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帝釈峡洞窟遺跡 : 日本原人の謎をさぐる <展覧会目録>

ハナ書房

¥1,500

  • 出版社 大阪市立博物館
  • 刊行年 1976.3
  • ページ数 33p
  • サイズ 26cm
  • 解説
    広島県の東北部 中国山地の帝釈峡一帯は国指定の名勝地であるが、ここには数多くの
    石灰岩洞窟や岩陰があって、 動・植物の化石を包含するのみならず、石器・骨器また化石
    人骨さえも発見されている。 昭和36年にこの地域の学術的発堀調査が開始され、今日もな
    おこの事業は継続されている。これまでに旧石器や同時代の人骨、また縄文時代全期にわ
    たる遺物 そのほか弥生・古墳時代以降にも及ぶ豊富な遺物も検出収集されていること
    にこれらの学術資料は整然と累積された文化層をなしていることが確認されたことも貴重
    である。
    石灰岩地帯の洞窟が考古学や人類学、 また古生物学の学者に注目された例は世界的に少
    くない。西欧では南仏のアルタミラの洞窟画、中国では北京附近の周口店から30万~50万
    年以前と推定される人骨いわゆる北京原人の存在が知られた。わが国でも近年になって各
    地から、葛生人、 牛川人、三ヵ日人 浜北人などがいずれも石灰岩地帯から発見されて
    いる。これらの中においても帝釈峡遺跡は規模が大きく、周到な準備をもって着手された。
    器時代からの長い人類の歴史を究明するのにもっとも重要な鍵となる、 今日では一番優れ
    科学的調査によって画期的な成果を挙げることができた。 この遺跡はわが国において旧石
    た資料源である。
    このたび帝釈峡遺跡調査団をはじめ、地元広島県比婆郡東城町、 同神石郡神石町および
    中国放送など各位のご協力によって、この洞窟遺跡の全貌を紹介することになった。発堀
    調査によって得られた遺物類がはじめて一堂に公開され、日本の島々にはいつのころから
    人が住みついたか、原人つまり比較的早い時期の人間がどのような文化をもっていたかな
    ど、これらの関心に本展観の文化財が少しでも多くの答えを提供できることを期待するも
    のである。
    昭和51年3月
    少ヤケ

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