塩田 道夫、日本文芸社、昭和 63年(1988年) 9月10日 第2刷、358 p 絶版、サイズ(c・・・
東京裁判は、戦勝国が敗戦国を見せしめのために裁いた“儀式”であり、この軍事裁判は、被告個人ではなく日本国が裁かれたのだ。国のために処刑された東条英機ら7人のA級戦犯は、天皇を救い、日本の国体を維持するために犠牲となった人々である。そのA級戦犯が残した遺書と書簡は何を語っているのか。被告たちが処刑されて40年目に至り、ようやく陽の目を浴びる貴重な記録の数々…。かつての大臣や大将だちが、巣鴨プリズンに収容されて戦犯となり、日本の復興と将来を思いながら、耐えがたき困難と闘った巣鴨プリズンでの生きざまと終戦秘話がここに甦る。 目次:第1部 巣鴨プリズンのA級戦犯(マッカーサーが支配する日本;東条大将に通訳した笠井重治;逮捕に来たMPを一喝した鳴田大将;戦争責任を感じた杉山元帥の自決;戦犯で逮捕された川島芳子の悲劇;皇族や重臣を震憾させた戦犯指定;同盟通信と訣別する古野伊之助;読売の争議解決で入所した正力松太郎;天皇側近、木戸幸一出頭の意義;岸信介の元気な運動と百姓志望 ほか) / 第2部 A級戦犯の遺書と書簡(裁かれたのは「日本国」だ!;ウェップ裁判長が天皇を免訴した理由 ほか)
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