別冊 みづゑ No.59 ボッシュ BOSCH 表紙:悦楽の園ー中央パネル(部分)巻頭カラー折込図版:悦楽の園ー中央パネル 左・右翼
ヒェロニムス・ボッスーその芸術・影響・流派 Hieronymus Bosch Paul Lafond
[全篇英文版] ボッシュ「悦楽の園」の聖書における寓意的解釈 The key to Bosch's 'Garden of Earthly Deleigts' found in allegorical Bible interpretation
ヒエロニムス・ボス「悦楽の園」を追われて 謎の多いボスの絵の中で、とくに気になるのが画面に登場する人物の視線だ。じっと見つめている対象は「なんだろう」と考えさせられる。視線のドラマ! 祭壇画『快楽の園』の中の樹木人間のまなざしは、人間の愚かさと罪の数々をさめた目で観察しているボスその人と解釈される。作家中野孝次氏もその一人だが、この絵と出会った最初から謎となったという。さらに地獄の業火、血の池、怪物が人を飲み込み排泄する。この奇怪で、幻想的な絵を見て「これは現代世界を鋭く描き出した絵としても通るだろう。革命と戦争の世紀だった二十世紀、……核爆弾のような大量殺人兵器が開発され、世界のタガが外されてしまったようだった世紀を、こんな形象をもって画家は描いたととることもできよう」と現代と相通じる世界をも見てとる。それにしても、ボスは人間の顔をした悪魔を描いた。どうやってこのような人間の表情を描いたのだろう。中野氏は、自身の戦争体験を通して中世、世紀末の謎の天才画家に熱い共感を覚え、その不思議な感性に迫る。
カメラ毎日 第22年 第10号 通巻264号 (1975年10月) <特集 : 『暗箱』ぼくの祖父へ 深瀬昌久>
ボッシュ「悦楽の園」の聖書における寓意的解釈
by Peter Glum、Chuo-Koron Bijutsu Shuppan、2007.6
252 p. 31 cm
The key to Bosch's 'Garden of earthly delights' found in allegorical Bible interpretation 研究篇
ボッシュ「悦楽の園」の聖書における寓意的解釈
by Peter Glum、Chuo-Koron Bijutsu Shuppan、2007.6
516 p. 31 cm
グラム ピーター【著】<Glum Peter>、中央公論美術出版、2007.6.25
2 v. 31 cm
978-4-8055-0545-8
The faith of a writer Afterword in A garden of earthly delights
ジョイス・キャロル・オーツ 著 ; 吉岡葉子 訳、開文社、2008.2
11, 266p 20cm
978-4-87571-995-3
Le roman de la rose
ギヨーム・ド・ロリス, ジャン・ド・マン 著 ; 篠田勝英 訳、筑摩書房、2007.8
517p 15cm
978-4-480-42345-0
Le roman de la rose. (重訳) The romaunt of the rose
ギョーム・ド・ロリス, ジャン・ド・マン 作 ; ジェフリー・チョーサー 英訳 ; 瀬谷幸男 訳、南・・・
262p 20cm
4888962529
環境と健康 : 誤解・常識・非常識 : 信じ込んでいませんか?