加藤周一 著、筑摩書房、251p、15cm
初版1刷、送料込、書込ナシ、線引ナシ、カバー
加藤周一の『高原好日』は、評論家・作家である著者が、少年時代から晩年にかけて夏を過ごした信州の高原、主に浅間高原での思い出を綴ったエッセイ集です。
戦前から戦後にかけて、文化人や知識人が集った高原の地で、著者は様々な人々との交流を深めます。作家の堀辰雄や立原道造をはじめ、中野好夫、丸山眞男、武満徹など、多岐にわたる分野で活躍した人物たちが登場し、彼らとの出会いや語らい、共に過ごした時間が、軽妙な筆致で描かれています。
単なる交友録に留まらず、高原の自然や風物、時代や社会に対する考察も織り交ぜられており、著者の知的な好奇心と温かい人間性が感じられる一冊です。懐かしい人々や風景への愛情が溢れ、読者自身の記憶や人生を振り返るきっかけを与えてくれるでしょう。肩肘張らずに読める、滋味深い随筆集として長く読み継がれています。
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