現代日本文学全集 【第三十二編】 ‐近松秋江集・久米正雄集‐
黒髪 別れたる妻に送る手紙 <講談社文芸文庫> <講談社文芸文庫> 都の遊女に惹かれて尽し、年季明けには一緒になろうとの夢が、手酷く裏切られる転末を冷静に書いた「黒髪」。家を出てしまった妻への恋情を連綿と綴る書簡体小説の「別れたる妻に送る手紙」と、日光までも妻の足跡を追い捜し回るその続篇「疑惑」。 明治9年、岡山に生まれ、男の情痴の世界を大胆に描いて、晩年は両眼ともに失明、昭和19年没した破滅型私小説作家の“栄光と哀しみ”。
黒髪 別れたる妻に送る手紙 <講談社文芸文庫> <講談社文芸文庫>
近松名作集書肆吉成近松名作集¥2,500著者近松門左衛門 著 ; 近松秋江 編出版社刊行年ページ数サイズ冊数1解説扉の題は「近松名作選」 裸本 表紙折れ 背題箋少欠損有 小口少濡れシミ有 ヤケ・シミ有
「天保政談」論 : 近松秋江の政治小説 <菁柿堂新書 水野越前守>
日本文壇史 17 (転換点に立つ) <講談社文芸文庫 回想の文学> 初版1刷
国文学研究 第68集(昭和54年6月) 近代文学小特集(「春」をめぐって 青春と死/近松秋江における作品系列の問題 「別れた妻もの」をめぐっての断章/芥川龍之介の「寂莫」 初期書簡集を読む/「大正文学研究会」前後 田村栄太郎「日本の風俗」にふれて/ほか)