文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大

古書を探す

琉球浄瑠璃 久志の若按司 沖縄学研究資料14

榕樹書林

¥1,650

  • 著者 松山 傳十郎/著  茂木 仁史/解題
  • 出版社 榕樹書林
  • 刊行年 2023年
  • ページ数 118頁
  • サイズ B判判
  • ISBN 978-4-89805-247-1
  • 状態 新品
  • 解説 『琉球浄瑠璃 内題・久志の若按司』(明治二二年、いろは家)の復刻版。限定300部。

    琉球王国は一八七九年(明治一二年)、明治政府による廃藩置県によって滅亡させられた。いわゆる「琉球処分」であった。明治政府の軍事力をバックに沖縄には多くの寄留商人や得体の知れない文士らが来琉し、琉球の日本化を推し進めた。しかしその中で琉球の歴史や文化を尊重し、これを紹介したり研究したりする人もいないではなかった。
    松山傳十郎もその一人といえよう。松山のことはよくわかっていない。沖縄で新聞記者をしたり雑誌に記事を書いていたらしいが、彼の名を琉球・沖縄史にとどめているのは一冊の本の刊行である。その一冊こそ今回復刻出版することとなった
    琉球浄瑠璃 内題・久志の若按司(明治二二年、いろは家)
    である。B6判九二頁の小さな本である。この本は琉球に「組踊」と呼ばれる完成度の高い古典芸能があることを全国に知らしめることとなった。松山傳十郎が何故に『琉球浄瑠璃』というタイトルとしたかは定かではない。浄瑠璃に似ているとでも思ったのであろうか。
     組踊は元々は一七一九年に琉球国王尚敬の冊封の為に来琉した冊封使一行(正使海宝・副使徐葆光)を歓待する為に首里城にて初めて演じられたもので、それゆえ組踊は首里の王族を中心とした上級士族の芸能として伝えられていたもので、その後徐々に地方に伝播し、琉球王国の崩壊で一気に花開き、一般市民の中に拡がっていったもので、従ってその台本も全て写本としてしか伝わっていなかった。
     松山傳十郎はその中でも人気のあった「久志の若按司」を活字化し、『琉球浄瑠璃』として刊行したのである。
     復刻にあたっては原本をそのまま影印で復元すると共に、今の人には読みにくいので文字の読解の参考を「しおり」として添付すると共に、国立劇場おきなわの調査養成課課長茂木仁史氏の詳細な解説を附した。
  • 販売条件等 ※小社刊行物限定 税込5,000円以上ご注文の場合は日本全国送料無料。税込5,000円未満ご注文の場合は実費請求。

クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送可 適格請求

かごに入れる
気になる本に追加
印刷

店舗情報

店舗外観

〒901-2215
沖縄県宜野湾市真栄原3丁目8-3 大光ビルⅢ-203
TEL:098-943-7991
FAX:098-943-7274

沖縄県公安委員会許可 9710409000011
書籍商 榕樹書林

新着書籍

おすすめの書籍

書籍の購入について

支払方法等:

クレジットカード決済、郵便振替(前払い)、銀行振込(前払い)、公費(後払い)の4つの内、いずれかでお願い致します。
※原則銀行振込、郵便振替は前払いでお願いしております。ご了承ください。
原則として代引きは対応しておりませんが、ご希望なされる場合は商品代と送料に併せ、諸手続の手数料(1010円~)込みでの請求となります。ご了承くださいませ。

商品引渡し方法:

~弊社新刊書籍の場合~
弊社新刊書籍は
全国一律(沖縄・北海道・他離島含)税込5000円以上送料無料、
税込5000円未満実費請求となります。

~古書及び他社刊行新刊書籍の場合~
商品の大きさ、重さ、数量に応じて、クリックポスト(沖縄島外へは県内外問わず船便の為1週間程かかります。)、レターパックプラス、レターパックライト、ゆうパック、など最も安価かつ安全な方法で発送致します。
実費請求となります。

~海外発送~
弊社刊行書籍、他社新刊、古書問わず送料実費に併せ、諸手続の手数料(500円~)も請求させていただきます。
手数料は原則500円ですが、特別郵袋印刷物で発送する場合は1000円とさせていただきます。


弊店では、商品の配達日時のご指定及び発送方法のご指定は承っておりません。
何卒ご了承下さいますよう、お願い申し上げます。

返品について:

落丁・乱丁等があった場合、またはご注文品と送付品とが明らかに相違の場合を除き不可とさせて頂きます。

他特記事項:

ご注文頂きましたら、在庫確認の上、送料等を明記致しましたご注文受付メールを弊店より送信致しますので、内容をご確認ください。
公共機関及び大学等からのご注文には書式ご指定により対応致します。公費にてご購入(ご注文)の場合は、ご注文画面にて
お支払い方法をご選択いただいた後、「その他お問い合わせ」の欄に、必要書類、書類の宛名、日付の有無、
送料を書籍代に含める、含めないのどちらかをご入力ください。公共機関や大学等によっては、事務処理上、
日付を空欄にしてほしいあるいは送料を書籍代に含めてほしいという所もございます。
会社名がお客様情報に含まれている場合は原則会社名で納品書、請求書、領収書等を発行致しますので、会社名以外を宛名にご希望される際は注文時にその旨ご連絡くださいませ。

書籍の買い取りについて

-