山内舜雄 著、大蔵出版、1985年初版1刷、806p (函の厚さ:5cm弱)、22cm
1985年初版1刷。函入り。定価:20,000円。
函に若干ヤケ・部分的にシミや薄いくすみ・ややスレ等、経年による傷みがあります。また巻末見返しにわずかに紙を剥がした跡がありますが、それ以外は特に問題はありません。
●内容
山内舜雄による道元思想研究の重要著作。
道元禅と日本天台の本覚思想との関係を主題に、即身成仏義・本覚法門・本証妙修などの重要概念を手がかりとして、鎌倉新仏教成立の思想的背景を検討。
道元を中国禅の系譜だけでなく、日本天台教学との連続性・相違点から捉え直した本格的な仏教学研究であり、天台本覚思想研究史や関連文献の詳細な分析も収録。
本書には序論・各部冒頭・結論のほか、即身成仏義を論じる『即身成仏義私記』、本覚思想を考察する『真如観』、本証妙修論を扱う結論部などの本文を掲載。
●主な目次
序論1: 問題の所在:「本来本法理」疑団の解明と「本証妙修」の源流を求めて
本論 1: 日本天台における本覚思想と道元禅
・日本天台における即身成仏義と道元禅
・恵心の『原人投地獄秘記』と道元禅
・『建撕記』における「本来本法理」疑団の考察
本論 2: 中古天台本覚法門と道元禅
・中古天台本覚法門の成立過程と道元禅
・『本理大綱集』における本覚思想の考察
・『本覚讃釈』における本覚思想の考察
・『漢光類聚』巻一における本覚思想の考察
本論 3: 関係諸論文の考察
・本覚法門に対する評価ならびに批判に関する歴史的経過について
・鏡島元隆博士の本覚法門研究に対する田村芳朗博士の批判について
結論
・道元禅師における生死観の構造と本覚法門
・「本証妙修」の本覚法門への溯源とその本質的相違について
・宝地房証真の本覚法門批判と道元禅
●山内 舜雄 (やまうち しゅんゆう、1920年生まれ)
仏教学者。駒澤大学名誉教授。
著書に『曹洞宗における在家宗学の提唱』『禅と天台止観 座禅儀と『天台小止観』との比較研究』など。
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