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自動車販売王: 神谷正太郎伝著者 尾崎政久・著 出版社 自研社 刊行年 昭和34年7月10日発行 ページ数 284頁 神谷 正太郎(1898年〈明治31年〉7月9日 - 1980年〈昭和55年〉12月25日)、日本の実業家。位階は従三位。勲等は勲一等。トヨタ自動車販売株式会社名誉会長。三井物産会社、日本ゼネラル・モータース株式会社、株式会社豊田自動織機製作所での勤務を経て、トヨタ自動車販売株式会社社長(初代)、名古屋放送株式会社社長、トヨタ自動車販売株式会社会長(初代)などを歴任した。 トヨタ自動車へ入社1935年(昭和10年)、神谷の地元である愛知県で、豊田自動織機が自動車の生産に乗り出すという報を受ける。豊田の自動車部門の創業者で自身は技術畑の人物であった豊田喜一郎から「販売の事は一切おまかせする」と販売担当への就任を要請された神谷はこれを承諾し、豊田に役員待遇で入社した。この時、神谷と懇意にしていたGMの販売代理店「日の出モータース」支配人の山口昇は神谷の誘いを受けてGMの販売権を返上、豊田の第1号販売代理店となった。これが現在の愛知トヨタ自動車のルーツである。その後、神谷は全国各地の有力な地場資本に働きかけ、豊田の車両販売代理店への契約に奔走し、結果、全国に販売網を形成することができた。しかし築き上げたディーラー網は太平洋戦争突入による戦時体制で「全ての販売会社を統合した上で1県に1社を原則とする」自動車配給会社となり、神谷の努力が一時期無駄になってしまった時期もあった。戦後はいち早く全国の自社ディーラー網再構築に乗り出し、戦前は日産代理店であった地方ディーラーにも熱心に働きかけてトヨタ系に鞍替えさせるなど、引き続き販売網強化に重要な役割を果たした。トヨタ自販社長就任後トヨタ自動車は経営危機に見舞われた1950年(昭和25年)、経営立て直しのため、製造部門(トヨタ自動車工業=トヨタ自工)と販売部門を分離する「工販分離」に踏み切る。販売部門は「トヨタ自動車販売」(トヨタ自販)となり、神谷は初代の社長となった。神谷は系列ディーラー各社を指導してサービス体制の向上に努めると共に、自動車の販売施策として「定価販売」「月賦販売」を本格的に取り入れ、これは他メーカーも追随することとなった。

暢気堂書房

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図録 宮川香山 : 虫明焼と明治の陶芸 : 没後一〇〇年 福冨幸, 大山真季編 出版社 岡山県立美術館 2016年 ページ数 167 宮川香山(天保13年1月6日(1842年2月15日) - 大正5年(1916年)5月20日)明治時代の日本を代表する陶工。高浮彫、真葛焼(横浜焼)の創始者、帝室技芸員。2代目宮川香山・宮川半之助は養子。海外ではMakuzu Kozanとしても知られている。香山は天保13年(1842年)、京都の真葛ヶ原に陶工・真葛宮川長造の四男として生まれた。幼名は虎之助。19歳の時、父と兄が亡くなり陶工の家を継ぐと父が生前朝廷用の茶器を制作し「香山」の称号を受けていたため虎之助は初代香山の名を名乗り父の得意とした色絵陶器や磁器などを制作。その腕は評判を呼び慶応2年(1866年)、25歳の時、幕府から御所献納の品を依頼されるまでになった。明治3年(1870年)、29歳の時、薩摩の御用商人梅田半之助、実業家鈴木保兵衛らに招聘され翌年、横浜に輸出向けの陶磁器を作る工房・真葛窯を開いた。しかし、当時の関東地方には陶磁器を作る土がなく有名な工房があるのは京都や中国地方などに集中していたため、この地に工房を開くのはかなりの苦労を伴う事業だった。香山は当初欧米に流行していた薩摩焼を研究していくつもの作品を制作、この工房の作を「真葛焼」と名づけて輸出したが金を多量に使用する薩摩焼は制作費に多額の資金を必要とするため、香山は「高浮彫(たかうきぼり)」と呼ばれる新しい技法を生み出す。これは金で表面を盛り上げる薩摩焼の技法を、金のかわりに精密な彫刻を掘り込むことで表現したもので、薩摩焼の技法に変わる新 ¥2,000

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