広告三代史 : 日本経済新聞にみる

￥1,600

• 著者 日本経済新聞社 編
• 出版社 日本経済新聞社
• 刊行年 1964.11
• ページ数 99p (おもに図)
• サイズ 30ｃｍ
• 状態 中古品
• 解説 明治9年12月2日に本紙が 「中外物価新報」として創刊されてから,ことしで,満88
  年になります。 この88年間の本紙に掲載された広告はゆうに100万件を越えると思わ
  れます。 私たちはこのおびただしい広告の中から特に①経済の動きに深く関連するもの
  ②世相を反映したもの③デザイン上すぐれたものーという基準で426葉の広告を選び出
  して 「広告の三代史」 といたしました。
  この88年間に日本の経済は資本主義のあけぼのからその成熟期,さらに新しい経済体
  制へとあらゆる経験を経てまいりました。 広告はいうまでもなく経済の動きと密接な関
  係をもっており,ここに収録した広告は,はっきりこの激動する経済の動きを表現して
  おります。また相次ぐ技術革新, 大量生産,流通革命を経て,私たちの生活は大きく変
  わりましたが,これらの広告は新しい生活への先駆をつとめてきたことをも如実に物語
  っております。
  本書は“米寿” を迎えた本紙が広告という側面から日本の経済史をのぞいてみようとい
  う意図からであり,単に懐古につながるものではありません。 その時代の経済的背景と
  関連して各企業が築いたマーケティング体制を合わせて読みとっていただければ幸いと
  存じます。
  昭和39年10月
  日本経済新聞社
  取締役業務局長
  遠藤一郎
  少ヤケ