文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大

古書を探す

刀田山鶴林寺

ハナ書房

¥700

  • 著者 島田清著
  • 出版社 者不明
  • 刊行年 1967.3
  • ページ数 14p
  • サイズ 22cm
  • 状態 中古品
  • 解説 刀田山鶴林寺
    一、 播磨の国と加古の平野
    「日本総国風土記」をひらいてみると、播磨"の国名は〝張り浜〟
    から転訛したものだと書いてあります。これが、果して正しいかどう
    かの検討はしばらく描くとして、播磨を旅した者の目に、弓状に張り
    出した海岸線が強く印象づけられるのは当然のことでしょう。そして、
    この海岸に流れこむ加古川・市川・揖保川などの大河がそれぞれ広い
    沖積平野を形成し、 播磨の豊かな富をつくり出していることもすぐに
    看取されることだろうと思います。
    わが国最古の地誌「播磨風土記』を読んでみてわれわれの驚くのは、
    この国の開発が甚だ古く、かつ、大規模に行われていることです。
    大袈裟な言いかたをすれば、「風土記』の物語は大半この開発譚に終始
    しているといってさしつかえありません。考古学の研究成果に就いてみ
    ても、縄文時代の遺跡はこれらの各地より発見されていますし、弥生
    時代のものは全地域に分布しています。 丘陵が至るところに起伏して
    いる東播地方は、これらのうちでも特に遺跡の多い地帯で、近年著名
    になった大中遺跡をはじめ、長砂・砂部・中西・岸などの海岸近接地
    遺跡、或は日岡・神野・升田などの内陸山麓地方の遺跡等まことに豊
    高です。「播磨風土記」に見える職とこれを妻訪いされた景
    行天皇の物語りがこの地方の輝かしい歴史を反映するものとされるの
    は当然のことであり、その〝墓"と伝える日岡御陵、ならびに日岡古
    墳群・神野古墳群・工業用水ダム古墳群がそうした実態を具体的に示
    すものではないかと考えられるのもきわめて自然のことといえましょう。氏姓国家終末期の複雑な内外情勢に対処して、重大な国家改革の
    理想をうち立てられた聖徳太子が、特にこの地に着目され、新しい政
    治・文化の拠点を設けられたのはまことにゆえあることだといわねばなりません。

クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送可

かごに入れる
気になる本に追加
印刷

店舗情報

店舗外観

〒530-0041
大阪府大阪市北区天神橋 3-5-15 天三おかげ館2F
TEL:06-6353-1487
FAX:06-6353-1487

大阪府公安委員会許可第621800555
書籍商 ハナ書房

新着書籍

おすすめの書籍

書籍の購入について

支払方法等:

公費以外皆様に先払いをお願いしております。、公費ご購入の場合は後払いに対応させていただきます。

商品引渡し方法:

郵送あるいは宅配。

返品について:

あきらかに当方のミスと思われる場合には着払いにて一週間以内に返品可。

他特記事項:

留守がちにしております。ご来店の際には電話もしくはメールをいただければ幸いです。
携帯:080-1415-9353

書籍の買い取りについて

-