桑田透一、書物展望社、昭和15年(1940年) 初版、146 p 絶版、サイズ(cm): 13.5・・・
「ペルリは日本の恩人にあらず、真の恩人は日本近海の鯨族である」―これが本書を一貫せるわが主張である。日本近海鯨族の豊富は、米捕鯨船をわが近海及び北太平洋に跳梁せしめ、之等捕鯨船の遭難及び鎖国日本当局のこれに対する処置は米国に絶好の口実を与え、遺日使節に選ばれたるペルリは、「開国か侵略か」を旗幟として日本に迫ったのである。武将ペルリは、寧ろ「侵略」を望んでいたかも知れないのであるが、幸にして幕府の屈従は、ペルリをしてその不純なる「侵略」の意図を実現せしめなかったのである。 (序より) 目次:序説 / 米國捕鯨業の勃興 / 米國捕鯨業の東漸 / 捕鯨業を開國の素因となす諸論證 / 米國對日政策の發展 / ペルリ渡來前の列國と日本 / 米捕鯨船遭難とペルリの登場 / フィルモア内閣の對日方針 / ペルリ日本侵略の鋒芒を現す / ピアース内閣とペルリの對立 / ペルリの目標「琉球」に就て / 結語
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