文学士 鈴木宗奕 (= 鈴木宗忠)、[発行所不明]、[発行年不明]、p.19-20 (= p. 63・・・
『哲学雑誌』第292号の別刷り。出版情報不明。研究室(顕真学苑)除籍本。
本文含め、全体的に経年によるヤケがあります。
表紙に薄いくすみ・一部にシワ・外周部にスレ等の経年による傷みがあります。また巻頭ページに蔵書印、本文に古書特有のシミがあります。それ以外は特に問題はありません。
●釈 道安 (しゃく どうあん、314-385)
五胡十六国時代の僧。中国仏教の基礎を築いた人物。
本姓は衛氏。中国の神異僧の筆頭に挙げられる仏図澄の弟子。師の没後、五胡の君主が乱立して混乱の極地にあった華北で居所を転々としながらも、彼のもとには次第に門弟が集まり、数百人規模の弟子を率いるまでになりました。その後、襄陽に移ると、東晋の孝武帝も含めて四方から寄進が集まり、また門弟子も数千人規模となり、彼が住む檀渓寺は盛況を極めました。
長安に移った後も、彼は苻堅 (五胡十六国時代の前秦の第3代皇帝) の庇護のもと、経典の研究に打ち込み、多数の経序を後世に残しています。西域で名を馳せていた鳩摩羅什を中国に招くよう、苻堅に建言もしています。
また、戒律を重要視した道安は新訳の律部を研究し、受戒の法を整備した結果、「僧尼規範」等を制定しました。
●著者:鈴木 宗忠 (スズキ ムネタダ、1881-1963)
大正・昭和期の宗教学者、哲学者。東北帝国大学教授。愛知県出身。
郷里の臨済宗妙心寺派東観音寺の住職となり、東北帝大教授、立正大学教授、駒沢大学教授、日本大学教授などを歴任。
著書に『社会哲学の諸問題』『親鸞の生涯とその体験』『唯識哲学研究』『基本大乗浄土仏教』など。
●顕真学苑
仏教学者の梅原真隆が創設した、真宗学を中心とする仏教文化研究所。本書はそこの蔵書本です。
●梅原 真隆 (うめはら しんりゅう, 明治18-昭和41)
仏教学者。
浄土真宗本願寺派梅原山専長寺27代・29代住職。
龍谷大学教授、京都市議会議員、本願寺派執行、本願寺派勧学寮頭(5期)、顕真学苑主幹、参議院議員(1期)、富山大学第3代学長。
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