季刊 批評 第5号(1959年10月15日)―座談会・映画と大衆(佐藤忠男×白坂依志夫×佐伯彰一×村松剛×田畑麦彦×小川徹)、小林秀雄を窃む(中村雄二郎)、不良導体の秋(牧羊子)、芋と胸やけ(三浦朱門)ほか
第102回 五反田古書展 目録 ●月の輪書林は、映画台本 飢餓海峡 2種2冊 内田吐夢監督 水上勉原作 昭和39年 5千円 を掲載す
父のいる場所 ●小川徹は、わが世代を象徴するさり気ない貌の阿修羅だ。歳月とともに緊迫し、鮮明になってくる彼の生きざまをみるたび、みぞおちのあたりが熱くなってくる。おれも茫んやりしてはいられないと、いつも思う(吉本隆明帯文)