原田敬一 編、吉川弘文館、2019、7, 247p、22cm
2019年1刷。カバー付属。定価:10,000円+税。
良好な状態です。
●内容説明
社会変革を主な関心とした戦後歴史学の展開のなかで立ち後れながらも、近年では進展がめざましい軍事史研究。その最新状況を反映させた論考八編を、「軍隊と戦争」「地域と軍隊」の二部構成で収録する。戊辰戦争、戦死者慰霊、従軍僧、徴兵制、在郷軍人など、さまざまなテーマを取り上げ、実証的な分析のもと“軍隊”や“戦争”について考察する。
●目次
原田敬一氏の軍事史研究
第1部 軍隊と戦争(戊辰戦争と「裏切り」言説—鳥羽伏見の戦いと藤堂家を事例に;田中久重が製造した蒸気銃(砲)雛形;日露戦争と戦死者慰霊—常陸丸事件の部隊葬を事例に;近代日本の戦争と従軍僧—従軍僧の自己認識と発信を中心に)
第2部 地域と軍隊(徴兵制と社会;日清戦争における「捕虜取扱い」の受容—愛知県の場合;大正期陸軍における在郷軍人の把握と教育—長野県上伊那郡南向村分会における簡閲点呼を事例に)
●著者:原田 敬一 (はらだ けいいち、1948年生まれ)
歴史学者、佛教大学名誉教授。専門は日本近現代史・都市史・軍事史。
著書に『日本近代都市史研究』『帝国議会 誕生』『日清戦争』(戦争の日本史19) 『「戦争」の終わらせ方』 など。
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