長篠 康一郎、広論社、昭和 56年(1981年) 初版、274 p モノクロ口絵:15頁 絶版、サイ・・・
昭和5年11月末、神奈川県にある七里ヶ浜で若い男女の心中事件があった。男は東京帝国大学の学生、津島修治(21歳)、女は銀座「ホリウッド」の女給田部あつみ(17歳)。カルモチン(睡眠薬)による心中で、男はたすかり、女は死んだ。男は後の太宰治であり、これが太宰治の七里ヶ浜心中である。太宰はこの時、自殺幇助の罪に問われる。しかし、鎌倉署の刑事がたまたま同郷の青森県金木村出身で、しかもこの事件を管轄した横浜地裁の所長が太宰の亡き父、津島源右衛門と姻戚だったため、起訴猶予処分になっている。 僕はこの手もて、園を水にしずめた。 僕は悪魔の傲慢さをもて、われよみがえるとも園は死ね、と願ったのだ。 女給田部あつみの検死をした恵風園の医師らに取材し真実を証明した。鎌倉での心中事件を、太宰治研究の第一人者である長篠康一郎氏が検証していく。
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