[鉄眼道光 述]、八幡屋四郎兵衞 : 村上勘兵衞 : 土田治助,、[3], 67丁、27cm
【和装本】昭和36年発行 (推測)。五つ目袋綴。
付属紙片「補字に就いて」「般若波羅蜜多心経序」の2枚 (どちらにも「昭和36年」「宇治黄檗山宝蔵院住職 赤松晋明」等とあり)。
表紙と裁断面にややヤケがあります。表紙にややスレ・薄いくすみ・一部にシワやスレ剥げ・数点の虫損、裁断面や見返しに斑点状の小シミがあります。本文数枚に古書特有のシミ、巻末余白ページに赤松晋明氏の墨書きと思われる書き込みがあります。それ以外は特に問題はありません。
●タイトルは題簽による.
・内題:瑞龍鉄眼禅師假字法語
・柱題:鉄眼禅師法語
●巻末に「八幡屋四郎兵衞 / 村上勘兵衞 / 土田治助 / 假字法語全部之版木於寶藏院」「元治乙丑孟春識」とあり
●墨書きに「昭和三十六年孟秋 黄檗山宝蔵院五十九代 晋明□識」とあり
●鉄眼道光 (鐵眼道光、てつげん どうこう、1630-1682)
江戸時代前期の黄檗宗の禅僧。諡号は宝蔵国師。徹玄とも。
当初は、父の影響で浄土真宗を学びましたが、禅宗に帰依し、隠元の弟子木庵性瑫の法を嗣ぎました。
摂津国難波村に瑞龍寺開建、肥後国益城郡守山村に三宝寺創建、京都の宇治萬福寺山内に大蔵経保管のため宝蔵院を開くなど、7か寺を開きました。畿内の飢えに苦しむ住民の救済にも尽力し、一度は集まった蔵経開版のための施財を、惜しげもなく飢民に給付し尽くしました。
こちらの主著は、元来はある女性に向けて法を説いたものであり、わかりやすく平明な表現で仏教の真理を説き明かした、仏教の最良の入門書とされています。
『大蔵経』刊行にも尽力し、1668年に中国明の万暦版を基に覆刻開版し、1678年に完成させました。1,618部7,334巻から成り、後水尾法皇に上進。黄檗版大蔵経または鉄眼版と呼ばれています。
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