千本英史編、勉誠出版、2013年、1冊
カバー A5 272P 2段組
序章
偽書を取りまく「文化」の厚み―韓国の事例の一端から 千本英史
第一章 東アジア諸国の「偽」の世界
インド大乗仏教における偽書・擬託の問題─とくに龍樹の著作を中心にして 五島清隆
中国近代にとって「偽書」とは何か―「偽書」と「疑古」の二十世紀 谷口洋
神々との対峙―伝李公麟筆「九歌図」は何を訴えたか 楊暁捷
ベトナムにおける偽経と善書の流伝―仏道儒三教と民間信仰の交渉をめぐって 増尾伸一郎
漢字・字喃研究院所蔵文献における「偽書」―『嶺南摭怪』『介軒詩集』と碑文を中心に グェン・ティ・オワイン
べトナムの伝説・昔話に見える中国古典小説の翻案と仮託をめぐって 大西和彦
偽書と檀君神話―『揆園史話』を中心に 金英珠
韓国の予言書『鄭鑑録』と東アジアを駆けめぐった鄭経の朝鮮半島侵攻説 松本真輔
【コラム】洪吉童の実在説について 趙恩●
第二章 日本における「偽」なるものの展開
偽書生成の源泉―『天台伝南岳心要』と多宝塔中釈迦直授をめぐって 山口眞琴
「若凡若聖偈」の形成と享受 伊藤聡
【コラム】愛王の曼荼羅―円珍請来〈愛王騎獅像〉をめぐって 小川豊生
【コラム】率川神社をめぐる言説の生成と変遷 向村九音
【コラム】中世の偽書と近代の偽書をつなぐもの―中世の古今註にみる人間臭い神の登場 藤原明
【コラム】「日本紀」の影 深沢徹
親鸞の実像を求めて―『高田親鸞聖人正統伝』はなぜ「偽書」と見破られなかったか 塩谷菊美
【コラム】親鸞の作った偽書 佐藤弘夫
モノによる物語の真実化―モノのエトキと〈伝説〉 久野俊彦
【コラム】平家が源氏に敗れた理由―「虎の巻」と浄瑠璃『鬼一法眼三略巻』 大谷節子
【コラム】真田幸村の軍扇 高橋圭一
【コラム】悩ましい講談師 旭堂南海
『征韓録』から『征韓武録』へ―読みかえられる泗川の戦いと狐出現の奇瑞 鈴木彰
鄭成功の「子どもたち」 樋口大祐
◆返信・在庫確認・発送に時間がかかる場合がございますので、お急ぎの方はご遠慮ください。
◆店頭に無い場合がございますで、来店購入をご希望の場合は必ず事前にメールにてお問い合わせください。
◆店舗販売もしておりますので品切の場合もございます。
◆梱包時3㎝以下:レターパックライト(日本郵便/原則ポスト投函)430円 /梱包時3㎝以上:レターパックプラス(日本郵便/配達手渡し)600円 /他 ゆうパック利用