破れ修復済み)、帯あり(破れ修復済み)、本文は並本・線引き・書き込みなし、良好です。「異説クラブの系譜」が揃っています。
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