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7,312件

古代の日本と東アジア : 人とモノの交流史

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
10,450
鈴木靖民 著、勉誠出版、2020年7月、472p、A5判・上製
東アジアの構造はいかに形成され、展開したのか―
文献資料、最新の考古学的成果を博捜し、地政学的そしてヒト・モノ・文化の交流の視点より1世紀から10世紀におよぶ日本および東アジアの歴史的展開を浮き彫りにする。
長年にわたり東アジア古代史研究を牽引する碩学による最新論集。

目 次

はじめに

Ⅰ 王権の始原・交易の力
 1 加耶史の展開と倭
 2 加耶の形成と対外交流―一~三世紀―
 3 倭国の形成と加耶―四~五世紀―
 4 加耶文化の北方的要素
 5 弥生後期、根塚遺跡と東アジア

Ⅱ 中心化する周辺・あらがう周辺
 1 広開土王碑にみえる「倭」
 2 五世紀、高句麗の王陵・祭祀・王統譜―集安高句麗碑小考―
 3 五世紀の倭国と東アジア
 4 反正天皇(珍)の人物像―記紀、宋書を通して―

Ⅲ 外交の形・移動する文化
 1 新羅の倭典と上表
 2 半跏思惟仏像をめぐる倭と百済・新羅―七世紀―
 3 古代日本の文化形成に寄与した朝鮮の人びと―七世紀を中心として―
 4 古代日本列島の遠距離交流と文化伝播

Ⅳ 交流する国家・媒介する中国
 1 日本古代国家のなりたちと東アジアの交流
 2 『古事記』『日本書紀』にみえる女性像―古代国家と周縁―
 3 渤海国の首領と交易―史的特質をめぐって―
 4 シルクロード・東ユーラシア世界と古代日本

おわりに

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10,450
鈴木靖民 著 、勉誠出版 、2020年7月 、472p 、A5判・上製
東アジアの構造はいかに形成され、展開したのか― 文献資料、最新の考古学的成果を博捜し、地政学的そしてヒト・モノ・文化の交流の視点より1世紀から10世紀におよぶ日本および東アジアの歴史的展開を浮き彫りにする。 長年にわたり東アジア古代史研究を牽引する碩学による最新論集。 目 次 はじめに Ⅰ 王権の始原・交易の力  1 加耶史の展開と倭  2 加耶の形成と対外交流―一~三世紀―  3 倭国の形成と加耶―四~五世紀―  4 加耶文化の北方的要素  5 弥生後期、根塚遺跡と東アジア Ⅱ 中心化する周辺・あらがう周辺  1 広開土王碑にみえる「倭」  2 五世紀、高句麗の王陵・祭祀・王統譜―集安高句麗碑小考―  3 五世紀の倭国と東アジア  4 反正天皇(珍)の人物像―記紀、宋書を通して― Ⅲ 外交の形・移動する文化  1 新羅の倭典と上表  2 半跏思惟仏像をめぐる倭と百済・新羅―七世紀―  3 古代日本の文化形成に寄与した朝鮮の人びと―七世紀を中心として―  4 古代日本列島の遠距離交流と文化伝播 Ⅳ 交流する国家・媒介する中国  1 日本古代国家のなりたちと東アジアの交流  2 『古事記』『日本書紀』にみえる女性像―古代国家と周縁―  3 渤海国の首領と交易―史的特質をめぐって―  4 シルクロード・東ユーラシア世界と古代日本 おわりに 索 引 納入までに3週間ほどかかります。

重層と連関―続 中国故事受容論考

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
7,150 (送料:¥300~)
山田尚子 著、勉誠社、2016年3月、272p、A5判上製
「規範」が生み出す文化史上のダイナミズムを探る
前近代日本において、中国は大いなる先例としてあった。政治や文化のさまざまな局面において、中国に関する知識は規範として参照され、現実を規定していった。
一方で「知」の内在化は、観念としての古典中国の世界を増幅させ、連想の糸を紡ぎ合わせ、織り重ねることで、故事と表現とを結びつける新たな体系を創り出していった。
「規範」としての中国文化を日本人は如何に読み替え、自己のものとして変容させていったのか。
平安期を中心に、公文書や詩歌、物語や学問注釈の諸相を精緻に読み解くことで、日本文化における思考の枠組みを明らかにする。

目次

序 章

第一部 辞表の故事と表現

第一章 周公旦の故事と摂政
第二章 『日本三代実録』貞観八年八月二十二日条所引藤原良房表について―故事の表現と作者
第三章 辞表の「鶴」

第二部 物語・詩歌の表現とその背景

第四章 「月宮」の周辺
第五章 「龍」の司馬相如
第六章 中国故事と和歌─結題の本説の方法をめぐって

第三部 故事の継承と再構築

第七章 楊貴妃譚の変容─延慶本平家物語「楊貴妃被失事」をめぐって
第八章 『和漢朗詠註抄』についての再検討
第九章 朗詠注の成立と展開―『私注』欄上注への試みを兼ねて

終 章

あとがき
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7,150 (送料:¥300~)
山田尚子 著 、勉誠社 、2016年3月 、272p 、A5判上製
「規範」が生み出す文化史上のダイナミズムを探る 前近代日本において、中国は大いなる先例としてあった。政治や文化のさまざまな局面において、中国に関する知識は規範として参照され、現実を規定していった。 一方で「知」の内在化は、観念としての古典中国の世界を増幅させ、連想の糸を紡ぎ合わせ、織り重ねることで、故事と表現とを結びつける新たな体系を創り出していった。 「規範」としての中国文化を日本人は如何に読み替え、自己のものとして変容させていったのか。 平安期を中心に、公文書や詩歌、物語や学問注釈の諸相を精緻に読み解くことで、日本文化における思考の枠組みを明らかにする。 目次 序 章 第一部 辞表の故事と表現 第一章 周公旦の故事と摂政 第二章 『日本三代実録』貞観八年八月二十二日条所引藤原良房表について―故事の表現と作者 第三章 辞表の「鶴」 第二部 物語・詩歌の表現とその背景 第四章 「月宮」の周辺 第五章 「龍」の司馬相如 第六章 中国故事と和歌─結題の本説の方法をめぐって 第三部 故事の継承と再構築 第七章 楊貴妃譚の変容─延慶本平家物語「楊貴妃被失事」をめぐって 第八章 『和漢朗詠註抄』についての再検討 第九章 朗詠注の成立と展開―『私注』欄上注への試みを兼ねて 終 章 あとがき 初出一覧 納入までに3週間ほどかかります。
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和漢韻文文学の諸相

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
12,100
村上哲見著 浅見洋二・松尾肇子編集、勉誠社、2025、384p、A5判
唐宋期を中心とする中国文学およびその影響下で生み出された日本漢文学について、多くの注目すべき研究成果を発表してきた村上哲見。
これまで単行本未収録であった二十二編の論考を、「中国詞論」「中国文人論」「日本漢詩論」に分類して収載。
幅広い知見と深い読解と考察により研究を領導してきた泰斗による珠玉の論文集。
目次
まえがき 浅見洋二
第一部 中国詞論
1 中国韻文史序論簡説
2 中国の韻文文学諸様式の相互関係について
3 花間詞の声律
4 燭背・灯背ということ―読詞瑣記―
5 李煜の詞におもうこと
6 南宋の文人たち―姜白石をめぐって―
7 思惟の人と行動の人―朱子と辛稼軒の交遊―
8 『詞律』の著者、万樹について
9 毛沢東主席の詞
第二部 中国文人論
10 白居易と杭州・蘇州
11 白居易の杭州赴任をめぐって
12 東坡詩札記―「鄭州西門」について―
13 詩にみる蘇東坡の書論
14 蘇東坡と陸放翁
15 皇帝と文房趣味
第三部 日本漢詩論
16 『懷風藻』の韻文論的考察
17 『三体詩』の抄物
18 許六『和訓三体詩』をめぐって
19 『唐詩選』と嵩山房 ―江戸時代漢籍出版の一側面―
20 江戸時代の漢籍出版
21 江戸時代出版雑話
22 漢詩の魅力―夏目漱石と漢詩―
【座談会】 先学を語る―村上哲見先生―
三浦國雄・川合康三・松尾肇子・浅見洋二・萩原正樹・興膳宏
略歴
著作目録
あとがき 松尾肇子
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12,100
村上哲見著 浅見洋二・松尾肇子編集 、勉誠社 、2025 、384p 、A5判
唐宋期を中心とする中国文学およびその影響下で生み出された日本漢文学について、多くの注目すべき研究成果を発表してきた村上哲見。 これまで単行本未収録であった二十二編の論考を、「中国詞論」「中国文人論」「日本漢詩論」に分類して収載。 幅広い知見と深い読解と考察により研究を領導してきた泰斗による珠玉の論文集。 目次 まえがき 浅見洋二 第一部 中国詞論 1 中国韻文史序論簡説 2 中国の韻文文学諸様式の相互関係について 3 花間詞の声律 4 燭背・灯背ということ―読詞瑣記― 5 李煜の詞におもうこと 6 南宋の文人たち―姜白石をめぐって― 7 思惟の人と行動の人―朱子と辛稼軒の交遊― 8 『詞律』の著者、万樹について 9 毛沢東主席の詞 第二部 中国文人論 10 白居易と杭州・蘇州 11 白居易の杭州赴任をめぐって 12 東坡詩札記―「鄭州西門」について― 13 詩にみる蘇東坡の書論 14 蘇東坡と陸放翁 15 皇帝と文房趣味 第三部 日本漢詩論 16 『懷風藻』の韻文論的考察 17 『三体詩』の抄物 18 許六『和訓三体詩』をめぐって 19 『唐詩選』と嵩山房 ―江戸時代漢籍出版の一側面― 20 江戸時代の漢籍出版 21 江戸時代出版雑話 22 漢詩の魅力―夏目漱石と漢詩― 【座談会】 先学を語る―村上哲見先生― 三浦國雄・川合康三・松尾肇子・浅見洋二・萩原正樹・興膳宏 略歴 著作目録 あとがき 松尾肇子

訳注 琉球文学 『佐銘川大ぬし由来記』『周藺両姓記事』『思出草』『浮縄雅文集』『雨夜物語』『永峰和文』

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
11,440
島村幸一・小此木敏明・屋良健一郎 著、勉誠社、2022年3月、496p、A5判・上製
文化の結節点たる琉球においては、琉球語のみならず漢語・和語による諸種の文学作品が華ひらいた。それらは、琉球という場のもつ広がりを示す貴重な歴史資料でもある。
十八世紀前半期は、琉球王府による歴史資料の編纂事業が集中し、文芸が盛んな時代であった。氏族の歴史叙述が本格的に始まり、正史や地誌の編纂も行われた。家譜と正史、地誌の叙述により、物語としての歴史が作られていく。また、それと並行して、御取合(交際・交流)の文学としての和文学も展開した。
本書では、そのような時代に成立した6編の作品を取り上げ、校訂本文に注釈・現代語訳を付し、解説を加える。
琉球をどのように叙述し、どう認識させようとしているのか。琉球の歴史や地誌をどのような枠組みで描こうとしているのか。
琉球の歴史伝承叙述の意味づけを考える上で重要な作品を読み解く。

目次

序文
凡例

佐銘川大ぬし由来記
解説/本文/現代語訳/注釈

周藺両姓記事
解説/本文/現代語訳/注釈

思出草
解説/本文/現代語訳/注釈

浮縄雅文集
解説/本文/現代語訳/注釈

雨夜物語/永峰和文
解説/本文/現代語訳/注釈

あとがき
参考文献一覧
著者紹介

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11,440
島村幸一・小此木敏明・屋良健一郎 著 、勉誠社 、2022年3月 、496p 、A5判・上製
文化の結節点たる琉球においては、琉球語のみならず漢語・和語による諸種の文学作品が華ひらいた。それらは、琉球という場のもつ広がりを示す貴重な歴史資料でもある。 十八世紀前半期は、琉球王府による歴史資料の編纂事業が集中し、文芸が盛んな時代であった。氏族の歴史叙述が本格的に始まり、正史や地誌の編纂も行われた。家譜と正史、地誌の叙述により、物語としての歴史が作られていく。また、それと並行して、御取合(交際・交流)の文学としての和文学も展開した。 本書では、そのような時代に成立した6編の作品を取り上げ、校訂本文に注釈・現代語訳を付し、解説を加える。 琉球をどのように叙述し、どう認識させようとしているのか。琉球の歴史や地誌をどのような枠組みで描こうとしているのか。 琉球の歴史伝承叙述の意味づけを考える上で重要な作品を読み解く。 目次 序文 凡例 佐銘川大ぬし由来記 解説/本文/現代語訳/注釈 周藺両姓記事 解説/本文/現代語訳/注釈 思出草 解説/本文/現代語訳/注釈 浮縄雅文集 解説/本文/現代語訳/注釈 雨夜物語/永峰和文 解説/本文/現代語訳/注釈 あとがき 参考文献一覧 著者紹介 納入までに3週間ほどかかります。

近代中国美術の辺界ー越境する作品、交錯する藝術家(アジア遊学269)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,850
瀧本弘之・戦暁梅 編、勉誠出版、2022年5月、372 頁、A5判
1911年の清朝崩壊からの約半世紀、中国大陸は中心のない空白時期で政治・経済・文化ともに無秩序の混乱が続いた。
そうした中でも、美術家や団体は、海外や美術界の「外」との交流や接触により、新しい藝術思潮や動向に強い関心を寄せて美術活動を展開した。そこには多様で豊かな美術・文化が息づいていた。
とりわけ辺境的な位置にあった日本との交流は、近代中国美術史の展開に多大な影響を与えている。
中国の画家は日本の美術界とどのように関わり、独自の作品世界を形成していったのか。
中国美術史の記述は日本からどのような影響を受けたのか。また、美術品はどこでどのように収蔵されてきたのか。
美術作品をめぐる人的ネットワーク、海を越えて伝えられたコレクションの変遷にも着目し、多角的な視点から近代中国美術の実像に迫る。
アジア遊学146号『民国期美術へのまなざし』、アジア遊学168号『近代中国美術の胎動』に続き、この混沌たる「辺界」の美術、周縁で躍動する藝術家たちのすがたを輝く遺産として更に発掘する。

目次

序説 「近代中国美術の辺界」への随想 瀧本弘之

Ⅰ 美術をめぐって、美術を超えて

Ⅱ 日本に行く画家、中国に行く画家

Ⅲ 中国美術品の収蔵、中国美術史の記述

あとがき 戦暁梅

年号対照表
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3,850
瀧本弘之・戦暁梅 編 、勉誠出版 、2022年5月 、372 頁 、A5判
1911年の清朝崩壊からの約半世紀、中国大陸は中心のない空白時期で政治・経済・文化ともに無秩序の混乱が続いた。 そうした中でも、美術家や団体は、海外や美術界の「外」との交流や接触により、新しい藝術思潮や動向に強い関心を寄せて美術活動を展開した。そこには多様で豊かな美術・文化が息づいていた。 とりわけ辺境的な位置にあった日本との交流は、近代中国美術史の展開に多大な影響を与えている。 中国の画家は日本の美術界とどのように関わり、独自の作品世界を形成していったのか。 中国美術史の記述は日本からどのような影響を受けたのか。また、美術品はどこでどのように収蔵されてきたのか。 美術作品をめぐる人的ネットワーク、海を越えて伝えられたコレクションの変遷にも着目し、多角的な視点から近代中国美術の実像に迫る。 アジア遊学146号『民国期美術へのまなざし』、アジア遊学168号『近代中国美術の胎動』に続き、この混沌たる「辺界」の美術、周縁で躍動する藝術家たちのすがたを輝く遺産として更に発掘する。 目次 序説 「近代中国美術の辺界」への随想 瀧本弘之 Ⅰ 美術をめぐって、美術を超えて Ⅱ 日本に行く画家、中国に行く画家 Ⅲ 中国美術品の収蔵、中国美術史の記述 あとがき 戦暁梅 年号対照表

中国古典文学に描かれた厠・井戸・簪 : 民俗学的視点に基づく考察

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
13,200
山崎藍 著、勉誠出版、2020年11月、336p、A5判・上製
「境界」を探る―
中国古典文学に描かれる厠や井戸、それにまつわる道具や、井戸の周囲などを「めぐる」という行為には、どのような観念が存在していたのか。
「異空間」のひとつとしても位置づけられている厠、そして厠神の存在。文言小説で描かれる「境界としての井戸」の発想を用いて作られた元稹の「夢井」。白居易「長恨歌」におけるかんざし描写の独自性…古代中国の人々がそれらの場所・道具・行為をどのように認識し、如何にその象徴性を詩歌に反映させたかを綿密な資料調査と分析から考察する。
従来、等閑視されてきた民俗学的視点から、詩歌研究の新たな可能性を探る快著。

目 次

緒 言

第一章 正と負の厠神―中国における厠観―

第二章 元稹「夢井」考―中国における井戸観―

第三章 元稹「夢井」における「遶井」の意味―死者を悼む旋回儀礼―

第四章 李白「長干行二首 其一」における「遶牀」―婚姻に関する旋回儀礼―

第五章 李賀「後園鑿井」考―釣瓶と轆轤に託されたもの―

第六章 白居易「長恨歌」の試み―かんざしの喪失と破鏡重円故事―

附 流れる汗・にじむ汗―白居易における舞妓の汗描写を中心に―

補論一 京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注―「醴泉」「井」―

補論二 日本の古典文学における井戸描写概説

結 語
あとがき
主要参考文献一覧
英文摘要・中文摘要
索引 (人名索引・作品名索引・書名索引)
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山崎藍 著 、勉誠出版 、2020年11月 、336p 、A5判・上製
「境界」を探る― 中国古典文学に描かれる厠や井戸、それにまつわる道具や、井戸の周囲などを「めぐる」という行為には、どのような観念が存在していたのか。 「異空間」のひとつとしても位置づけられている厠、そして厠神の存在。文言小説で描かれる「境界としての井戸」の発想を用いて作られた元稹の「夢井」。白居易「長恨歌」におけるかんざし描写の独自性…古代中国の人々がそれらの場所・道具・行為をどのように認識し、如何にその象徴性を詩歌に反映させたかを綿密な資料調査と分析から考察する。 従来、等閑視されてきた民俗学的視点から、詩歌研究の新たな可能性を探る快著。 目 次 緒 言 第一章 正と負の厠神―中国における厠観― 第二章 元稹「夢井」考―中国における井戸観― 第三章 元稹「夢井」における「遶井」の意味―死者を悼む旋回儀礼― 第四章 李白「長干行二首 其一」における「遶牀」―婚姻に関する旋回儀礼― 第五章 李賀「後園鑿井」考―釣瓶と轆轤に託されたもの― 第六章 白居易「長恨歌」の試み―かんざしの喪失と破鏡重円故事― 附 流れる汗・にじむ汗―白居易における舞妓の汗描写を中心に― 補論一 京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注―「醴泉」「井」― 補論二 日本の古典文学における井戸描写概説 結 語 あとがき 主要参考文献一覧 英文摘要・中文摘要 索引 (人名索引・作品名索引・書名索引)

増補改訂 江戸の異性装者たち: セクシュアルマイノリティの理解のために

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,520
長島淳子 (著)、勉誠社、2023年12月、312p、四六判
多様な性のかたち
性規範のもとで葛藤・苦悩する人々。
男装を禁止されても止めず遠島に処された女、女装姿で貸金業を営み女に求婚した男、男同士の夫婦、陰間茶屋で男色に従事する美少年たち―。
社会規範からの逸脱の実態を記録した事件史料を読み解く。
第五章として、「セクシュアルマイノリティ研究の現在」の一章を増補し、装いを新たに刊行!

*本書『江戸の異性装者たち』(ISBN:978-4-585-22198-2、2017年11月刊行)の増補改訂版です。

目次

増補改訂版にあたって はじめに
はじめに
《ヨーロッパの同性愛者への抑圧》
第一章 女性の異性装をめぐって
 第一節 たけの最初の罪
 第二節 たけ、再登場
 第三節 近世ヨーロッパとの比較

第二章 男性の異性装と男色の歴史的位相
 第一節 青山千駄ヶ谷、お琴の一件
 第二節 歌舞伎と男色
 第三節 江戸の男色をめぐる諸規制
 第四節 服装規制にみる近代・近世

第三章 男性カップルたち
 第一節 鳶職金五郎と女髪結はつのケース
 第二節 縫箔職重吉と新内師匠小若のケース

第四章 多様な愛のかたち―レズビアン/シスター
 第一節 女性同性愛をめぐる動向
 第二節 江戸の女性同性愛
 第三節 入水事件から愛のかたちを考える

第五章 セクシュアルマイノリティ研究の現在
 第一節 出版後の反響と美術館の企画展示
 第二節 滝沢馬琴の『兎園小説 余録』
 第三節 『兎園小説 余禄』収載の二人の記事

おわりに

参考文献
あとがき
増補改訂版あとがき
索引

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長島淳子 (著) 、勉誠社 、2023年12月 、312p 、四六判
多様な性のかたち 性規範のもとで葛藤・苦悩する人々。 男装を禁止されても止めず遠島に処された女、女装姿で貸金業を営み女に求婚した男、男同士の夫婦、陰間茶屋で男色に従事する美少年たち―。 社会規範からの逸脱の実態を記録した事件史料を読み解く。 第五章として、「セクシュアルマイノリティ研究の現在」の一章を増補し、装いを新たに刊行! *本書『江戸の異性装者たち』(ISBN:978-4-585-22198-2、2017年11月刊行)の増補改訂版です。 目次 増補改訂版にあたって はじめに はじめに 《ヨーロッパの同性愛者への抑圧》 第一章 女性の異性装をめぐって  第一節 たけの最初の罪  第二節 たけ、再登場  第三節 近世ヨーロッパとの比較 第二章 男性の異性装と男色の歴史的位相  第一節 青山千駄ヶ谷、お琴の一件  第二節 歌舞伎と男色  第三節 江戸の男色をめぐる諸規制  第四節 服装規制にみる近代・近世 第三章 男性カップルたち  第一節 鳶職金五郎と女髪結はつのケース  第二節 縫箔職重吉と新内師匠小若のケース 第四章 多様な愛のかたち―レズビアン/シスター  第一節 女性同性愛をめぐる動向  第二節 江戸の女性同性愛  第三節 入水事件から愛のかたちを考える 第五章 セクシュアルマイノリティ研究の現在  第一節 出版後の反響と美術館の企画展示  第二節 滝沢馬琴の『兎園小説 余録』  第三節 『兎園小説 余禄』収載の二人の記事 おわりに 参考文献 あとがき 増補改訂版あとがき 索引 納入までに3週間ほどかかります。

谷崎潤一郎 中国体験と物語の力(アジア遊学200)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,200
千葉俊二・銭暁波 編、勉誠社、2016、208p、A5判
カバーに汚れあり。
中国を旅した谷崎潤一郎は、そこで何を見たのか、どんな影響を受けたのか、そしてそれをどのような物語として表現したのか。
体験と表象の両面から、中国、上海と創作の関わりを考察。
日本、中国、欧米の研究者による論考を掲載し、世界の読者が読む谷崎の世界を提示する。
目次
はじめに 千葉俊二
Ⅰ 物語の力
座談会 物語の力―上海の谷崎潤一郎 千葉俊二×銭暁波×日高佳紀×秦剛
物語る力―谷崎潤一郎の物語方法 千葉俊二
文学モデルとしての推理小説―谷崎潤一郎の場合  アンヌ・バヤール=坂井
Ⅱ 中国体験と物語
「お伽噺」としての谷崎文学―「オリエンタリズム」批判再考 清水良典
陰翳礼讃の端緒としての「西湖の月」 山口政幸
十年一覚揚州夢―谷崎潤一郎「鶴唳」論  林茜茜
「隠逸思想」に隠れる分身の物語―『鶴唳』論  銭暁波
谷崎潤一郎と田漢―書物・映画・翻訳を媒介とした出会いと交流  秦剛
Ⅲ 物語の変容―中国旅行前後
『嘆きの門』から『痴人の愛』へ―谷崎潤一郎・中国旅行前後の都市表象の変容 日高佳紀
都市空間の物語―横浜と『痴人の愛』  ルイーザ・ビエナーティ
「卍」の幾何学  スティーヴン・リジリー
『アラビアン・ナイト』から〈歌〉へ―「蓼喰ふ蟲」の成立前後 細川光洋
放浪するプリンスたちと毀損された物語―〈話の筋〉論争から「谷崎源氏」、そして村上春樹「海辺のカフカ」へ 西野厚志
ほか
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2,200
千葉俊二・銭暁波 編 、勉誠社 、2016 、208p 、A5判
カバーに汚れあり。 中国を旅した谷崎潤一郎は、そこで何を見たのか、どんな影響を受けたのか、そしてそれをどのような物語として表現したのか。 体験と表象の両面から、中国、上海と創作の関わりを考察。 日本、中国、欧米の研究者による論考を掲載し、世界の読者が読む谷崎の世界を提示する。 目次 はじめに 千葉俊二 Ⅰ 物語の力 座談会 物語の力―上海の谷崎潤一郎 千葉俊二×銭暁波×日高佳紀×秦剛 物語る力―谷崎潤一郎の物語方法 千葉俊二 文学モデルとしての推理小説―谷崎潤一郎の場合  アンヌ・バヤール=坂井 Ⅱ 中国体験と物語 「お伽噺」としての谷崎文学―「オリエンタリズム」批判再考 清水良典 陰翳礼讃の端緒としての「西湖の月」 山口政幸 十年一覚揚州夢―谷崎潤一郎「鶴唳」論  林茜茜 「隠逸思想」に隠れる分身の物語―『鶴唳』論  銭暁波 谷崎潤一郎と田漢―書物・映画・翻訳を媒介とした出会いと交流  秦剛 Ⅲ 物語の変容―中国旅行前後 『嘆きの門』から『痴人の愛』へ―谷崎潤一郎・中国旅行前後の都市表象の変容 日高佳紀 都市空間の物語―横浜と『痴人の愛』  ルイーザ・ビエナーティ 「卍」の幾何学  スティーヴン・リジリー 『アラビアン・ナイト』から〈歌〉へ―「蓼喰ふ蟲」の成立前後 細川光洋 放浪するプリンスたちと毀損された物語―〈話の筋〉論争から「谷崎源氏」、そして村上春樹「海辺のカフカ」へ 西野厚志 ほか

日中韓の武将伝(アジア遊学173)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,200
井上泰至・長尾直茂・鄭炳説 編、勉誠社、2014、192 p、A5判
表紙に汚れあり。
戦争が生み出す英雄は、リスクを取って勝利する物語の魅力を放つ。またその戦略や統率のモラルは教育、会社、ひいては国家を考える重要な視角にもなりうる。戦争の人間学は、人文科学の重要な資源なのである。
本書では漢字文化圏であると同時に、個別に花開いていった日・中・韓の武将伝の「偏差」を浮かび上がらせ、三者を比較することにより、文化伝播の様相を総体的かつ相互交流的に捉える。
目次
提言―東アジアの武将伝という問題設定 井上泰至

日本―武将・武士
『義貞軍記』と武士の価値観 佐伯真一
江戸時代の武将伝の問題系 井上泰至
後藤又兵衛と堺 高橋圭一
〈薩琉軍記〉にみる武将伝 目黒将史
描かれた異国合戦―『絵本朝鮮軍記』『絵本和田軍記』の挿絵について 藤沢毅
朝鮮軍記物浄瑠璃作品における武将・小西行長像 原田真澄

中国―軍略家・武神 
日本漢詩文に見る楠正成像―諸葛孔明との関連において 長尾直茂
三国志の軍神像(関羽) 渡辺義浩
王守仁―いくさを嫌った名将 小島毅
道教における武神の発展―元帥神を中心に 二階堂善弘
中国の兵書 湯浅邦弘

韓半島―救国の英雄
東アジアにおける『三国志演義』の受容と展開―朝鮮の事例を中心に 染谷智幸
近代韓国語小説『壬辰兵乱清正実記』について 金時徳
英雄型武将の原型、金庾信 鄭在珉
文治政権下の武人像、林慶業 鄭炳説
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2,200
井上泰至・長尾直茂・鄭炳説 編 、勉誠社 、2014 、192 p 、A5判
表紙に汚れあり。 戦争が生み出す英雄は、リスクを取って勝利する物語の魅力を放つ。またその戦略や統率のモラルは教育、会社、ひいては国家を考える重要な視角にもなりうる。戦争の人間学は、人文科学の重要な資源なのである。 本書では漢字文化圏であると同時に、個別に花開いていった日・中・韓の武将伝の「偏差」を浮かび上がらせ、三者を比較することにより、文化伝播の様相を総体的かつ相互交流的に捉える。 目次 提言―東アジアの武将伝という問題設定 井上泰至 日本―武将・武士 『義貞軍記』と武士の価値観 佐伯真一 江戸時代の武将伝の問題系 井上泰至 後藤又兵衛と堺 高橋圭一 〈薩琉軍記〉にみる武将伝 目黒将史 描かれた異国合戦―『絵本朝鮮軍記』『絵本和田軍記』の挿絵について 藤沢毅 朝鮮軍記物浄瑠璃作品における武将・小西行長像 原田真澄 中国―軍略家・武神  日本漢詩文に見る楠正成像―諸葛孔明との関連において 長尾直茂 三国志の軍神像(関羽) 渡辺義浩 王守仁―いくさを嫌った名将 小島毅 道教における武神の発展―元帥神を中心に 二階堂善弘 中国の兵書 湯浅邦弘 韓半島―救国の英雄 東アジアにおける『三国志演義』の受容と展開―朝鮮の事例を中心に 染谷智幸 近代韓国語小説『壬辰兵乱清正実記』について 金時徳 英雄型武将の原型、金庾信 鄭在珉 文治政権下の武人像、林慶業 鄭炳説

朝鮮の国家形成と東アジア

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
13,200
武田幸男 著、勉誠社、2025年7月、608p、A5判上製
幅広い史料の実証的分析により、古代の政治・社会を浮き彫りにしてきた朝鮮史・東アジア史研究の泰斗、武田幸男。
三韓から三国にいたる国家形成期の重要テーマを論じた珠玉の論考・講演録を収録。
古代東アジア史を考えるうえで日本史研究者も必携・必読の書。

目次

序言 『朝鮮の国家形成と東アジア』編集協力者一同

第一編 『三国志』東夷伝と東方諸種族
 第一章 奴隷制と封建制
 第二章 魏志東夷伝にみえる下戸問題
 第三章 三韓社会における辰王と臣智

第二編 広開土王碑と東アジア
 第一章 四~五世紀の朝鮮諸国
 第二章 好太王碑の難しさ
 第三章 広開土王碑の百済と倭
 第四章 好太王の時代―四・五世紀の高句麗と東アジア―
 第五章 碑文からみた四、五世紀の高句麗
 第六章 広開土王碑おぼえがき
 第七章 広開土王碑の真意をたずねて
 第八章 集安・高句麗二碑の研究に寄せて

第三編 朝鮮三国の国家形成
 第一章 朝鮮の国家形成と三国
 第二章 五~六世紀東アジア史の一視点―高句麗「中原碑」から新羅「赤城碑」ヘ―
 第三章 六世紀における朝鮮三国の国家体制
 第四章 朝鮮三国の国家形成
 第五章 朝鮮諸国の古代国家形成

第四編 古代東アジア史の諸相
 第一章 「始祖廟」記事と高句麗王系
 第二章 徳興里壁画古墳被葬者の出自と経歴
 第三章 『高麗記』と高句麗情勢
 第四章 新羅の骨品体制社会
 第五章 平西将軍・倭隋の解釈―五世紀の倭国政権にふれて―

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索引

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13,200
武田幸男 著 、勉誠社 、2025年7月 、608p 、A5判上製
幅広い史料の実証的分析により、古代の政治・社会を浮き彫りにしてきた朝鮮史・東アジア史研究の泰斗、武田幸男。 三韓から三国にいたる国家形成期の重要テーマを論じた珠玉の論考・講演録を収録。 古代東アジア史を考えるうえで日本史研究者も必携・必読の書。 目次 序言 『朝鮮の国家形成と東アジア』編集協力者一同 第一編 『三国志』東夷伝と東方諸種族  第一章 奴隷制と封建制  第二章 魏志東夷伝にみえる下戸問題  第三章 三韓社会における辰王と臣智 第二編 広開土王碑と東アジア  第一章 四~五世紀の朝鮮諸国  第二章 好太王碑の難しさ  第三章 広開土王碑の百済と倭  第四章 好太王の時代―四・五世紀の高句麗と東アジア―  第五章 碑文からみた四、五世紀の高句麗  第六章 広開土王碑おぼえがき  第七章 広開土王碑の真意をたずねて  第八章 集安・高句麗二碑の研究に寄せて 第三編 朝鮮三国の国家形成  第一章 朝鮮の国家形成と三国  第二章 五~六世紀東アジア史の一視点―高句麗「中原碑」から新羅「赤城碑」ヘ―  第三章 六世紀における朝鮮三国の国家体制  第四章 朝鮮三国の国家形成  第五章 朝鮮諸国の古代国家形成 第四編 古代東アジア史の諸相  第一章 「始祖廟」記事と高句麗王系  第二章 徳興里壁画古墳被葬者の出自と経歴  第三章 『高麗記』と高句麗情勢  第四章 新羅の骨品体制社会  第五章 平西将軍・倭隋の解釈―五世紀の倭国政権にふれて― 初出一覧 索引 納入までに3週間ほどかかります。

陽明文庫 王朝和歌集影

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 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
国文学研究資料館 編、勉誠出版、2011年12月、272p、菊倍判
和歌文化、至宝の艶姿!
陽明文庫の持つ膨大な名品の中から、王朝和歌文化1000年の伝承を凝縮。
真髄を明らかにする名品群を精選・解説。
最新の印刷技術により、実物に迫る美麗な姿でフルカラー再現。
第一級の研究者たちによる「解説」を加え、刊行する。

<収録品目>
『類聚歌合(二十巻本歌合)』(国宝(一部、別置重要文化財))
『御堂関白記 自筆本』(国宝)
『大手鑑』(国宝)
『嘉禄二年本古今集』冷泉為相筆(重要文化財)
『詠糸桜和歌巻』孝明天皇筆(重要文化財)

ほか、130点強の品目を影印・集成!

*本書は、国文学研究資料館において開催の特別展示「近衞家陽明文庫王朝和歌文化一千年の伝承」の図録を基に、索引を附すなどの編集を加えたものです。

目 次

序 言  中村康夫
凡 例
陽明文庫の沿革  名和 修

第一部 宮廷文化と近衞家

第二部 近衞家伝世の名品

第三部 江戸時代の近衞家

第四部 近衞家伝来の和歌集と物語

第五部 歌合の世界

作品解説
索引(事項・人名・書名)

【小論文】
 平安京と摂関政治 近衞家のルーツは奈辺にあるか  中村康夫
 陽明文庫本紫式部集の素性  久保木秀夫
 十巻本歌合・二十巻本歌合の成立と意義  後藤祥子
 王朝歌合概説  佐藤明浩
 十巻本歌合押紙の発見  久保木秀夫
 類聚歌合巻第八斎院部の改編とら子内親王物語歌合  山本登朗
 歌合の作法  山本啓介
 歌合の場―女房の座を視点として  赤澤真理
 類聚歌合の筆跡―先行研究の整理と問題提起  舟見一哉

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国文学研究資料館 編 、勉誠出版 、2011年12月 、272p 、菊倍判
和歌文化、至宝の艶姿! 陽明文庫の持つ膨大な名品の中から、王朝和歌文化1000年の伝承を凝縮。 真髄を明らかにする名品群を精選・解説。 最新の印刷技術により、実物に迫る美麗な姿でフルカラー再現。 第一級の研究者たちによる「解説」を加え、刊行する。 <収録品目> 『類聚歌合(二十巻本歌合)』(国宝(一部、別置重要文化財)) 『御堂関白記 自筆本』(国宝) 『大手鑑』(国宝) 『嘉禄二年本古今集』冷泉為相筆(重要文化財) 『詠糸桜和歌巻』孝明天皇筆(重要文化財) ほか、130点強の品目を影印・集成! *本書は、国文学研究資料館において開催の特別展示「近衞家陽明文庫王朝和歌文化一千年の伝承」の図録を基に、索引を附すなどの編集を加えたものです。 目 次 序 言  中村康夫 凡 例 陽明文庫の沿革  名和 修 第一部 宮廷文化と近衞家 第二部 近衞家伝世の名品 第三部 江戸時代の近衞家 第四部 近衞家伝来の和歌集と物語 第五部 歌合の世界 作品解説 索引(事項・人名・書名) 【小論文】  平安京と摂関政治 近衞家のルーツは奈辺にあるか  中村康夫  陽明文庫本紫式部集の素性  久保木秀夫  十巻本歌合・二十巻本歌合の成立と意義  後藤祥子  王朝歌合概説  佐藤明浩  十巻本歌合押紙の発見  久保木秀夫  類聚歌合巻第八斎院部の改編とら子内親王物語歌合  山本登朗  歌合の作法  山本啓介  歌合の場―女房の座を視点として  赤澤真理  類聚歌合の筆跡―先行研究の整理と問題提起  舟見一哉 発送までに3週間ほどかかります。

民国期美術へのまなざし 辛亥革命百年の眺望(アジア遊学146)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,970
瀧本弘之 編、勉誠出版、2011、238p、A5判
日本美術の影響下に覚醒し、ソ連美術の影響下のもとに成長した中華民国期の美術。
新中国の体制下で見失われていたその豊穣を新たな目で検証する。
目次
序説 民国期美術に向けた「断想」  瀧本弘之
一、伝統藝術の地殻変動
金城と一九二〇年代の北京画壇  戦暁梅
日中美術交流最盛期の様相  吉田千鶴子
書画文墨趣味のネットワーク  松村茂樹
民国期における書画骨董の日本への将来をめぐって
─アロー号事件から山中定次郎・原田吾朗まで  風見治子
ある外交官が見た中国近代絵画
─須磨弥吉郎の東西美術批評を手がかりに  呉孟晋
二、新興藝術の動向
魯迅と中国新興版画  奈良和夫
傅抱石と新興版画の周辺
─『木刻的技法』の出版をめぐって  瀧本弘之
劉海粟と石井柏亭
─『日本新美術的新印象』と「滬上日誌」をめぐって  東家友子
中華独立美術協会の結成と挫折
─一九三〇年代の広州・上海・東京の美術ネットワーク  蔡濤(大森健雄・訳)
中国人留学生と新興木版画
─一九三〇年代の東京における活動の一端を探る  小谷一郎
三、美術における周縁分野の拡大
戦前に「剪紙の美」を追い求めた日本人
─柳宗悦、中丸平一郎から伊東祐信まで  三山陵
「アジアの旅人」エリザベス・キース
─英国人女性浮世絵師誕生までの活動を追って  畑山康幸
満洲に活躍した異色玩具コレクター
─須知善一の数奇な生涯とその遺産  中尾徳仁
海を超えた美術
─廈門美専・南洋美専の創始者、林学大をめぐって  羽田ジェシカ
あとがき  瀧本弘之
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2,970
瀧本弘之 編 、勉誠出版 、2011 、238p 、A5判
日本美術の影響下に覚醒し、ソ連美術の影響下のもとに成長した中華民国期の美術。 新中国の体制下で見失われていたその豊穣を新たな目で検証する。 目次 序説 民国期美術に向けた「断想」  瀧本弘之 一、伝統藝術の地殻変動 金城と一九二〇年代の北京画壇  戦暁梅 日中美術交流最盛期の様相  吉田千鶴子 書画文墨趣味のネットワーク  松村茂樹 民国期における書画骨董の日本への将来をめぐって ─アロー号事件から山中定次郎・原田吾朗まで  風見治子 ある外交官が見た中国近代絵画 ─須磨弥吉郎の東西美術批評を手がかりに  呉孟晋 二、新興藝術の動向 魯迅と中国新興版画  奈良和夫 傅抱石と新興版画の周辺 ─『木刻的技法』の出版をめぐって  瀧本弘之 劉海粟と石井柏亭 ─『日本新美術的新印象』と「滬上日誌」をめぐって  東家友子 中華独立美術協会の結成と挫折 ─一九三〇年代の広州・上海・東京の美術ネットワーク  蔡濤(大森健雄・訳) 中国人留学生と新興木版画 ─一九三〇年代の東京における活動の一端を探る  小谷一郎 三、美術における周縁分野の拡大 戦前に「剪紙の美」を追い求めた日本人 ─柳宗悦、中丸平一郎から伊東祐信まで  三山陵 「アジアの旅人」エリザベス・キース ─英国人女性浮世絵師誕生までの活動を追って  畑山康幸 満洲に活躍した異色玩具コレクター ─須知善一の数奇な生涯とその遺産  中尾徳仁 海を超えた美術 ─廈門美専・南洋美専の創始者、林学大をめぐって  羽田ジェシカ あとがき  瀧本弘之

遣唐使から巡礼僧へ (石井正敏著作集 2)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
10,450
石井正敏 著/村井章介・榎本渉・河内春人 編、勉誠社、2018年7月、512p、A5判・上製
虚心に史料と対峙し、地域・時代を越えて数々の卓越した業績を残した碩学の軌跡
国家間の外交を主軸とする時代から僧が個人として渡航する時代へ。
東アジア世界の展開とともに変容する古代・中世の対外関係を活写した22編の必読論文を集成。

目次

序 言 村井章介・榎本渉・河内春人

Ⅰ 遣唐使
1 外交関係―遣唐使を中心に―
2 遣唐使の貿易活動
3 遣唐使と新羅・渤海
4 唐の「将軍呉懐實」について
5 大伴古麻呂奏言について―虚構説の紹介とその問題点―
6 いわゆる遣唐使の停止について―『日本紀略』停止記事の検討―
7 寛平六年の遣唐使計画について
8 寛平六年の遣唐使計画と新羅の海賊
9 『古語拾遺』の識語について
10 宇佐八幡黄金説話と遣唐使
11 遣唐使と語学

Ⅱ 巡礼僧と成尋
12 遣唐使以後の中国渡航者とその出国手続きについて
13 入宋巡礼僧
14 入宋僧奝然のこと―歴史上の人物の評価をめぐって―
15 成尋―一見するための百聞に努めた入宋僧―
16 成尋生没年考
17 入宋僧成尋の夢と備中国新山寺
18 『成尋阿闍梨母集』にみえる成尋ならびに従僧の書状について
19 源隆国宛成尋書状について
20 入宋僧成尋のことなど
21 『参天台五臺山記』研究所感―虚心に史料を読む、ということ―
22 『参天台五臺山記』にみえる「問官」について

第二巻初出一覧
訂正一覧
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石井正敏 著/村井章介・榎本渉・河内春人 編 、勉誠社 、2018年7月 、512p 、A5判・上製
虚心に史料と対峙し、地域・時代を越えて数々の卓越した業績を残した碩学の軌跡 国家間の外交を主軸とする時代から僧が個人として渡航する時代へ。 東アジア世界の展開とともに変容する古代・中世の対外関係を活写した22編の必読論文を集成。 目次 序 言 村井章介・榎本渉・河内春人 Ⅰ 遣唐使 1 外交関係―遣唐使を中心に― 2 遣唐使の貿易活動 3 遣唐使と新羅・渤海 4 唐の「将軍呉懐實」について 5 大伴古麻呂奏言について―虚構説の紹介とその問題点― 6 いわゆる遣唐使の停止について―『日本紀略』停止記事の検討― 7 寛平六年の遣唐使計画について 8 寛平六年の遣唐使計画と新羅の海賊 9 『古語拾遺』の識語について 10 宇佐八幡黄金説話と遣唐使 11 遣唐使と語学 Ⅱ 巡礼僧と成尋 12 遣唐使以後の中国渡航者とその出国手続きについて 13 入宋巡礼僧 14 入宋僧奝然のこと―歴史上の人物の評価をめぐって― 15 成尋―一見するための百聞に努めた入宋僧― 16 成尋生没年考 17 入宋僧成尋の夢と備中国新山寺 18 『成尋阿闍梨母集』にみえる成尋ならびに従僧の書状について 19 源隆国宛成尋書状について 20 入宋僧成尋のことなど 21 『参天台五臺山記』研究所感―虚心に史料を読む、ということ― 22 『参天台五臺山記』にみえる「問官」について 第二巻初出一覧 訂正一覧 索 引 納入までに3週間ほどかかります。

中国学の近代的展開と日中交渉(アジア遊学292)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,630
陶徳民・吾妻重二・永田知之 編、勉誠出版、2023年12月、336 頁、A5判
二十世紀前半、日本では近代漢学、東洋学や支那学、現代中国学など、中国をめぐる学術研究が盛行した。一方、同時代の中国では、従来の漢学・宋学・清代の考証学に加えて、自国の文化遺産を再評価しようとする国学が勃興し、周辺地域も視野にいれた東方学が芽生えた。
しかし、当時の日中両国の中国研究は決して没交渉だったわけではなく、むしろ緊密な協働関係のもとに展開していった。例えば、京都大学の内藤湖南による『章実斎先生年譜』に刺激を受けた胡適が、同名の年譜を編んで内藤に贈ったことや、増田渉が上海で魯迅から『中国小説史略』の個人授業を受けた縁で、魯迅の丁寧な添削を経た同書の名訳を上梓できたことが挙げられる。
本書では伝統的な経学・史学・文学と、敦煌学や甲骨学など新しい分野をめぐる日中間の学術交流と人的交流の重要な事例を網羅的に考察するとともに、約一二〇点の関連写真と史料で全体像を提示する。
東アジアにおける中国学の近代的展開の諸相とその歴史的意味を考えるために必携の一冊。中国学の近代的展開の諸相とその歴史的意味を考えるために必携の一冊。

目次

序説

第Ⅰ部 近代における章学誠研究熱の形成とそのインパクト

第Ⅱ部 経史研究の新しい展開と日中人物往来

第Ⅲ部 民間文学と現代中国への眼差し

あとがき

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陶徳民・吾妻重二・永田知之 編 、勉誠出版 、2023年12月 、336 頁 、A5判
二十世紀前半、日本では近代漢学、東洋学や支那学、現代中国学など、中国をめぐる学術研究が盛行した。一方、同時代の中国では、従来の漢学・宋学・清代の考証学に加えて、自国の文化遺産を再評価しようとする国学が勃興し、周辺地域も視野にいれた東方学が芽生えた。 しかし、当時の日中両国の中国研究は決して没交渉だったわけではなく、むしろ緊密な協働関係のもとに展開していった。例えば、京都大学の内藤湖南による『章実斎先生年譜』に刺激を受けた胡適が、同名の年譜を編んで内藤に贈ったことや、増田渉が上海で魯迅から『中国小説史略』の個人授業を受けた縁で、魯迅の丁寧な添削を経た同書の名訳を上梓できたことが挙げられる。 本書では伝統的な経学・史学・文学と、敦煌学や甲骨学など新しい分野をめぐる日中間の学術交流と人的交流の重要な事例を網羅的に考察するとともに、約一二〇点の関連写真と史料で全体像を提示する。 東アジアにおける中国学の近代的展開の諸相とその歴史的意味を考えるために必携の一冊。中国学の近代的展開の諸相とその歴史的意味を考えるために必携の一冊。 目次 序説 第Ⅰ部 近代における章学誠研究熱の形成とそのインパクト 第Ⅱ部 経史研究の新しい展開と日中人物往来 第Ⅲ部 民間文学と現代中国への眼差し あとがき 年号対照表

仏教の東漸と西漸(アジア遊学251)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
6,930
荒見泰史 編、勉誠出版、2020年9月、256p、A5判
仏教の伝播は、従来インドから中国を経て東アジアや東南アジアへと伝わる「東漸」に着目して論じられることが多かった。しかし、東アジアの中心である中国で受容・昇華された仏教が中国から外部へと向かっていく方向性にも目を向けなければ、伝播の実態をつかむことはできない。本書では中国への「東漸」の逆方向をイメージするためにこの外部に向かう方向性を「西漸」と称している。
さまざまな儀礼や経典、文学、図像を取り上げ、各時代の広い社会層における信仰・宗教の伝播と継承、衝突と融合の実態を東漸と西漸の双方向から考察し、新しい文化史を構築する。

目次

総論 仏教の東漸と西漸  荒見泰史

一、儀礼とそのことば
頌讃の文学  荒見泰史
志慕玄奘、独步五天(こころざしたてて玄奘をしたい、ひとりごてんをあゆむ)─唐五代宋初の讃と玄奘、義浄の讃  楊明璋
清代前期、媽祖信仰・祭祀の日本伝播とその伝承―ヨーロッパの東アジア進出も視野に入れて  松尾恒一

二、尊像の造形と伝承
信仰における図像と継承―敦煌に見られる山と天界の図像を中心として  荒見泰史
五臺山騎獅文殊尊像群の東漸と西漸―五臺山・比叡山・敦煌の尊像群から  白須淨眞

三、経典と物語、その伝播
『賢愚経』の伝播  髙井龍
『キツツキと獅子』説話の伝播と発展  梁麗玲
『仏母経』の流行から見る疑経の受容  岸田悠里
明代、南シナ海の海盗の活動と記憶―日本・中国大陸・東南アジアの宗教史跡をめぐって  松尾恒一
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6,930
荒見泰史 編 、勉誠出版 、2020年9月 、256p 、A5判
仏教の伝播は、従来インドから中国を経て東アジアや東南アジアへと伝わる「東漸」に着目して論じられることが多かった。しかし、東アジアの中心である中国で受容・昇華された仏教が中国から外部へと向かっていく方向性にも目を向けなければ、伝播の実態をつかむことはできない。本書では中国への「東漸」の逆方向をイメージするためにこの外部に向かう方向性を「西漸」と称している。 さまざまな儀礼や経典、文学、図像を取り上げ、各時代の広い社会層における信仰・宗教の伝播と継承、衝突と融合の実態を東漸と西漸の双方向から考察し、新しい文化史を構築する。 目次 総論 仏教の東漸と西漸  荒見泰史 一、儀礼とそのことば 頌讃の文学  荒見泰史 志慕玄奘、独步五天(こころざしたてて玄奘をしたい、ひとりごてんをあゆむ)─唐五代宋初の讃と玄奘、義浄の讃  楊明璋 清代前期、媽祖信仰・祭祀の日本伝播とその伝承―ヨーロッパの東アジア進出も視野に入れて  松尾恒一 二、尊像の造形と伝承 信仰における図像と継承―敦煌に見られる山と天界の図像を中心として  荒見泰史 五臺山騎獅文殊尊像群の東漸と西漸―五臺山・比叡山・敦煌の尊像群から  白須淨眞 三、経典と物語、その伝播 『賢愚経』の伝播  髙井龍 『キツツキと獅子』説話の伝播と発展  梁麗玲 『仏母経』の流行から見る疑経の受容  岸田悠里 明代、南シナ海の海盗の活動と記憶―日本・中国大陸・東南アジアの宗教史跡をめぐって  松尾恒一

東アジアにおける旅の表象 異文化交流の文学史(アジア遊学182)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,640
王成・小峯和明 編、勉誠社、2015、224p、A5判
旅は非日常的な移動であり、時空間の差異と同時に精神意識に大きな変化をもたらす。
古典および近現代の文学、メディア、宗教、芸術など、様々な領域にみられる旅の表象について横断的に検証し、東アジアの文化交流史の一端を浮き彫りにする。
目次
序言 王成・小峯和明
Ⅰ 古典文学と旅の表象
天竺をめざした人々―異文化交流の文学史・求法と巡礼 小峯和明
日本古典文芸にみる玄奘三蔵の渡天説話 李銘敬
悪龍伝説の旅―『大唐西域記』と『弁暁説草』 高陽
【コラム】古代女性の旅と文学 張龍妹
『万葉集』における「家」と「旅」―「詠水江浦島子一首并短歌」を中心に 李満紅
平安京周辺の「山水景勝」の場における文学活動をめぐって―『本朝文粋』の詩序を手がかりに 高兵兵
江戸時代における徐福伝説の文献分析 呉偉明
【コラム】ある漢学者の旅による「王道」の伝法―塩谷温『王道は東より』を読む 趙京華
Ⅰ 古典文学と旅の表象
天竺をめざした人々―異文化交流の文学史・求法と巡礼 小峯和明
日本古典文芸にみる玄奘三蔵の渡天説話 李銘敬
悪龍伝説の旅―『大唐西域記』と『弁暁説草』 高陽
【コラム】古代女性の旅と文学 張龍妹
『万葉集』における「家」と「旅」―「詠水江浦島子一首并短歌」を中心に 李満紅
平安京周辺の「山水景勝」の場における文学活動をめぐって―『本朝文粋』の詩序を手がかりに 高兵兵
江戸時代における徐福伝説の文献分析 呉偉明
【コラム】ある漢学者の旅による「王道」の伝法―塩谷温『王道は東より』を読む 趙京華
ほか
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2,640
王成・小峯和明 編 、勉誠社 、2015 、224p 、A5判
旅は非日常的な移動であり、時空間の差異と同時に精神意識に大きな変化をもたらす。 古典および近現代の文学、メディア、宗教、芸術など、様々な領域にみられる旅の表象について横断的に検証し、東アジアの文化交流史の一端を浮き彫りにする。 目次 序言 王成・小峯和明 Ⅰ 古典文学と旅の表象 天竺をめざした人々―異文化交流の文学史・求法と巡礼 小峯和明 日本古典文芸にみる玄奘三蔵の渡天説話 李銘敬 悪龍伝説の旅―『大唐西域記』と『弁暁説草』 高陽 【コラム】古代女性の旅と文学 張龍妹 『万葉集』における「家」と「旅」―「詠水江浦島子一首并短歌」を中心に 李満紅 平安京周辺の「山水景勝」の場における文学活動をめぐって―『本朝文粋』の詩序を手がかりに 高兵兵 江戸時代における徐福伝説の文献分析 呉偉明 【コラム】ある漢学者の旅による「王道」の伝法―塩谷温『王道は東より』を読む 趙京華 Ⅰ 古典文学と旅の表象 天竺をめざした人々―異文化交流の文学史・求法と巡礼 小峯和明 日本古典文芸にみる玄奘三蔵の渡天説話 李銘敬 悪龍伝説の旅―『大唐西域記』と『弁暁説草』 高陽 【コラム】古代女性の旅と文学 張龍妹 『万葉集』における「家」と「旅」―「詠水江浦島子一首并短歌」を中心に 李満紅 平安京周辺の「山水景勝」の場における文学活動をめぐって―『本朝文粋』の詩序を手がかりに 高兵兵 江戸時代における徐福伝説の文献分析 呉偉明 【コラム】ある漢学者の旅による「王道」の伝法―塩谷温『王道は東より』を読む 趙京華 ほか

貸本問屋と貸本文化 娯楽的書籍の出版・流通・受容

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
11,000
松永瑠成 著、勉誠社、2025年2月、672p、A5判上製
江戸時代以降、日本国内における書籍の出版点数は年々増加し、それまで読書と縁のなかった層へも、次第に書籍が行き渡るようになっていった。
しかし、当時の書籍はそれほど安価でなく、蔵書として代々引き継がれていくだけの価値を有する学問的な書籍以外、たとえば娯楽的な読み物などを購入して読む人々はそう多くなかった。
そのような娯楽的書籍の流通・受容を支えたのが貸本文化である。
近世・近代に営業していた貸本屋の実態、また、貸本向けの書籍を出版・蔵版し、それらを卸す機能を有した貸本問屋の業態を、諸種の史料を用いて解明。
「貸本問屋→貸本屋→読者」という娯楽的書籍の出版・流通・受容の全容を明らかにする意欲作。

目次

序 章

第一部 貸本問屋の史的展開
 第一章 江戸・大坂における貸本屋組合の成立
 第二章 丁子屋平兵衛の躍進―貸本屋世話役から貸本問屋へ
 第三章 中本受容と大島屋伝右衛門
 第四章 大島屋伝右衛門と池田屋一統―売薬「処女香」を端緒として
 第五章 黎明期の初代大川屋錠吉
 第六章 赤本屋としての初代大川屋錠吉

第二部 貸本問屋の出版書目
 第一章 丁子屋平兵衛出版書目年表稿
 第二章 大島屋伝右衛門出版書目年表稿
 第三章 初代大川屋錠吉出版書目年表稿

第三部 貸本文化の変容とその諸相
 第一章 貸本屋の諸相
 第二章 誠光堂池田屋清吉の片影
 第三章 近代金沢における書籍受容と春田書店

終 章

あとがき
索 引

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11,000
松永瑠成 著 、勉誠社 、2025年2月 、672p 、A5判上製
江戸時代以降、日本国内における書籍の出版点数は年々増加し、それまで読書と縁のなかった層へも、次第に書籍が行き渡るようになっていった。 しかし、当時の書籍はそれほど安価でなく、蔵書として代々引き継がれていくだけの価値を有する学問的な書籍以外、たとえば娯楽的な読み物などを購入して読む人々はそう多くなかった。 そのような娯楽的書籍の流通・受容を支えたのが貸本文化である。 近世・近代に営業していた貸本屋の実態、また、貸本向けの書籍を出版・蔵版し、それらを卸す機能を有した貸本問屋の業態を、諸種の史料を用いて解明。 「貸本問屋→貸本屋→読者」という娯楽的書籍の出版・流通・受容の全容を明らかにする意欲作。 目次 序 章 第一部 貸本問屋の史的展開  第一章 江戸・大坂における貸本屋組合の成立  第二章 丁子屋平兵衛の躍進―貸本屋世話役から貸本問屋へ  第三章 中本受容と大島屋伝右衛門  第四章 大島屋伝右衛門と池田屋一統―売薬「処女香」を端緒として  第五章 黎明期の初代大川屋錠吉  第六章 赤本屋としての初代大川屋錠吉 第二部 貸本問屋の出版書目  第一章 丁子屋平兵衛出版書目年表稿  第二章 大島屋伝右衛門出版書目年表稿  第三章 初代大川屋錠吉出版書目年表稿 第三部 貸本文化の変容とその諸相  第一章 貸本屋の諸相  第二章 誠光堂池田屋清吉の片影  第三章 近代金沢における書籍受容と春田書店 終 章 あとがき 索 引 納入までに3週間ほどかかります。

中世の荘園空間と現代 備中国新見荘の水利・地名・たたら(アジア遊学 178 )

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,200
海老澤衷ほか編、勉誠出版、2014.年12月、227p、A5判

備中国新見荘は、生産・生活の空間としていかなる 地域社会を形成してきたのか。
下地中分の分析から荘園領主や百姓の活動の実態を 明らかにするとともに、 文献史料とフィールドワークによる複合的な現地調査を通して 中世期の灌漑や地名を復原し、地域的特質を明らかにする。
また、古来より製鉄地として栄え、 荘園開発とも密接に結びついた当地の 「たたら製鉄」の復原事業を取り上げ、 伝統的村落の保存にむけた取り組みを紹介する。
目次
まえがき 海老澤衷
Ⅰ 現地からの荘園復原
現地調査にみる新見荘三職―西方・金谷地区の水利と地名― 土山祐之
上市地区の地名・水利に見る地頭方の動向―高梁川流域を中心に― 久下沼譲
公文大中臣氏と製鉄による集落および水田の形成―坂本・千屋地区― 大島創
高瀬・釜村の信仰・水利・下地中分―氷室神社と亀尾神社― 飯分徹・海老澤衷
Ⅱ 古文書からの荘園復原
 鎌倉期における新見荘の地名と下地中分 高橋傑
新見荘田所職文書案をめぐって 宮﨑肇 
室町期荘園の「荘主」群像 清水克行
中世百姓の身分意識―一四・五世紀の百姓申状を中心に 高橋敏子
Ⅲ 荘園の記録作成と伝統文化の継承
備中国新見荘の調査と「多層荘園記録システム」 海老澤衷
荘園調査成果の共有をめざして 井上聡 
中世たたらの操業 藤井勲
新見市たたら再現事業の経緯 白石祐司
あとがき  清水克行

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2,200
海老澤衷ほか編 、勉誠出版 、2014.年12月 、227p 、A5判
備中国新見荘は、生産・生活の空間としていかなる 地域社会を形成してきたのか。 下地中分の分析から荘園領主や百姓の活動の実態を 明らかにするとともに、 文献史料とフィールドワークによる複合的な現地調査を通して 中世期の灌漑や地名を復原し、地域的特質を明らかにする。 また、古来より製鉄地として栄え、 荘園開発とも密接に結びついた当地の 「たたら製鉄」の復原事業を取り上げ、 伝統的村落の保存にむけた取り組みを紹介する。 目次 まえがき 海老澤衷 Ⅰ 現地からの荘園復原 現地調査にみる新見荘三職―西方・金谷地区の水利と地名― 土山祐之 上市地区の地名・水利に見る地頭方の動向―高梁川流域を中心に― 久下沼譲 公文大中臣氏と製鉄による集落および水田の形成―坂本・千屋地区― 大島創 高瀬・釜村の信仰・水利・下地中分―氷室神社と亀尾神社― 飯分徹・海老澤衷 Ⅱ 古文書からの荘園復原  鎌倉期における新見荘の地名と下地中分 高橋傑 新見荘田所職文書案をめぐって 宮﨑肇  室町期荘園の「荘主」群像 清水克行 中世百姓の身分意識―一四・五世紀の百姓申状を中心に 高橋敏子 Ⅲ 荘園の記録作成と伝統文化の継承 備中国新見荘の調査と「多層荘園記録システム」 海老澤衷 荘園調査成果の共有をめざして 井上聡  中世たたらの操業 藤井勲 新見市たたら再現事業の経緯 白石祐司 あとがき  清水克行 納入までに3週間ほどかかります。

体制移行期の人権回復と正義 <平和研究 第38号>

フォルモサ書院
 大阪府大阪市北区天神橋3-2-31 小西ビル2階
1,800 (送料:¥220~)
日本平和学会【編】、早稲田大学出版部、2012年、159p、21cm(A5)
●本体:経年並(書込み等見受けられず)
●カバー:少ヨゴレ

【送料】❶クリックポストにて発送予定
■■【店舗休業日】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 4月5日~7日 この期間の在庫確認や発送は4月8日となりますので、了承の上、ご注文願います。 ◆インボイス対応なし 【送料】 ❶クリックポスト(+220円)  ❷レターパックライト(+430円) ❸レターパックプラス(+600円) ❹ゆうパック(適宜・補償有)
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日本平和学会【編】 、早稲田大学出版部 、2012年 、159p 、21cm(A5)
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南方熊楠と日本文学

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
7,370
伊藤慎吾 著、勉誠出版、2020年3月、408p、B5判・上製
人文学黎明期に、熊楠は日本文学にどのような価値を見出し、学問に利用していったのか?
近代における諸学問の形成の時期に在野にありながら数多くの論考を展開した南方熊楠。その論考の多くには、文学作品が資料として使われており、そこには今日でも通用する見解が散見される。
熊楠が研究の基礎とした近世随筆・説話集、お伽草子や近世怪談などの資料群を精査し、近代前期における人文学の展開の中に位置付け、看過されてきたアイディア、研究のオリジナリティを発掘することにより、これからの日本文学研究の可能性を提示する。
熊楠自筆『熊野の本地』・「横山重書簡」・「横山重寄贈本書入れ」・南方熊楠顕彰館所蔵『絵巻物断簡』などの貴重資料の翻刻も多数収録。

目次

序論 南方熊楠と日本文学

第一部 古代・中世文学の受容
第一章 南方熊楠の文学史的認識
第二章 横山重と南方熊楠―お伽草子資料をめぐって―
第三章 南方熊楠書写『熊野の本地』の性格
第四章 南方熊楠『蛤の草紙』論の構想
補論 折口信夫の壱岐調査と文学史

第二部 近世文学の受容
第一章 南方熊楠の妖怪研究と近世説話資料
第二章 南方熊楠と近世期翻案系怪談
第三章 南方熊楠と『甲子夜話』
第四章 妖怪研究と説話・民俗―西牟婁郡江住村のネコマタに及ぶ―
第五章 南方熊楠の妖怪名彙〈鬼〉について
付論 文芸創作について

第三部 資料編
1 『熊野廼縁起』
2 横山重書簡・翻字資料
3 横山重寄贈本書入れ
4 南方熊楠顕彰館所蔵『絵巻物断簡』影印と翻刻

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7,370
伊藤慎吾 著 、勉誠出版 、2020年3月 、408p 、B5判・上製
人文学黎明期に、熊楠は日本文学にどのような価値を見出し、学問に利用していったのか? 近代における諸学問の形成の時期に在野にありながら数多くの論考を展開した南方熊楠。その論考の多くには、文学作品が資料として使われており、そこには今日でも通用する見解が散見される。 熊楠が研究の基礎とした近世随筆・説話集、お伽草子や近世怪談などの資料群を精査し、近代前期における人文学の展開の中に位置付け、看過されてきたアイディア、研究のオリジナリティを発掘することにより、これからの日本文学研究の可能性を提示する。 熊楠自筆『熊野の本地』・「横山重書簡」・「横山重寄贈本書入れ」・南方熊楠顕彰館所蔵『絵巻物断簡』などの貴重資料の翻刻も多数収録。 目次 序論 南方熊楠と日本文学 第一部 古代・中世文学の受容 第一章 南方熊楠の文学史的認識 第二章 横山重と南方熊楠―お伽草子資料をめぐって― 第三章 南方熊楠書写『熊野の本地』の性格 第四章 南方熊楠『蛤の草紙』論の構想 補論 折口信夫の壱岐調査と文学史 第二部 近世文学の受容 第一章 南方熊楠の妖怪研究と近世説話資料 第二章 南方熊楠と近世期翻案系怪談 第三章 南方熊楠と『甲子夜話』 第四章 妖怪研究と説話・民俗―西牟婁郡江住村のネコマタに及ぶ― 第五章 南方熊楠の妖怪名彙〈鬼〉について 付論 文芸創作について 第三部 資料編 1 『熊野廼縁起』 2 横山重書簡・翻字資料 3 横山重寄贈本書入れ 4 南方熊楠顕彰館所蔵『絵巻物断簡』影印と翻刻 納入までに3週間ほどかかります。

移行期の東海地域史: 中世・近世・近代を架橋する

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
8,800
渡辺尚志 編、勉誠出版、2016年11月、384 頁、A5判・上製
納入までに3週間ほどかかります。

転換期に列島の中心でなにが起こったか
日本列島の中心に位置し、東日本と西日本をつなぐ要衝、東海地域。
東海道という交通の大動脈が通り、地形的にも個性と多様性に富んだ当地は、時代の転換期においても特筆すべき展開を有していた。
中世から近世、近世から近代というふたつの移行期を、同一地域において通時的に捉え、政治・経済・文化など多様な角度から読み解くことで、時代の枠組みを越える研究の視角を提示する。

目次

はじめに 渡辺尚志

第一編 移行期の伊豆漁村
第一章 戦国期領域権力下における土豪層の変質と地域社会 水林純
第二章 海辺の村の一七世紀―伊豆国君沢郡長浜村を事例として 渡辺尚志
第三章 近世後期~明治初期、津元家の存在実態とその背景に関する再考察―長浜村大川(屋号大屋)家を事例として 中村只吾

第二編 移行期の遠江国西部地域
第四章 蒲御厨における地域社会の一様相―〈目安〉の検討を通じて 松本尚之
第五章 「境目」の地域権力と戦国大名―遠州引間飯尾氏と今川氏 糟谷幸裕
第六章 中近世移行期遠江国気賀宿における伝馬問屋の動向 荒木美緒知
第七章 遠州報国隊の歴史的前提 夏目琢史
第八章 金原明善の天竜川治水構想と地域社会―近代移行期「名望家」の営みとその経済史的意義をめぐって 伴野文亮

あとがき 渡辺尚志
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8,800
渡辺尚志 編 、勉誠出版 、2016年11月 、384 頁 、A5判・上製
納入までに3週間ほどかかります。 転換期に列島の中心でなにが起こったか 日本列島の中心に位置し、東日本と西日本をつなぐ要衝、東海地域。 東海道という交通の大動脈が通り、地形的にも個性と多様性に富んだ当地は、時代の転換期においても特筆すべき展開を有していた。 中世から近世、近世から近代というふたつの移行期を、同一地域において通時的に捉え、政治・経済・文化など多様な角度から読み解くことで、時代の枠組みを越える研究の視角を提示する。 目次 はじめに 渡辺尚志 第一編 移行期の伊豆漁村 第一章 戦国期領域権力下における土豪層の変質と地域社会 水林純 第二章 海辺の村の一七世紀―伊豆国君沢郡長浜村を事例として 渡辺尚志 第三章 近世後期~明治初期、津元家の存在実態とその背景に関する再考察―長浜村大川(屋号大屋)家を事例として 中村只吾 第二編 移行期の遠江国西部地域 第四章 蒲御厨における地域社会の一様相―〈目安〉の検討を通じて 松本尚之 第五章 「境目」の地域権力と戦国大名―遠州引間飯尾氏と今川氏 糟谷幸裕 第六章 中近世移行期遠江国気賀宿における伝馬問屋の動向 荒木美緒知 第七章 遠州報国隊の歴史的前提 夏目琢史 第八章 金原明善の天竜川治水構想と地域社会―近代移行期「名望家」の営みとその経済史的意義をめぐって 伴野文亮 あとがき 渡辺尚志 執筆者一覧

詩歌とイメージ - 江戸の版本・一枚摺にみる夢

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
17,600
中野三敏 監修/河野実 編、勉誠出版、2013年5月、500 頁、A5判・上製
納入までに3週間ほどかかります。
日本近世の出版文化に見る詩歌と絵の交響
「詩歌(和歌・狂歌・俳諧・漢詩)」と「イメージ」が響き合う近世の諸作を、画と文の連関・絵師と俳諧師との関わり・制作に携わった版元や彫師など、多角的な視点から捉え、国文学・美術史の最新の知見を示す。

目次

はじめに 中野三敏 
多色摺り絵俳書について 雲英末雄

一 江戸初期の諸相
菱川派における歌仙絵の制作について―古典画題の俗化― 阿美古理恵
歌書の刊・印・修―『百人一首像讃抄』の場合― 神作研一
英派の絵俳書 佐々木英理子

二 江戸中期の彩り
錦絵が絵本になる時―鱗形屋・蔦屋とその周辺― 浅野秀剛
若冲と大典―「素絢石冊」、「玄圃瑤華」の画と詩― 門脇むつみ
画譜の中の漢詩―『建氏画苑』を中心に― 池澤一郎
鈴木春信の雅―古典和歌と錦絵― 田辺昌子
北尾重政の絵入俳書―さまざまな画文交響― 日野原健司
西村定雅の秋懐紙―寛政期の京都絵俳書― 田邉菜穂子
上方絵師と狂歌絵本―丹羽桃溪と宮本君山を中心に― 高杉志緒
北斎画『絵本隅田川両岸一覧』の刊年をめぐって 小林ふみ子

三 江戸後期から明治期への展開
上方の大奉書一枚刷り摺物 中野三敏
俳諧摺物の書肆に関する予備調査 スコット・ジョンソン
近世後期俳諧一枚摺事情―松幺斎丁知を例として― 伊藤善隆
明治前期の俳諧摺物事情―庄司唫風『花鳥日記』から― 加藤定彦

【資料】彩色への道を開いた黎明期の刻工たち―彫師吉田宇白を中心に― 河野実

あとがき 河野実
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17,600
中野三敏 監修/河野実 編 、勉誠出版 、2013年5月 、500 頁 、A5判・上製
納入までに3週間ほどかかります。 日本近世の出版文化に見る詩歌と絵の交響 「詩歌(和歌・狂歌・俳諧・漢詩)」と「イメージ」が響き合う近世の諸作を、画と文の連関・絵師と俳諧師との関わり・制作に携わった版元や彫師など、多角的な視点から捉え、国文学・美術史の最新の知見を示す。 目次 はじめに 中野三敏  多色摺り絵俳書について 雲英末雄 一 江戸初期の諸相 菱川派における歌仙絵の制作について―古典画題の俗化― 阿美古理恵 歌書の刊・印・修―『百人一首像讃抄』の場合― 神作研一 英派の絵俳書 佐々木英理子 二 江戸中期の彩り 錦絵が絵本になる時―鱗形屋・蔦屋とその周辺― 浅野秀剛 若冲と大典―「素絢石冊」、「玄圃瑤華」の画と詩― 門脇むつみ 画譜の中の漢詩―『建氏画苑』を中心に― 池澤一郎 鈴木春信の雅―古典和歌と錦絵― 田辺昌子 北尾重政の絵入俳書―さまざまな画文交響― 日野原健司 西村定雅の秋懐紙―寛政期の京都絵俳書― 田邉菜穂子 上方絵師と狂歌絵本―丹羽桃溪と宮本君山を中心に― 高杉志緒 北斎画『絵本隅田川両岸一覧』の刊年をめぐって 小林ふみ子 三 江戸後期から明治期への展開 上方の大奉書一枚刷り摺物 中野三敏 俳諧摺物の書肆に関する予備調査 スコット・ジョンソン 近世後期俳諧一枚摺事情―松幺斎丁知を例として― 伊藤善隆 明治前期の俳諧摺物事情―庄司唫風『花鳥日記』から― 加藤定彦 【資料】彩色への道を開いた黎明期の刻工たち―彫師吉田宇白を中心に― 河野実 あとがき 河野実

中国古典文学に描かれた厠・井戸・簪(オンデマンド版)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
13,200
山崎藍 著、勉誠出版、2023、336p、A5判・上製
発送までに4週間ほどかかります

民俗学的視点に基づく考察
「境界」を探る―
中国古典文学に描かれる厠や井戸、それにまつわる道具や、井戸の周囲などを「めぐる」という行為には、どのような観念が存在していたのか。
「異空間」のひとつとしても位置づけられている厠、そして厠神の存在。文言小説で描かれる「境界としての井戸」の発想を用いて作られた元稹の「夢井」。白居易「長恨歌」におけるかんざし描写の独自性…古代中国の人々がそれらの場所・道具・行為をどのように認識し、如何にその象徴性を詩歌に反映させたかを綿密な資料調査と分析から考察する。
従来、等閑視されてきた民俗学的視点から、詩歌研究の新たな可能性を探る快著。

目 次

緒 言

第一章 正と負の厠神―中国における厠観―

第二章 元稹「夢井」考―中国における井戸観―

第三章 元稹「夢井」における「遶井」の意味―死者を悼む旋回儀礼―

第四章 李白「長干行二首 其一」における「遶牀」―婚姻に関する旋回儀礼―

第五章 李賀「後園鑿井」考―釣瓶と轆轤に託されたもの―

第六章 白居易「長恨歌」の試み―かんざしの喪失と破鏡重円故事―

附 流れる汗・にじむ汗―白居易における舞妓の汗描写を中心に―

補論一 京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注―「醴泉」「井」―

補論二 日本の古典文学における井戸描写概説

結 語
あとがき
主要参考文献一覧
英文摘要・中文摘要
索引 (人名索引・作品名索引・書名索引)
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13,200
山崎藍 著 、勉誠出版 、2023 、336p 、A5判・上製
発送までに4週間ほどかかります 民俗学的視点に基づく考察 「境界」を探る― 中国古典文学に描かれる厠や井戸、それにまつわる道具や、井戸の周囲などを「めぐる」という行為には、どのような観念が存在していたのか。 「異空間」のひとつとしても位置づけられている厠、そして厠神の存在。文言小説で描かれる「境界としての井戸」の発想を用いて作られた元稹の「夢井」。白居易「長恨歌」におけるかんざし描写の独自性…古代中国の人々がそれらの場所・道具・行為をどのように認識し、如何にその象徴性を詩歌に反映させたかを綿密な資料調査と分析から考察する。 従来、等閑視されてきた民俗学的視点から、詩歌研究の新たな可能性を探る快著。 目 次 緒 言 第一章 正と負の厠神―中国における厠観― 第二章 元稹「夢井」考―中国における井戸観― 第三章 元稹「夢井」における「遶井」の意味―死者を悼む旋回儀礼― 第四章 李白「長干行二首 其一」における「遶牀」―婚姻に関する旋回儀礼― 第五章 李賀「後園鑿井」考―釣瓶と轆轤に託されたもの― 第六章 白居易「長恨歌」の試み―かんざしの喪失と破鏡重円故事― 附 流れる汗・にじむ汗―白居易における舞妓の汗描写を中心に― 補論一 京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注―「醴泉」「井」― 補論二 日本の古典文学における井戸描写概説 結 語 あとがき 主要参考文献一覧 英文摘要・中文摘要 索引 (人名索引・作品名索引・書名索引)

知っておきたい和食の文化

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
佐藤洋一郎 編、勉誠社、2022、396p、46判
日本人と外国人にとっての和食はどう違うのか? 
江戸時代の人々はどのような料理を食べていたのか?
鯨食は日本の伝統文化なのか?
そもそも和食って何?
一口に和食といっても、その意味するところは、地域や国によって様々である。
本書では、伝統的な日本の食文化を「和食文化」と定義し、様々な謎や疑問について、歴史や材料など多角的に探り、文化を守る取り組みも紹介する。
目次
はじめに 佐藤洋一郎
和食の空間・和食のいろいろ
第1章 外から見た和食 アイスン・ウヤル槙林
第2章 東の和食、西の和食 佐藤洋一郎
対談 佐藤洋一郎×熊谷真菜―「コナモンは和食である」 
コラム 外国人の見た和食 朝倉敏夫
コラム 関西のパン事情 柿木央久
和食の歴史・和食の変遷
第3章 江戸時代から学ぶ「未来の食」 鎌谷かおる・野中朋美
第4章 戦後家庭料理の変遷―「社会が変わる・台所が変わる」 奥村彪生
第5章 鯨食の地域性と保守性―コールドチェーンが変えた鯨食文化 赤嶺淳
和食の材料
第6章 和食と魚 石川智士
第7章 和食は、どのように作られるのか? 佐藤洋一郎・石川智士
第8章 和食科学分野の研究テーマの見つけ方と進め方 中村考志
コラム 「はりはり鍋」は和食文化における健康増進の知恵? 中村考志
和食の思想・宗教・教育
第9章 和食と宗教 末原達郎
第10章 和食とサービス 平本毅
第11章 茄子の花と食育 櫻井要
第12章 和食と教養 濱崎加奈子
第13章 和食の総合政策 新川達郎
ほか
納入までに3週間ほどかかります。
かごに入れる
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3,080
佐藤洋一郎 編 、勉誠社 、2022 、396p 、46判
日本人と外国人にとっての和食はどう違うのか?  江戸時代の人々はどのような料理を食べていたのか? 鯨食は日本の伝統文化なのか? そもそも和食って何? 一口に和食といっても、その意味するところは、地域や国によって様々である。 本書では、伝統的な日本の食文化を「和食文化」と定義し、様々な謎や疑問について、歴史や材料など多角的に探り、文化を守る取り組みも紹介する。 目次 はじめに 佐藤洋一郎 和食の空間・和食のいろいろ 第1章 外から見た和食 アイスン・ウヤル槙林 第2章 東の和食、西の和食 佐藤洋一郎 対談 佐藤洋一郎×熊谷真菜―「コナモンは和食である」  コラム 外国人の見た和食 朝倉敏夫 コラム 関西のパン事情 柿木央久 和食の歴史・和食の変遷 第3章 江戸時代から学ぶ「未来の食」 鎌谷かおる・野中朋美 第4章 戦後家庭料理の変遷―「社会が変わる・台所が変わる」 奥村彪生 第5章 鯨食の地域性と保守性―コールドチェーンが変えた鯨食文化 赤嶺淳 和食の材料 第6章 和食と魚 石川智士 第7章 和食は、どのように作られるのか? 佐藤洋一郎・石川智士 第8章 和食科学分野の研究テーマの見つけ方と進め方 中村考志 コラム 「はりはり鍋」は和食文化における健康増進の知恵? 中村考志 和食の思想・宗教・教育 第9章 和食と宗教 末原達郎 第10章 和食とサービス 平本毅 第11章 茄子の花と食育 櫻井要 第12章 和食と教養 濱崎加奈子 第13章 和食の総合政策 新川達郎 ほか 納入までに3週間ほどかかります。

新装版 唐物と東アジア 舶載品をめぐる文化交流史

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,200
河添房江・皆川雅樹 編、勉誠出版、2016年2月、208 頁、A5判並製
固定的な東アジア観の超越を目指す
唐物とよばれる舶載品は、奈良から平安、そして中世や近世まで、どのように受容され、日本文化史に息づいているのだろうか。
唐物交易の時代的変遷とその実態からみた異国との交流史、唐物を結節点とする漢と和の関係性への分析、人物とその権力の表象としての唐物の関係性について美術品や歴史資料のみならず、文学資料も用いて明らかにする。

※河添房江・皆川雅樹(編)『唐物と東アジア―舶載品をめぐる文化交流史』 (「アジア遊学」147号(2011年11月)の新装版。

<目次>

序にかえて 河添房江 
「唐物」研究と「東アジア」的視点―日本古代・中世史研究を中心として 皆川雅樹 
日本美術としての「唐物」 島尾新 
【コラム】唐物と日本の古代中世 五味文彦 
奈良時代と「唐物」 森公章 
上代の舶載品をめぐる文化史 河添房江 
『万葉集』と古代の遊戯―双六・打毬・かりうち 垣見修司 
平安時代と唐物 シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア 
算賀・法会の中の茶文化と『源氏物語』―書かれざる唐物 末沢明子 
【コラム】唐物としての書物 小島毅 
唐物としての黄山谷 前田雅之 
中世唐物再考―記録された唐物 古川元也 
戦国織豊期の唐物―唐物から名物へ 竹本千鶴 
【コラム】唐物と虚栄心の話をしよう! 上野誠 
江戸時代の唐物と日蘭貿易 石田千尋 
琉球使節の唐旅と文化交流 真栄平房昭 
新装版 あとがき 皆川雅樹 
執筆者一覧

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2,200
河添房江・皆川雅樹 編 、勉誠出版 、2016年2月 、208 頁 、A5判並製
固定的な東アジア観の超越を目指す 唐物とよばれる舶載品は、奈良から平安、そして中世や近世まで、どのように受容され、日本文化史に息づいているのだろうか。 唐物交易の時代的変遷とその実態からみた異国との交流史、唐物を結節点とする漢と和の関係性への分析、人物とその権力の表象としての唐物の関係性について美術品や歴史資料のみならず、文学資料も用いて明らかにする。 ※河添房江・皆川雅樹(編)『唐物と東アジア―舶載品をめぐる文化交流史』 (「アジア遊学」147号(2011年11月)の新装版。 <目次> 序にかえて 河添房江  「唐物」研究と「東アジア」的視点―日本古代・中世史研究を中心として 皆川雅樹  日本美術としての「唐物」 島尾新  【コラム】唐物と日本の古代中世 五味文彦  奈良時代と「唐物」 森公章  上代の舶載品をめぐる文化史 河添房江  『万葉集』と古代の遊戯―双六・打毬・かりうち 垣見修司  平安時代と唐物 シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア  算賀・法会の中の茶文化と『源氏物語』―書かれざる唐物 末沢明子  【コラム】唐物としての書物 小島毅  唐物としての黄山谷 前田雅之  中世唐物再考―記録された唐物 古川元也  戦国織豊期の唐物―唐物から名物へ 竹本千鶴  【コラム】唐物と虚栄心の話をしよう! 上野誠  江戸時代の唐物と日蘭貿易 石田千尋  琉球使節の唐旅と文化交流 真栄平房昭  新装版 あとがき 皆川雅樹  執筆者一覧 納入までに3週間ほどかかります。

長崎・東西文化交渉史の舞台 ポルトガル時代 オランダ時代

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
16,500
若木 太一編、勉誠出版、2013、375p
江戸と中国、朝鮮と琉球をつなぐ同心円の中心に位置し、東シナ海における当時の国際交流の中心地であった長崎という「場」に着目、人・モノ・文化の結節点において紡がれた歴史・文化の諸相を描き出す。本冊では、ポルトガル・オランダとの交流にスポットを当て、長崎、そして日本の文化に大きな影響を与えたキリスト教や科学・医学など西欧の技術や思想の浸透・影響度を多角的に論じる。
目次
第1部 ポルトガル時代(教会のある町長崎
日本のセミナリヨ・コレジヨにおける国際人教育
南蛮系宇宙論の成立と展開
天正遣欧使節と千々石ミゲル-何故にミゲルは棄教したのか?
カクレキリシタンにおけるオラショの変容とその意義について
ヨーロッパの図書館・文書館の長崎関係キリシタン資料
日本におけるキリシタン墓碑の様相)
第2部 オランダ時代(平戸オランダ商館の設置前後
儒医向井元升と西洋医学・薬学の受容について
出島商館長クライヤーによる日本植物研究
オランダ通詞富永仁兵衛とVOCの情報収集
長崎遊学者のその後-梅園・玄沢・江漢を中心に
志筑忠雄訳「鎖国論」の流布と影響
長崎から発信された翻訳世界と近代への志向-アヘン戦争と清屈服後の十九世紀国際環境の中で
シーボルトの日本研究とその支援者としての美馬順三ならびに吉雄権之助
『慶賀魚図』とシーボルト・ビュルガーの日本魚類研究
近代的な科学技術と医学の組織的導入-海軍伝習
シーボルト事件と幕末の国学)
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16,500
若木 太一編 、勉誠出版 、2013 、375p
江戸と中国、朝鮮と琉球をつなぐ同心円の中心に位置し、東シナ海における当時の国際交流の中心地であった長崎という「場」に着目、人・モノ・文化の結節点において紡がれた歴史・文化の諸相を描き出す。本冊では、ポルトガル・オランダとの交流にスポットを当て、長崎、そして日本の文化に大きな影響を与えたキリスト教や科学・医学など西欧の技術や思想の浸透・影響度を多角的に論じる。 目次 第1部 ポルトガル時代(教会のある町長崎 日本のセミナリヨ・コレジヨにおける国際人教育 南蛮系宇宙論の成立と展開 天正遣欧使節と千々石ミゲル-何故にミゲルは棄教したのか? カクレキリシタンにおけるオラショの変容とその意義について ヨーロッパの図書館・文書館の長崎関係キリシタン資料 日本におけるキリシタン墓碑の様相) 第2部 オランダ時代(平戸オランダ商館の設置前後 儒医向井元升と西洋医学・薬学の受容について 出島商館長クライヤーによる日本植物研究 オランダ通詞富永仁兵衛とVOCの情報収集 長崎遊学者のその後-梅園・玄沢・江漢を中心に 志筑忠雄訳「鎖国論」の流布と影響 長崎から発信された翻訳世界と近代への志向-アヘン戦争と清屈服後の十九世紀国際環境の中で シーボルトの日本研究とその支援者としての美馬順三ならびに吉雄権之助 『慶賀魚図』とシーボルト・ビュルガーの日本魚類研究 近代的な科学技術と医学の組織的導入-海軍伝習 シーボルト事件と幕末の国学)

儒教儀礼と近世日本社会―闇斎学派の『家礼』実践

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
10,450
松川雅信 著、勉誠出版、2020年7月、440p、A5判・上製
「近世日本にとって儒教儀礼とは何であったのか―」
科挙のような儒教的制度を有さない他方、仏教によって葬儀や祭祀が主導されていた近世日本社会。そうした社会を生きる儒者達は、儒教儀礼、殊に東アジアで絶大な影響力を誇った『家礼』記載の喪祭礼を、どのように捉え、そしていかにして実践しようと試みていたのか。
長期間にわたってこの問題と真摯に向き合い続けた、山崎闇斎を学祖とする闇斎学派に着目、思想と社会とが様々に交錯する現場に立ち入ることで、これまで見落とされてきた近世日本儒教の新しい一面を照らし出す。

目 次

凡 例

序 章
  一、問題設定
  二、先行研究―儒礼の不在から実在へ
  三、課題―近世日本社会との関係性
  四、素材―闇斎学派であることの意義
  五、『家礼』とは何か―前提と特徴
  六、本書の構成

第一部 浅見絅斎とその周辺

 第一章 「此方ナリ」の『家礼』実践―基軸としての「本」と「文」

 第二章 「物ナリ」の思考―「格物」と喪礼実践

 第三章 「心ノ理ナリ」による来格―鬼神論と祭礼実践

第二部 闇斎学派の地域展開と『家礼』実践―尾張と上総を中心に

 第四章 尾張藩の学問所と『家礼』―蟹養斎による喪祭礼実践の教導

 第五章 寺請・寺檀体制下の『家礼』実践―中村習斎と尾張崎門派

 第六章 「反徂徠」と『家礼』実践―稲葉黙斎と上総道学

 終 章

あとがき
索 引

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10,450
松川雅信 著 、勉誠出版 、2020年7月 、440p 、A5判・上製
「近世日本にとって儒教儀礼とは何であったのか―」 科挙のような儒教的制度を有さない他方、仏教によって葬儀や祭祀が主導されていた近世日本社会。そうした社会を生きる儒者達は、儒教儀礼、殊に東アジアで絶大な影響力を誇った『家礼』記載の喪祭礼を、どのように捉え、そしていかにして実践しようと試みていたのか。 長期間にわたってこの問題と真摯に向き合い続けた、山崎闇斎を学祖とする闇斎学派に着目、思想と社会とが様々に交錯する現場に立ち入ることで、これまで見落とされてきた近世日本儒教の新しい一面を照らし出す。 目 次 凡 例 序 章   一、問題設定   二、先行研究―儒礼の不在から実在へ   三、課題―近世日本社会との関係性   四、素材―闇斎学派であることの意義   五、『家礼』とは何か―前提と特徴   六、本書の構成 第一部 浅見絅斎とその周辺  第一章 「此方ナリ」の『家礼』実践―基軸としての「本」と「文」  第二章 「物ナリ」の思考―「格物」と喪礼実践  第三章 「心ノ理ナリ」による来格―鬼神論と祭礼実践 第二部 闇斎学派の地域展開と『家礼』実践―尾張と上総を中心に  第四章 尾張藩の学問所と『家礼』―蟹養斎による喪祭礼実践の教導  第五章 寺請・寺檀体制下の『家礼』実践―中村習斎と尾張崎門派  第六章 「反徂徠」と『家礼』実践―稲葉黙斎と上総道学  終 章 あとがき 索 引 納入までに3週間ほどかかります。

幕末明治の社会変容と詩歌

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 福岡県福岡市博多区中呉服町
10,450
青山英正 著、勉誠出版、2020年2月、496 頁、A5判・上製
したたかな〈うたの力〉
社会的・文化的に最も劇的な変容を遂げた幕末明治期において、「詩」や「歌」なるものは、いかなる政治的社会的役割を担ったのか。これらの文芸ジャンルに何が期待され、その概念に託されたものは一体何だったのか―。
前近代以来継承された伝統文芸としての和歌、そして明治十年代に欧米詩の模倣から始まった新体詩の展開を、前近代から近代へと続く史的展開のなかに位置づけ、政治史や思想史・社会史・文化史など複合的な視点から、社会的行為としての文芸の営みを鮮やかに描き出す快著。

納入までに3週間ほどかかります。

<目次>

第1部 幕末明治の政治と和歌(孝明天皇と古今伝受―附・幕末古今伝受関係年表;近世後期の和学における和歌と教化;幕末の仙台における藩政と和歌―保田光則編『訓誡歌集』をめぐって;国体と和歌―水戸藩による『明倫歌集』の編纂について;教導職の万葉選歌―国民教化と和歌)

第2部 “草莽”と和歌(連鎖する志―安政の大獄における水戸“義民”の詠歌;尊王攘夷歌の史的位置―『新葉集』受容と幕末の類題集;志士の歌を読む;幕末の志士はなぜ和歌を詠んだのか―漢詩文化の中の和歌;振気から教化へ―勤王志士詩歌集のゆくえ)

第3部 新体詩と「歌」(『新体詩抄』における「歌」;『新体詩歌』の出版を支えた人々;近世韻文としての新体詩―『新体詩抄』と『新体詩歌』をめぐって;七五調の幕末明治―今様評価の変遷と加藤桜老編『古今今様集』;与謝野晶子の星の歌―『みだれ髪』と土井晩翠)
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可 適格請求
10,450
青山英正 著 、勉誠出版 、2020年2月 、496 頁 、A5判・上製
したたかな〈うたの力〉 社会的・文化的に最も劇的な変容を遂げた幕末明治期において、「詩」や「歌」なるものは、いかなる政治的社会的役割を担ったのか。これらの文芸ジャンルに何が期待され、その概念に託されたものは一体何だったのか―。 前近代以来継承された伝統文芸としての和歌、そして明治十年代に欧米詩の模倣から始まった新体詩の展開を、前近代から近代へと続く史的展開のなかに位置づけ、政治史や思想史・社会史・文化史など複合的な視点から、社会的行為としての文芸の営みを鮮やかに描き出す快著。 納入までに3週間ほどかかります。 <目次> 第1部 幕末明治の政治と和歌(孝明天皇と古今伝受―附・幕末古今伝受関係年表;近世後期の和学における和歌と教化;幕末の仙台における藩政と和歌―保田光則編『訓誡歌集』をめぐって;国体と和歌―水戸藩による『明倫歌集』の編纂について;教導職の万葉選歌―国民教化と和歌) 第2部 “草莽”と和歌(連鎖する志―安政の大獄における水戸“義民”の詠歌;尊王攘夷歌の史的位置―『新葉集』受容と幕末の類題集;志士の歌を読む;幕末の志士はなぜ和歌を詠んだのか―漢詩文化の中の和歌;振気から教化へ―勤王志士詩歌集のゆくえ) 第3部 新体詩と「歌」(『新体詩抄』における「歌」;『新体詩歌』の出版を支えた人々;近世韻文としての新体詩―『新体詩抄』と『新体詩歌』をめぐって;七五調の幕末明治―今様評価の変遷と加藤桜老編『古今今様集』;与謝野晶子の星の歌―『みだれ髪』と土井晩翠)

明治が歴史になったときー史学史としての大久保利謙(アジア遊学248)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
佐藤雄基 編、勉誠出版、2020年6月、240p、A5判
歴史学は「過去」を対象とする学問である。
歴史家が「明治時代」を新たに学問の対象としたとき、そこではどのような営為がおこなわれていたのか。
近代の政治家、官僚、軍人などの個人文書を収集・公開する国立国会図書館憲政資料室の創設に関わり、数々の史料編纂等、研究のための史料環境の整備に尽力した、日本近代史研究の先駆者である大久保利謙。
その足跡を史学史・史料論・蔵書論の観点を交え検証し、日本近代史研究の誕生の瞬間を描き出す。

目次

序 論  佐藤雄基

第一部 「明治」が歴史になるとき
 大久保利謙と戦後日本近代史研究の出発  松沢裕作
 政治学者における「明治」の歴史化  松田宏一郎
 明治政府による記録編纂・修史事業と近代文書  箱石大

第二部 大久保利謙の歴史学
 大久保利謙と近代史学史研究  マーガレット・メール(翻訳:佐藤雄基・渡邉剛)
 大久保利謙と立教大学史学科(一九五八〜七一)  小澤実
 大久保利謙『日本近代史学事始め』についての覚書―大久保史学の史学史的検討のために  今井修
 小伝・大久保利武―大久保家三代の系譜  松田好史

第三部 大久保史学にみるアーカイブズ・蔵書論
 大久保利武・利謙父子の学問形成と蔵書―立教大学図書館・学習院大学史料館所蔵「大久保文庫」  佐藤雄基
 国立国会図書館憲政資料室と大久保利謙の構想  葦名ふみ
 大久保利謙と蘭学資料研究会・蘭学書  大島明秀
 華族と歴史学―大久保利謙の華族研究と華族史料  小田部雄次

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3,080
佐藤雄基 編 、勉誠出版 、2020年6月 、240p 、A5判
歴史学は「過去」を対象とする学問である。 歴史家が「明治時代」を新たに学問の対象としたとき、そこではどのような営為がおこなわれていたのか。 近代の政治家、官僚、軍人などの個人文書を収集・公開する国立国会図書館憲政資料室の創設に関わり、数々の史料編纂等、研究のための史料環境の整備に尽力した、日本近代史研究の先駆者である大久保利謙。 その足跡を史学史・史料論・蔵書論の観点を交え検証し、日本近代史研究の誕生の瞬間を描き出す。 目次 序 論  佐藤雄基 第一部 「明治」が歴史になるとき  大久保利謙と戦後日本近代史研究の出発  松沢裕作  政治学者における「明治」の歴史化  松田宏一郎  明治政府による記録編纂・修史事業と近代文書  箱石大 第二部 大久保利謙の歴史学  大久保利謙と近代史学史研究  マーガレット・メール(翻訳:佐藤雄基・渡邉剛)  大久保利謙と立教大学史学科(一九五八〜七一)  小澤実  大久保利謙『日本近代史学事始め』についての覚書―大久保史学の史学史的検討のために  今井修  小伝・大久保利武―大久保家三代の系譜  松田好史 第三部 大久保史学にみるアーカイブズ・蔵書論  大久保利武・利謙父子の学問形成と蔵書―立教大学図書館・学習院大学史料館所蔵「大久保文庫」  佐藤雄基  国立国会図書館憲政資料室と大久保利謙の構想  葦名ふみ  大久保利謙と蘭学資料研究会・蘭学書  大島明秀  華族と歴史学―大久保利謙の華族研究と華族史料  小田部雄次 納入までに3週間ほどかかります。

漢学とは何かー漢唐および清中後期の学術世界(アジア遊学249)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,970
川原秀城 編、勉誠出版、2020年7月、256p、A5判
漢学は、漢代以降、大半の時期において、中国の学術に標準的な理論と方法を提供し、中国社会に規範として影響力を発揮した。
正統異端の分別を主とする宋学とは異なり、思想の体系性よりも思想の客観性を重視する漢学の学的性格は排他性を嫌い、諸学並存的ないし相互補完的な知的世界を展開した。
現代の人文学の領域を大きく凌駕する漢学のパースペクティブは、どのようにその対象を広げ、如何に事象を記述しようとしたのか。
漢唐および清中後期の学術を多角的に分析し、歴代漢学の総覧を通して学的特徴とその限界について考察する。

目次

序文 川原秀城

第1部 両漢の学術
今文・古文 川原秀城
劉歆の学問 井ノ口哲也
『洪範五行伝』の発展と変容 平澤歩
前漢経学者の天文占知識 田中良明

第2部 六朝・唐の漢学
鄭玄と王粛 古橋紀宏
北朝の学問と徐遵明 池田恭哉
明堂に見る伝統と革新─南北朝における漢学 南澤良彦

第3部 清朝の漢学
清朝考証学と『論語』 木下鉄矢
清代漢学者の経書解釈法 水上雅晴
乾隆・嘉慶期における叢書の編纂と出版についての考察 陳捷
嘉慶期の西学研究―徐朝俊による通俗化と実用化 新居洋子

第4部 総論:漢学とは何か
清朝考証学における意味論分析の数学的原理と満洲語文献への応用―データ・サイエンスとしての漢学 渡辺純成
漢学は科学か?─近代中国における漢学と宋学の対立軸について 志野好伸
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2,970
川原秀城 編 、勉誠出版 、2020年7月 、256p 、A5判
漢学は、漢代以降、大半の時期において、中国の学術に標準的な理論と方法を提供し、中国社会に規範として影響力を発揮した。 正統異端の分別を主とする宋学とは異なり、思想の体系性よりも思想の客観性を重視する漢学の学的性格は排他性を嫌い、諸学並存的ないし相互補完的な知的世界を展開した。 現代の人文学の領域を大きく凌駕する漢学のパースペクティブは、どのようにその対象を広げ、如何に事象を記述しようとしたのか。 漢唐および清中後期の学術を多角的に分析し、歴代漢学の総覧を通して学的特徴とその限界について考察する。 目次 序文 川原秀城 第1部 両漢の学術 今文・古文 川原秀城 劉歆の学問 井ノ口哲也 『洪範五行伝』の発展と変容 平澤歩 前漢経学者の天文占知識 田中良明 第2部 六朝・唐の漢学 鄭玄と王粛 古橋紀宏 北朝の学問と徐遵明 池田恭哉 明堂に見る伝統と革新─南北朝における漢学 南澤良彦 第3部 清朝の漢学 清朝考証学と『論語』 木下鉄矢 清代漢学者の経書解釈法 水上雅晴 乾隆・嘉慶期における叢書の編纂と出版についての考察 陳捷 嘉慶期の西学研究―徐朝俊による通俗化と実用化 新居洋子 第4部 総論:漢学とは何か 清朝考証学における意味論分析の数学的原理と満洲語文献への応用―データ・サイエンスとしての漢学 渡辺純成 漢学は科学か?─近代中国における漢学と宋学の対立軸について 志野好伸

近世儒学韻学と唐音―訓読の中の唐音直読の軌跡

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
9,350
湯沢質幸 著、勉誠出版、2014年3月、440 頁
古来、中国音は漢字文化圏を中心として、中国文化とともにアジア各地に伝播していった。そして各地各様の事情に応じて、取捨選択され利用されていったが、日本では、中国文化摂取の窓口、儒学および仏教において特異な展開を遂げた。
本書は、儒学が幕府の学問となった近世にスポットを当て、近世と当時の中国音=「唐音」との歴史的な関係を把握する。すなわち、日本独特の漢文の読み方=「訓読」を背景として、儒学、加えて隣接分野の中国音研究=「韻学」は、どのように「唐音」を取り扱い消化していったのかを追究する。

<目次>

凡 例

序 章

Ⅰ 近世儒学と唐音
 緒 言
 第一章  荻生徂徠と唐音
 第二章  太宰春台と唐音
 第三章  雨森芳洲と唐音
 第四章  江村北海と唐音
 第五章  平賀中南と唐音
 第六章  秋山玉山・村土玉水・原双桂と唐音
 結 語 儒学と唐音―訓読の中の唐音直読―

Ⅱ 唐音以前の韻学
 緒 言
 第七章  中世における『韻鏡』清濁と呉音漢音清濁 付論 『韻概』の模式図
 第八章  近世初期における『韻鏡』清濁と呉音漢音清濁(1)
 第九章  近世初期における『韻鏡』清濁と呉音漢音清濁(2)
 結 語 『韻鏡』と呉音漢音の対応

Ⅲ 近世韻学と唐音
 緒 言
 第一〇章 文雄と唐音
 第一一章 富森一斎・泰山蔚と唐音
 第一二章 文雄及び利三・利法と唐音 付論 富森一斎・泰山蔚における軽重論・助紐音論
 結 語 唐音利用の韻学

終 章 近世儒学韻学と唐音―訓読の中の唐音直読の軌跡―

資料・参考文献

索 引
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9,350
湯沢質幸 著 、勉誠出版 、2014年3月 、440 頁
古来、中国音は漢字文化圏を中心として、中国文化とともにアジア各地に伝播していった。そして各地各様の事情に応じて、取捨選択され利用されていったが、日本では、中国文化摂取の窓口、儒学および仏教において特異な展開を遂げた。 本書は、儒学が幕府の学問となった近世にスポットを当て、近世と当時の中国音=「唐音」との歴史的な関係を把握する。すなわち、日本独特の漢文の読み方=「訓読」を背景として、儒学、加えて隣接分野の中国音研究=「韻学」は、どのように「唐音」を取り扱い消化していったのかを追究する。 <目次> 凡 例 序 章 Ⅰ 近世儒学と唐音  緒 言  第一章  荻生徂徠と唐音  第二章  太宰春台と唐音  第三章  雨森芳洲と唐音  第四章  江村北海と唐音  第五章  平賀中南と唐音  第六章  秋山玉山・村土玉水・原双桂と唐音  結 語 儒学と唐音―訓読の中の唐音直読― Ⅱ 唐音以前の韻学  緒 言  第七章  中世における『韻鏡』清濁と呉音漢音清濁 付論 『韻概』の模式図  第八章  近世初期における『韻鏡』清濁と呉音漢音清濁(1)  第九章  近世初期における『韻鏡』清濁と呉音漢音清濁(2)  結 語 『韻鏡』と呉音漢音の対応 Ⅲ 近世韻学と唐音  緒 言  第一〇章 文雄と唐音  第一一章 富森一斎・泰山蔚と唐音  第一二章 文雄及び利三・利法と唐音 付論 富森一斎・泰山蔚における軽重論・助紐音論  結 語 唐音利用の韻学 終 章 近世儒学韻学と唐音―訓読の中の唐音直読の軌跡― 資料・参考文献 跋 索 引

動的視点からの日本漢字音史研究

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
12,100
石山 裕慈、勉誠社、2025、432p、A5判
日本語話者にとって、日本漢字音とはいかなるものであったのか。日本漢字音とは、単なる経年変化の中で受動的に採用されたものではなく、何らかの使用意識の下で、当時いくつか存した選択肢の中から自覚的・無自覚的に選択された結果のものである。本書ではこの「動的」な一面に着目し、個々の資料に出現する漢字音を分析し、相互に比較・対照。当時、どのような音が選択され、背後にどのような論理・力学があったのかを探り、中世以降の日本漢字音、すなわち日本語の漢字の音読みの歴史的変化について考察する。
目次
第1部 中世日本漢字音の種々相(漢籍訓読資料における漢字音の実態(1)―『論語』の場合
漢籍訓読資料における漢字音の実態(2)―『荘子』の場合
漢籍訓読資料における漢字音の実態(3)―『遊仙窟』の場合
日本漢文における漢字音の実態(1)―『本朝文粋』の場合
日本漢文における漢字音の実態(2)―『世俗諺文』の場合)
第2部 「漢語音」の視点から見た日本漢字音の変化(呉音字音直読資料における「漢語音」をめぐって;片仮名交じり文における漢語声調―親鸞自筆『三帖和讃』の場合;漢籍訓読資料における漢語声調―『本朝文粋』の場合;『四座講式』における漢語声調の変化;『補忘記』の漢語アクセント;漢語声調・アクセント史研究をめぐる諸問題)
第3部 漢字音の日本語化と学問的干渉(室町時代の『論語』古写本の清濁;浄土三部経音義の漢字音;法華経音義におけるt入声字の表記―日本漢字音史資料としての側面から;字音仮名遣いの整備と現状―豪韻字の場合;日本漢字音における「一字複数音」の歴史)
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12,100
石山 裕慈 、勉誠社 、2025 、432p 、A5判
日本語話者にとって、日本漢字音とはいかなるものであったのか。日本漢字音とは、単なる経年変化の中で受動的に採用されたものではなく、何らかの使用意識の下で、当時いくつか存した選択肢の中から自覚的・無自覚的に選択された結果のものである。本書ではこの「動的」な一面に着目し、個々の資料に出現する漢字音を分析し、相互に比較・対照。当時、どのような音が選択され、背後にどのような論理・力学があったのかを探り、中世以降の日本漢字音、すなわち日本語の漢字の音読みの歴史的変化について考察する。 目次 第1部 中世日本漢字音の種々相(漢籍訓読資料における漢字音の実態(1)―『論語』の場合 漢籍訓読資料における漢字音の実態(2)―『荘子』の場合 漢籍訓読資料における漢字音の実態(3)―『遊仙窟』の場合 日本漢文における漢字音の実態(1)―『本朝文粋』の場合 日本漢文における漢字音の実態(2)―『世俗諺文』の場合) 第2部 「漢語音」の視点から見た日本漢字音の変化(呉音字音直読資料における「漢語音」をめぐって;片仮名交じり文における漢語声調―親鸞自筆『三帖和讃』の場合;漢籍訓読資料における漢語声調―『本朝文粋』の場合;『四座講式』における漢語声調の変化;『補忘記』の漢語アクセント;漢語声調・アクセント史研究をめぐる諸問題) 第3部 漢字音の日本語化と学問的干渉(室町時代の『論語』古写本の清濁;浄土三部経音義の漢字音;法華経音義におけるt入声字の表記―日本漢字音史資料としての側面から;字音仮名遣いの整備と現状―豪韻字の場合;日本漢字音における「一字複数音」の歴史) 納入までに3週間ほどかかります。

日本人と中国故事 変奏する知の世界(アジア遊学223)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
4,400
森田 貴之・小山 順子・蔦 清行編、勉誠出版、2018、271p、A5判
版元品切れ。
日本の文学作品に多種多様に取り入れられてきた漢故事(=中国故事)。
本文に直接依拠したもののみだけでなく、逸脱・展開した形でも用いられるが、出典の明記がなされないことも多く、その故事が人々に知られていることが前提となっている。漢故事は、規範や例証として絶対的な価値をもって用いられながら、変化しつづけ、それでいて共有の知的基盤たり得ている。
漢故事は日本においてどのように語られ、どのように学ばれ、そしてどのように拡大していったのか。時代やジャンルを超えた様々な視点から見つめることで、融通無碍に変奏する〈知〉の世界とその利用を切り拓く。
目次
はじめに 森田貴之
第一部 歌われる漢故事―和歌・歌学
「春宵一刻直千金」の受容と変容 大谷雅夫
亀の和歌に見られる「蓬莱仙境」・「盲亀浮木」などの故事について 黄一丁
初期歌語注釈書における漢故事―『口伝和歌釈抄』を中心に 濵中祐子
中世和歌における「子猷尋戴」故事の変容 阿尾あすか
第二部 語られる漢故事―物語・説話・随筆
『伊勢物語』第六十九段「狩の使」と唐代伝奇 小山順子
『源氏物語』胡蝶巻における風に吹かれる竹 瓦井裕子
西施・潘岳の密通説話をめぐって―『新撰万葉集』から朗詠古注まで 黄?
延慶本『平家物語』の李陵と蘇武 森田貴之
第三部 座を廻る漢故事―連歌・俳諧・俳文
故事と連歌と講釈と―『故事本語本説連歌聞書』 竹島一希
「負日」の系譜―「ひなたぼこ」の和漢 河村瑛子
其角「嘲仏骨表」に見る韓愈批判―「しばらくは」句の解釈をめぐって 三原尚子
俳諧の「海棠」―故事の花と現実の花 中村真理
ほか
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4,400
森田 貴之・小山 順子・蔦 清行編 、勉誠出版 、2018 、271p 、A5判
版元品切れ。 日本の文学作品に多種多様に取り入れられてきた漢故事(=中国故事)。 本文に直接依拠したもののみだけでなく、逸脱・展開した形でも用いられるが、出典の明記がなされないことも多く、その故事が人々に知られていることが前提となっている。漢故事は、規範や例証として絶対的な価値をもって用いられながら、変化しつづけ、それでいて共有の知的基盤たり得ている。 漢故事は日本においてどのように語られ、どのように学ばれ、そしてどのように拡大していったのか。時代やジャンルを超えた様々な視点から見つめることで、融通無碍に変奏する〈知〉の世界とその利用を切り拓く。 目次 はじめに 森田貴之 第一部 歌われる漢故事―和歌・歌学 「春宵一刻直千金」の受容と変容 大谷雅夫 亀の和歌に見られる「蓬莱仙境」・「盲亀浮木」などの故事について 黄一丁 初期歌語注釈書における漢故事―『口伝和歌釈抄』を中心に 濵中祐子 中世和歌における「子猷尋戴」故事の変容 阿尾あすか 第二部 語られる漢故事―物語・説話・随筆 『伊勢物語』第六十九段「狩の使」と唐代伝奇 小山順子 『源氏物語』胡蝶巻における風に吹かれる竹 瓦井裕子 西施・潘岳の密通説話をめぐって―『新撰万葉集』から朗詠古注まで 黄? 延慶本『平家物語』の李陵と蘇武 森田貴之 第三部 座を廻る漢故事―連歌・俳諧・俳文 故事と連歌と講釈と―『故事本語本説連歌聞書』 竹島一希 「負日」の系譜―「ひなたぼこ」の和漢 河村瑛子 其角「嘲仏骨表」に見る韓愈批判―「しばらくは」句の解釈をめぐって 三原尚子 俳諧の「海棠」―故事の花と現実の花 中村真理 ほか

入門 中国学の方法

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
1,760
二松學舍大学文学部中国文学科 編、勉誠社、2022、264p、A5判
中国の言語・文学・歴史・思想・芸術等、中国文化が育んできた諸成果を研究する「中国学」。
中国学は、長大な歴史的経験を経た先人達の膨大な知恵を効率よく吸収し、自己の思考の糧とすることができる非常に優れた学問であり、また我々が未来に向けて行動する際に参照すべき「指針」や「教訓」の宝庫と言える。
本書では、古代から二十一世紀にいたる多様な中国文化及び日本に受容された中国文化「日本漢学」の研究方法について、具体例にもとづき丁寧に解説する。
「文字学(漢字)」、「中国文学(神話と詩)」、「中国女性史(列女伝)」、「中国古典テクスト(論語)」、「中国小説(三国志演義)」、「校勘学(国語)」、「日本漢学」、「域外漢籍」、「日・中書道」、「中国古典読解(漢文訓読)」をテーマとした、中国学の「方法」を学ぶための11章。
目次
はじめに
◉文字学 街角の漢字の源流を辿って―「風月堂」の「風」はなぜ「凮」か― 戸内俊介
◉中国文学 神話と詩―文学研究の方法論―  牧角悦子
◉中国女性史 何のために女性を描くのか―劉向『列女伝』― 仙石知子
◉中国思想 中国の古典思想文献を読む―『論語』を読んでみよう― 田中正樹
◉古典小説 『三国志演義』を研究する 伊藤晋太郎
◉校勘学 清代に於ける書物の伝承と校勘―校本及びその題跋を手掛かりとして― 小方伴子
◉日本漢学 日本漢学とその研究方法をめぐって 町泉寿郎
◉中国文献学 中国学研究の新動向―中国における「域外漢籍」研究について― 王宝平
◉書道 中国書道史の旅 髙澤浩一
◉書道 墨跡・禅僧の書―宋時代・鎌倉時代から届いた心の痕― 福島一浩
◉漢文訓読法入門 返り点を付ける 市來津由彦
お役立ちサイト集
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1,760
二松學舍大学文学部中国文学科 編 、勉誠社 、2022 、264p 、A5判
中国の言語・文学・歴史・思想・芸術等、中国文化が育んできた諸成果を研究する「中国学」。 中国学は、長大な歴史的経験を経た先人達の膨大な知恵を効率よく吸収し、自己の思考の糧とすることができる非常に優れた学問であり、また我々が未来に向けて行動する際に参照すべき「指針」や「教訓」の宝庫と言える。 本書では、古代から二十一世紀にいたる多様な中国文化及び日本に受容された中国文化「日本漢学」の研究方法について、具体例にもとづき丁寧に解説する。 「文字学(漢字)」、「中国文学(神話と詩)」、「中国女性史(列女伝)」、「中国古典テクスト(論語)」、「中国小説(三国志演義)」、「校勘学(国語)」、「日本漢学」、「域外漢籍」、「日・中書道」、「中国古典読解(漢文訓読)」をテーマとした、中国学の「方法」を学ぶための11章。 目次 はじめに ◉文字学 街角の漢字の源流を辿って―「風月堂」の「風」はなぜ「凮」か― 戸内俊介 ◉中国文学 神話と詩―文学研究の方法論―  牧角悦子 ◉中国女性史 何のために女性を描くのか―劉向『列女伝』― 仙石知子 ◉中国思想 中国の古典思想文献を読む―『論語』を読んでみよう― 田中正樹 ◉古典小説 『三国志演義』を研究する 伊藤晋太郎 ◉校勘学 清代に於ける書物の伝承と校勘―校本及びその題跋を手掛かりとして― 小方伴子 ◉日本漢学 日本漢学とその研究方法をめぐって 町泉寿郎 ◉中国文献学 中国学研究の新動向―中国における「域外漢籍」研究について― 王宝平 ◉書道 中国書道史の旅 髙澤浩一 ◉書道 墨跡・禅僧の書―宋時代・鎌倉時代から届いた心の痕― 福島一浩 ◉漢文訓読法入門 返り点を付ける 市來津由彦 お役立ちサイト集

輞川図と蘭亭曲水図 - イメージとテクストの交響

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
10,120
野田麻美・静岡県立美術館 編、勉誠出版、2023年5月、312 頁
東アジアにおける文学・書・画の世界を考えるうえで、とりわけ重厚な二つの画題―「輞川図」と「蘭亭曲水図」。
文人画の祖とされる王維、書聖として崇められる王羲之にまつわる故事を絵画化するなかで、園林を舞台とする文人たちの交流はいかにして描かれ、その風景表現はどのように展開したのか。
2021年に修理を終えた静岡県立美術館所蔵の「輞川図巻」をはじめ、近年注目を集める「蘇州片」や、久隅守景、池大雅、富岡鉄斎らの優品など、中国と日本、そして、宋代から近代に至るまでの王維・王羲之イメージを精査・検討。
諸分野の第一線の研究者による論考とカラー図版を含む120点超の書画資料より、イメージとテクストの連環が織りなすダイナミックな世界を照らし出す。

目次

カラー口絵
 01 「輞川図巻」
 02 伝趙伯驌「仙山楼閣図巻」
 03 伝仇英「上林賦図巻」
 04 伝文徴明「瀟湘八景図巻」
 05 狩野永納「蘭亭曲水図屏風」
 06 久隅守景「鍋冠祭図押絵貼屏風」
 07 久隅守景「蘭亭曲水図屏風」
 08 久隅守景「山水図」
 09 池大雅「山中訪隠図屏風」
 10 池大雅「倣巨然 稲荷山図」(京都名勝六景のうち)
 11 池大雅「蘭亭曲水・龍山勝会図屏風」
 12 池大雅「倣董太史 富嶽図」
 13 「輞川図巻」(部分)
 14 「輞川図巻」拓本
 15 謝時臣「輞川積雨図」
 16 盛茂燁「秋山観瀑図」
 17 唐棣(款)「輞川図巻」
 18 富岡鉄斎「輞川旧蹟図」
 19 狩野安信「蘭亭曲水図屏風」
 20 池大雅「蘭亭曲水図屏風」
 21 貫名菘翁「臨蘭亭序」

はじめに

第一部 輞川図をめぐる諸問題――元~明代/近代日本の輞川図と『輞川集』

第二部 蘭亭曲水図をめぐる諸問題――明代/江戸時代の蘭亭曲水図と『蘭亭序』

「輞川図と蘭亭曲水図」展カラー口絵 作品解説

「輞川図と蘭亭曲水図」展 展示リスト

おわりに

執筆者紹介
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10,120
野田麻美・静岡県立美術館 編 、勉誠出版 、2023年5月 、312 頁
東アジアにおける文学・書・画の世界を考えるうえで、とりわけ重厚な二つの画題―「輞川図」と「蘭亭曲水図」。 文人画の祖とされる王維、書聖として崇められる王羲之にまつわる故事を絵画化するなかで、園林を舞台とする文人たちの交流はいかにして描かれ、その風景表現はどのように展開したのか。 2021年に修理を終えた静岡県立美術館所蔵の「輞川図巻」をはじめ、近年注目を集める「蘇州片」や、久隅守景、池大雅、富岡鉄斎らの優品など、中国と日本、そして、宋代から近代に至るまでの王維・王羲之イメージを精査・検討。 諸分野の第一線の研究者による論考とカラー図版を含む120点超の書画資料より、イメージとテクストの連環が織りなすダイナミックな世界を照らし出す。 目次 カラー口絵  01 「輞川図巻」  02 伝趙伯驌「仙山楼閣図巻」  03 伝仇英「上林賦図巻」  04 伝文徴明「瀟湘八景図巻」  05 狩野永納「蘭亭曲水図屏風」  06 久隅守景「鍋冠祭図押絵貼屏風」  07 久隅守景「蘭亭曲水図屏風」  08 久隅守景「山水図」  09 池大雅「山中訪隠図屏風」  10 池大雅「倣巨然 稲荷山図」(京都名勝六景のうち)  11 池大雅「蘭亭曲水・龍山勝会図屏風」  12 池大雅「倣董太史 富嶽図」  13 「輞川図巻」(部分)  14 「輞川図巻」拓本  15 謝時臣「輞川積雨図」  16 盛茂燁「秋山観瀑図」  17 唐棣(款)「輞川図巻」  18 富岡鉄斎「輞川旧蹟図」  19 狩野安信「蘭亭曲水図屏風」  20 池大雅「蘭亭曲水図屏風」  21 貫名菘翁「臨蘭亭序」 はじめに 第一部 輞川図をめぐる諸問題――元~明代/近代日本の輞川図と『輞川集』 第二部 蘭亭曲水図をめぐる諸問題――明代/江戸時代の蘭亭曲水図と『蘭亭序』 「輞川図と蘭亭曲水図」展カラー口絵 作品解説 「輞川図と蘭亭曲水図」展 展示リスト おわりに 執筆者紹介

交錯する宗教と民族 交流と衝突の比較史(アジア遊学257)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,780
鹿毛敏夫 編、勉誠出版、2021年7月、224 頁、A5判
世界に多数存在する異宗教と多民族は、時に激しい対立や交流、融合を繰り返しながら、現代までの歴史を紡いできた。それらは、いかに顕在化しているのか。
アジアとヨーロッパの東西における人の移動と民族の越境・交流の実態、ヨーロッパ社会における政治と宗教の関係、個々の人間の想いとその相克、さらにそこから相対化される「国家」意識の具体的深層に迫る。
歴史学・文学・社会学・文化人類学・言語学・地域学・宗教学の分野から多角的に比較検証し、宗教・民族・国家間の共存のあり方を問い直す。

目次

はしがき 異宗教・多民族世界の混沌―その歴史と現在 鹿毛敏夫

第1部 流動する民族社会
鎌倉北条氏と南宋禅林―渡海僧無象静照をめぐる人びと 村井章介
ドイツ語圏越境作家における言語、民族、文化をめぐって 土屋勝彦
近代名古屋にとっての中東―実業界との関係を中心に 吉田達矢
民族をめぐる対立と交流の位相―滞日ビルマ系難民の国際移動の事例から 人見泰弘

第2部 宗教の断絶と叡智
ボーダレス化する世界と日本の宗教文化 井上順孝
ラダックのアイデンティティ運動―もうひとつの「カシミール問題」 宮坂清
インドネシア・アチェ州のイスラーム刑法と人権 佐伯奈津子
宗教と平和―宗教多元社会における戦争 黒柳志仁

第3部 個の相克と相対化される「国家」
戦国大名の「国」意識と「地域国家」外交権 鹿毛敏夫
日本中世の「暴力」と現代の「教育」 メイヨー・クリストファー
一亡命作家の軌跡:西欧キリスト教世界の対岸から―フアン・ゴイティソーロのバルセロナ、サラエヴォ、マラケシュ 今福龍太
保育園で働く看護師の語りから考える多文化共生 梶原彩子
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鹿毛敏夫 編 、勉誠出版 、2021年7月 、224 頁 、A5判
世界に多数存在する異宗教と多民族は、時に激しい対立や交流、融合を繰り返しながら、現代までの歴史を紡いできた。それらは、いかに顕在化しているのか。 アジアとヨーロッパの東西における人の移動と民族の越境・交流の実態、ヨーロッパ社会における政治と宗教の関係、個々の人間の想いとその相克、さらにそこから相対化される「国家」意識の具体的深層に迫る。 歴史学・文学・社会学・文化人類学・言語学・地域学・宗教学の分野から多角的に比較検証し、宗教・民族・国家間の共存のあり方を問い直す。 目次 はしがき 異宗教・多民族世界の混沌―その歴史と現在 鹿毛敏夫 第1部 流動する民族社会 鎌倉北条氏と南宋禅林―渡海僧無象静照をめぐる人びと 村井章介 ドイツ語圏越境作家における言語、民族、文化をめぐって 土屋勝彦 近代名古屋にとっての中東―実業界との関係を中心に 吉田達矢 民族をめぐる対立と交流の位相―滞日ビルマ系難民の国際移動の事例から 人見泰弘 第2部 宗教の断絶と叡智 ボーダレス化する世界と日本の宗教文化 井上順孝 ラダックのアイデンティティ運動―もうひとつの「カシミール問題」 宮坂清 インドネシア・アチェ州のイスラーム刑法と人権 佐伯奈津子 宗教と平和―宗教多元社会における戦争 黒柳志仁 第3部 個の相克と相対化される「国家」 戦国大名の「国」意識と「地域国家」外交権 鹿毛敏夫 日本中世の「暴力」と現代の「教育」 メイヨー・クリストファー 一亡命作家の軌跡:西欧キリスト教世界の対岸から―フアン・ゴイティソーロのバルセロナ、サラエヴォ、マラケシュ 今福龍太 保育園で働く看護師の語りから考える多文化共生 梶原彩子

上海租界の劇場文化 混淆・雑居する多言語空間(アジア遊学183)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
4,400
大橋毅彦、関根真保、藤田拓之編、勉誠出版、2015年4月、221p、A5判
版元品切れ。
劇場文化から、20世紀前半の多文化多言語都市上海の様相を浮かび上がらせる―西欧諸国と日本の租界が乱立し、60ヶ国もの国籍を持つ人びとが生活をしていた上海では、多種多様な文化が混淆、雑居する空間がひろがっていた。中国の伝統演劇から、コンサート、ロシアバレエ、オペレッタの上演、映画やアニメの上映など、ライシャムシアターをはじめとした劇場文化の動向から、20世紀前半の上海における人と文化の諸相を探る。
目次
1 多国籍都市の中のライシャム(上海の外国人社会とライシャム劇場;沸きたつライシャム―多言語メディア空間の中で;ライシャム劇場、一九四〇年代の先進性―亡命者たちが創出した楽壇とバレエ;上海の劇場で日本人が見た夢;日中戦争期上海で踊る―交錯する身体メディア・プロパガンダ)
2 “中国人”にとっての蘭心(ライシャム劇場における中国芸術音楽―各国語の新聞を通して見る;蘭心大戯院―近代中国音楽家、揺籃の場として;ライシャム劇場(蘭心大戯院)と中国話劇―上海聯芸劇社『文天祥』を中心に
LYCEUMから蘭心へ―日中戦争期における蘭心劇場)
3 乱反射する上海租界劇場芸術(「吼えろ支那!」の転生とアジア―反帝国主義から反英、反米へ;楊樹浦における上海ユダヤ避難民の芸術文化―ライシャムなど租界中心部との関連性;上海の伝統劇と劇場―上海空間、「連台本戯」、メディア;神戸華僑作曲家・梁楽音と戦時上海の流行音楽;上海租界劇場アニメーション上映史考―『ミッキー・マウス』、『鉄扇公主』、『桃太郎の海鷲』を中心に)
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大橋毅彦、関根真保、藤田拓之編 、勉誠出版 、2015年4月 、221p 、A5判
版元品切れ。 劇場文化から、20世紀前半の多文化多言語都市上海の様相を浮かび上がらせる―西欧諸国と日本の租界が乱立し、60ヶ国もの国籍を持つ人びとが生活をしていた上海では、多種多様な文化が混淆、雑居する空間がひろがっていた。中国の伝統演劇から、コンサート、ロシアバレエ、オペレッタの上演、映画やアニメの上映など、ライシャムシアターをはじめとした劇場文化の動向から、20世紀前半の上海における人と文化の諸相を探る。 目次 1 多国籍都市の中のライシャム(上海の外国人社会とライシャム劇場;沸きたつライシャム―多言語メディア空間の中で;ライシャム劇場、一九四〇年代の先進性―亡命者たちが創出した楽壇とバレエ;上海の劇場で日本人が見た夢;日中戦争期上海で踊る―交錯する身体メディア・プロパガンダ) 2 “中国人”にとっての蘭心(ライシャム劇場における中国芸術音楽―各国語の新聞を通して見る;蘭心大戯院―近代中国音楽家、揺籃の場として;ライシャム劇場(蘭心大戯院)と中国話劇―上海聯芸劇社『文天祥』を中心に LYCEUMから蘭心へ―日中戦争期における蘭心劇場) 3 乱反射する上海租界劇場芸術(「吼えろ支那!」の転生とアジア―反帝国主義から反英、反米へ;楊樹浦における上海ユダヤ避難民の芸術文化―ライシャムなど租界中心部との関連性;上海の伝統劇と劇場―上海空間、「連台本戯」、メディア;神戸華僑作曲家・梁楽音と戦時上海の流行音楽;上海租界劇場アニメーション上映史考―『ミッキー・マウス』、『鉄扇公主』、『桃太郎の海鷲』を中心に)

日本の表装と修理

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
7,700
岩﨑奈緒子・中野慎之・森道彦・横内裕人 編、勉誠出版、2020、432p、A5判
納品まで2~3週間ほどお時間を頂戴いたします。

絵画や書、古文書など、紙や絹を用いた文化財は、表装によって、より美しく、より長くその存在を守られ続ける。
そして、これらの歴史的遺産を修理・保存し、伝えていくことは、そこに込められた人々の思い・願いをも共有していく営みである。
表装や修理は、どのような価値観や思想のもとに行われてきたものなのか。文化財の修理・保存の第一線にあり、その困難な作業の中で、技術者たちはどのような試行錯誤を重ねてきたのか。
残し伝えられてきた「モノ」との真摯な対話の中から、表装と修理にまつわる文化史を描き出し、今日の我々にとっての文化財保護の意義と意味を照射する。
目次
はじめに
第一部 現代の装潢・文化財修理
装潢師の声を聞く―技術者から見た装潢文化財修理の進化 岩﨑奈緒子
表具師から装潢師へ 岡興造
古文書修理の歴史と理念 湯山賢一
第二部 表装の文化史
日本中世の仏画の表装 谷口耕生
〝東山表具〟の成立をめぐる小考 板倉聖哲
江月宗玩による表具の記録と制作 門脇むつみ
表装が伝えるもの―後水尾院縁の掛軸を事例として 髙田智仁
近代日本における中国書画蒐集と表装 竹浪遠
近代日本画の材料と表装 中野慎之
第三部 修理の文化史
平安時代の仏画制作とその修理 増記隆介
前近代における書跡・古文書修理の諸相―現状維持の理念をめぐって 横内裕人
護持院隆光の寺社修理―元禄期の奈良を中心に 古川攝一
近世における障壁画の保存と継承 森道彦
近世ヨーロッパ美術と修復―芸術作品の受容史の視点から 平川佳世
あとがき
執筆者一覧
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7,700
岩﨑奈緒子・中野慎之・森道彦・横内裕人 編 、勉誠出版 、2020 、432p 、A5判
納品まで2~3週間ほどお時間を頂戴いたします。 絵画や書、古文書など、紙や絹を用いた文化財は、表装によって、より美しく、より長くその存在を守られ続ける。 そして、これらの歴史的遺産を修理・保存し、伝えていくことは、そこに込められた人々の思い・願いをも共有していく営みである。 表装や修理は、どのような価値観や思想のもとに行われてきたものなのか。文化財の修理・保存の第一線にあり、その困難な作業の中で、技術者たちはどのような試行錯誤を重ねてきたのか。 残し伝えられてきた「モノ」との真摯な対話の中から、表装と修理にまつわる文化史を描き出し、今日の我々にとっての文化財保護の意義と意味を照射する。 目次 はじめに 第一部 現代の装潢・文化財修理 装潢師の声を聞く―技術者から見た装潢文化財修理の進化 岩﨑奈緒子 表具師から装潢師へ 岡興造 古文書修理の歴史と理念 湯山賢一 第二部 表装の文化史 日本中世の仏画の表装 谷口耕生 〝東山表具〟の成立をめぐる小考 板倉聖哲 江月宗玩による表具の記録と制作 門脇むつみ 表装が伝えるもの―後水尾院縁の掛軸を事例として 髙田智仁 近代日本における中国書画蒐集と表装 竹浪遠 近代日本画の材料と表装 中野慎之 第三部 修理の文化史 平安時代の仏画制作とその修理 増記隆介 前近代における書跡・古文書修理の諸相―現状維持の理念をめぐって 横内裕人 護持院隆光の寺社修理―元禄期の奈良を中心に 古川攝一 近世における障壁画の保存と継承 森道彦 近世ヨーロッパ美術と修復―芸術作品の受容史の視点から 平川佳世 あとがき 執筆者一覧

日本人の読書 古代・中世の学問を探る

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
12,100
佐藤 道生、勉誠社、2023、520p
古代・中世の日本において、書物を読み、解釈し、伝えていくことは、限られた人びとにのみ許される特権的な営みであった。
特に中国大陸ないしは朝鮮半島経由で伝えられた漢籍(漢語で書かれた書物)は、国家を支える政治や法、さらには思想や文化体系を伝える最先端のものとして重要視された。
中国の文化全般を学ぶことを目的としたこれらの学問―漢学―は、国家の制度のなかにも位置付けられ、それを担う家では、書写・刊行された諸種の漢籍を入手し、独自の学問を形成していった。
書物に残された注釈の書き入れ、来歴を伝える識語、古記録や説話に残された漢学者の逸話など、漢籍の読書の高まりをいまに伝える諸資料から古代・中世における日本人の読書の歴史を明らかにする。
目次
本 篇
第一章 古代・中世 日本人の読書
第二章 日本に現存する漢籍古写本―唐鈔本はなぜ読み継がれたのか
第三章 古代・中世 漢文訓読史
第四章 平安貴族の読書
第五章 藤原道長の漢籍蒐集
第六章 藤原兼実の読書生活―『素書』と『和漢朗詠集』
第七章 養和元年の意見封事―藤原兼実「可依変異被行攘災事」を読む
第八章 『論語疏』中国六世紀写本の出現
第九章 平安時代に於ける『文選集注』の受容
第十章 金澤文庫本『春秋経伝集解』、奥書の再検討
第十一章 室町後期に於ける『論語』伝授の様相―天文版『論語』の果たした役割
第十二章 清原家の学問と漢籍―『論語』を例として訓点と注釈書との関係を考える
第十三章 吉田家旧蔵の兵書―慶應義塾図書館蔵『七書直解』等の紹介を兼ねて
第十四章 「佐保切」追跡―大燈国師を伝称筆者とする書蹟に関する考察
ほか
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12,100
佐藤 道生 、勉誠社 、2023 、520p
古代・中世の日本において、書物を読み、解釈し、伝えていくことは、限られた人びとにのみ許される特権的な営みであった。 特に中国大陸ないしは朝鮮半島経由で伝えられた漢籍(漢語で書かれた書物)は、国家を支える政治や法、さらには思想や文化体系を伝える最先端のものとして重要視された。 中国の文化全般を学ぶことを目的としたこれらの学問―漢学―は、国家の制度のなかにも位置付けられ、それを担う家では、書写・刊行された諸種の漢籍を入手し、独自の学問を形成していった。 書物に残された注釈の書き入れ、来歴を伝える識語、古記録や説話に残された漢学者の逸話など、漢籍の読書の高まりをいまに伝える諸資料から古代・中世における日本人の読書の歴史を明らかにする。 目次 本 篇 第一章 古代・中世 日本人の読書 第二章 日本に現存する漢籍古写本―唐鈔本はなぜ読み継がれたのか 第三章 古代・中世 漢文訓読史 第四章 平安貴族の読書 第五章 藤原道長の漢籍蒐集 第六章 藤原兼実の読書生活―『素書』と『和漢朗詠集』 第七章 養和元年の意見封事―藤原兼実「可依変異被行攘災事」を読む 第八章 『論語疏』中国六世紀写本の出現 第九章 平安時代に於ける『文選集注』の受容 第十章 金澤文庫本『春秋経伝集解』、奥書の再検討 第十一章 室町後期に於ける『論語』伝授の様相―天文版『論語』の果たした役割 第十二章 清原家の学問と漢籍―『論語』を例として訓点と注釈書との関係を考える 第十三章 吉田家旧蔵の兵書―慶應義塾図書館蔵『七書直解』等の紹介を兼ねて 第十四章 「佐保切」追跡―大燈国師を伝称筆者とする書蹟に関する考察 ほか 納入までに3週間ほどかかります。

文化大革命を問い直す(アジア遊学203)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,640
土屋昌明・「中国六〇年代と世界」研究会 編、勉誠社、2016、240p、A5判
発動から50年がたったいま、文革の歴史的背景、その思想、その後のそれぞれの生き方など、様々な角度から全貌を探る。文献資料だけでなく、近年制作された胡傑監督のドキュメンタリー映画『星火』『紅色美術』や、経験者たちのライフヒストリーも交え、「文革という経験」を浮かび上がらせる。
現代中国のルーツであり、また個人の生き方さえも変えてしまうほどの影響力を持った文化大革命を、いま、再考する。
目次
総 論
文革を再考するいくつのかの視点―総説に替えて
「中国六〇年代と世界」研究会代表・土屋昌明
◆座談会 運動としての文化大革命   朝浩之×金野純×土屋昌明
Ⅰ 伏流:星火事件、二つの半工半読
小説「星火事件」 土屋昌明
林昭の思想変遷―『人民日報編集部への手紙』(その三及び起訴状)を手がかりとして
陳継東
下放は、労働を権利とみなし教育と結びつける歴史的実験だった 前田年昭
Ⅱ 噴出:政治と芸術、プロパガンダ
文革時期個人崇拝のメカニズム―ヒートアップとクールダウン 印紅標(森瑞枝訳)
◆座談会 文革プロパガンダとは何か―胡傑・艾暁明監督作品『紅色美術』をめぐって
鈴木一誌×土屋昌明×森瑞枝(進行)
Ⅲ 波及:下放の広がり、国際的影響
下放の思想史―大飢饉・文革・上山下郷の農村と知識青年 土屋昌明
日本における文革と下放から私は何を学んだのか 前田年昭
私にとっての文革―七〇年前後の学生運動を契機として 朝浩之
共和制のリミット―文革、ルソーの徴の下に 松本潤一郎
現代中国の知識人と文革 及川淳子
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2,640
土屋昌明・「中国六〇年代と世界」研究会 編 、勉誠社 、2016 、240p 、A5判
発動から50年がたったいま、文革の歴史的背景、その思想、その後のそれぞれの生き方など、様々な角度から全貌を探る。文献資料だけでなく、近年制作された胡傑監督のドキュメンタリー映画『星火』『紅色美術』や、経験者たちのライフヒストリーも交え、「文革という経験」を浮かび上がらせる。 現代中国のルーツであり、また個人の生き方さえも変えてしまうほどの影響力を持った文化大革命を、いま、再考する。 目次 総 論 文革を再考するいくつのかの視点―総説に替えて 「中国六〇年代と世界」研究会代表・土屋昌明 ◆座談会 運動としての文化大革命   朝浩之×金野純×土屋昌明 Ⅰ 伏流:星火事件、二つの半工半読 小説「星火事件」 土屋昌明 林昭の思想変遷―『人民日報編集部への手紙』(その三及び起訴状)を手がかりとして 陳継東 下放は、労働を権利とみなし教育と結びつける歴史的実験だった 前田年昭 Ⅱ 噴出:政治と芸術、プロパガンダ 文革時期個人崇拝のメカニズム―ヒートアップとクールダウン 印紅標(森瑞枝訳) ◆座談会 文革プロパガンダとは何か―胡傑・艾暁明監督作品『紅色美術』をめぐって 鈴木一誌×土屋昌明×森瑞枝(進行) Ⅲ 波及:下放の広がり、国際的影響 下放の思想史―大飢饉・文革・上山下郷の農村と知識青年 土屋昌明 日本における文革と下放から私は何を学んだのか 前田年昭 私にとっての文革―七〇年前後の学生運動を契機として 朝浩之 共和制のリミット―文革、ルソーの徴の下に 松本潤一郎 現代中国の知識人と文革 及川淳子 納入までに3週間ほどかかります。

徳川美術館蔵「遊楽図屛風(相応寺屛風)」は語る 将軍家光の政治と「邸内遊楽図」の誕生

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
4,180
黒田日出男、勉誠社、2025、384p
宏壮・豪華な邸宅における遊楽・遊興が描かれ、遊びに興じている人物たちのさまざまな姿が表現される「邸内遊楽図」。
江戸時代初期に流行し、多くの作品が残されたが、なかでも徳川美術館蔵「遊楽図屛風(相応寺屛風)」(重要文化財)は最優品として知られる近世風俗画の逸品である。
その左隻の豪壮な邸宅を妓楼・遊廓・遊里とみる見解が定説となってからすでに50年近くになる。
しかし、この定説は間違っているのではないか?
そもそも相応寺屛風は、きちんと読解されてこなかったのではないか?
注文主は何者か、屛風はいつ、誰に贈られたのか――
屛風に描かれた図像の細部を綿密かつ多面的に読み解くことで、そこに隠されたメッセージを浮かび上がらせ、本作品が将軍家光の時代にどのように生まれてきたのかを明らかにする。
目次
カラー口絵 徳川美術館蔵「相応寺(遊楽図)屛風」右隻・左隻全図
巻頭図版 徳川美術館蔵「相応寺(遊楽図)屏風」右隻・左隻全図トレース図(制作:鴈野佳世子)
プロローグ 遊楽図屛風は何を物語るのか?
第Ⅰ章 「相応寺屛風」の研究史—論じられ方とその問題点
第Ⅱ章 「相応寺屛風」右隻の読解―花見の酒宴とその主人公
第Ⅲ章 「相応寺屛風」左隻の読解―宏壮な大名下屋敷で遊楽する人々
第Ⅳ章 「相応寺屛風」の注文主と享受者―浅野長晟と徳川義直の妻春姫
エピローグ 尾張徳川家当主義直の妻春姫の江戸居住と「相応寺屛風」
主要参考文献
邸内遊楽図屛風のリスト
あとがき
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黒田日出男 、勉誠社 、2025 、384p
宏壮・豪華な邸宅における遊楽・遊興が描かれ、遊びに興じている人物たちのさまざまな姿が表現される「邸内遊楽図」。 江戸時代初期に流行し、多くの作品が残されたが、なかでも徳川美術館蔵「遊楽図屛風(相応寺屛風)」(重要文化財)は最優品として知られる近世風俗画の逸品である。 その左隻の豪壮な邸宅を妓楼・遊廓・遊里とみる見解が定説となってからすでに50年近くになる。 しかし、この定説は間違っているのではないか? そもそも相応寺屛風は、きちんと読解されてこなかったのではないか? 注文主は何者か、屛風はいつ、誰に贈られたのか―― 屛風に描かれた図像の細部を綿密かつ多面的に読み解くことで、そこに隠されたメッセージを浮かび上がらせ、本作品が将軍家光の時代にどのように生まれてきたのかを明らかにする。 目次 カラー口絵 徳川美術館蔵「相応寺(遊楽図)屛風」右隻・左隻全図 巻頭図版 徳川美術館蔵「相応寺(遊楽図)屏風」右隻・左隻全図トレース図(制作:鴈野佳世子) プロローグ 遊楽図屛風は何を物語るのか? 第Ⅰ章 「相応寺屛風」の研究史—論じられ方とその問題点 第Ⅱ章 「相応寺屛風」右隻の読解―花見の酒宴とその主人公 第Ⅲ章 「相応寺屛風」左隻の読解―宏壮な大名下屋敷で遊楽する人々 第Ⅳ章 「相応寺屛風」の注文主と享受者―浅野長晟と徳川義直の妻春姫 エピローグ 尾張徳川家当主義直の妻春姫の江戸居住と「相応寺屛風」 主要参考文献 邸内遊楽図屛風のリスト あとがき 発送までに3週間ほどかかります。

国宝 文選集注 巻第四十八・第五十九・第六十八・第八十八・第百十三 東洋文庫善本叢書12

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
101,200
公益財団法人 東洋文庫 監修 石塚晴通・小助川貞次 解題、勉誠出版、2015年10月、444p、変形・・・
発送までに3週間ほどかかります

世界に誇る白眉の書物を原寸原色で初公開
『文選』は中国・六朝の梁時代に昭明太子蕭統により編纂された大詩文集。六朝文学の精髄として隋唐時代に盛行した。日本伝来は早く奈良時代には普及し、平安朝においては『白氏文集』と並び広く読まれた。
本書は、平安朝の書写にかかるもので、中国ではすでに失われた「陸善経注」「音決」「鈔」などを含む『文選』の諸注を集成している。金沢文庫の旧蔵で、もと百二十巻あったと言われる。李善注等集注本の古態や、佚書のテキストを垣間見ることの出来る、わが国のみに伝わる大変貴重な逸品である。

【本シリーズの特長】
・国際的な東洋学の研究拠点として名高い「公益財団法人 東洋文庫」所蔵の国宝5点、重要文化財6点を含む貴重古典籍全16点を、全12巻にわたって全編フルカラー原寸で影印。
・対象典籍の全編フルカラー影印は史上初。これまでに全編が公開されることのなかった典籍を多く含んでおり、今後の研究の基礎図書となるものである。
・高精細な製版・印刷により、原本の質感を再現。筆致や書入、訓点までもが仔細に観察できる。紙背の墨付も全て影印。
・古典籍に通暁した石塚晴通(北海道大学名誉教授)・小助川貞次(富山大学教授)・豊島正之(上智大学教授)・會谷佳光(東洋文庫図書部課長)による解題を収載。新知見を盛り込み、歴史的・文化的位置づけを明らかにする。

目次

国宝 文選集注―巻第四十八・第五十九・第六十八・第八十八・第百十三
解題 文選集注巻第四十八・第五十九・第六十八・第八十八・第百十三

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101,200
公益財団法人 東洋文庫 監修 石塚晴通・小助川貞次 解題 、勉誠出版 、2015年10月 、444p 、変形判・上製
発送までに3週間ほどかかります 世界に誇る白眉の書物を原寸原色で初公開 『文選』は中国・六朝の梁時代に昭明太子蕭統により編纂された大詩文集。六朝文学の精髄として隋唐時代に盛行した。日本伝来は早く奈良時代には普及し、平安朝においては『白氏文集』と並び広く読まれた。 本書は、平安朝の書写にかかるもので、中国ではすでに失われた「陸善経注」「音決」「鈔」などを含む『文選』の諸注を集成している。金沢文庫の旧蔵で、もと百二十巻あったと言われる。李善注等集注本の古態や、佚書のテキストを垣間見ることの出来る、わが国のみに伝わる大変貴重な逸品である。 【本シリーズの特長】 ・国際的な東洋学の研究拠点として名高い「公益財団法人 東洋文庫」所蔵の国宝5点、重要文化財6点を含む貴重古典籍全16点を、全12巻にわたって全編フルカラー原寸で影印。 ・対象典籍の全編フルカラー影印は史上初。これまでに全編が公開されることのなかった典籍を多く含んでおり、今後の研究の基礎図書となるものである。 ・高精細な製版・印刷により、原本の質感を再現。筆致や書入、訓点までもが仔細に観察できる。紙背の墨付も全て影印。 ・古典籍に通暁した石塚晴通(北海道大学名誉教授)・小助川貞次(富山大学教授)・豊島正之(上智大学教授)・會谷佳光(東洋文庫図書部課長)による解題を収載。新知見を盛り込み、歴史的・文化的位置づけを明らかにする。 目次 国宝 文選集注―巻第四十八・第五十九・第六十八・第八十八・第百十三 解題 文選集注巻第四十八・第五十九・第六十八・第八十八・第百十三 納入までに3週間ほどかかります。

中国の女性演劇 越劇とジェンダー

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
7,920
中山文 著、勉誠社、2025、360p、A5判
19世紀中頃に浙江省で生まれ、「京劇に次ぐ第二の劇種」と称されるようになった「越劇(えつげき)」。
なぜ女性が男性役を演じる女性演劇が生まれたのか。そこでは何がテーマとされたのか。女優たちは男性俳優から何を学び、学ぶことをやめたのか。また、観客たちは何を求めたのか。
浙江省男性農民の田舎芝居にはじまる「男たちの越劇」は、彼らに指導された「少女の越劇」時代を経て1940年代の上海で「姉妹の越劇」として女性の芝居へと変容を遂げる。
中華人民共和国成立後は、中国共産党の指導により政治的な作品を生み、文化大革命という政治的混乱に翻弄される「父の越劇」時代を迎える。80年代には故郷浙江省で女性の理想を詩的に描く「母の越劇」が誕生し、21世紀に入ると女性の多様な生き方を描く「女たちの越劇」へと変容する。
越劇の形成・展開に重要な役割を果たしてきた環境や人々をジェンダーの視点から考察し、時代や社会のニーズに応じてスタイルを変え続ける越劇の姿を、一人の女性の成長史として読み直すユニークかつ意欲的な試み。
目次
序 章 越劇とはなにものか?
第一章 男たちの越劇―浙江省の遺伝子
第二章 少女の越劇一―男たちが生み育てた卵たち
第三章 少女の越劇二―男芸から女芸へ
第四章 姉妹の越劇一―時代性の獲得
第五章 姉妹の越劇二―観客の獲得
第六章 父の越劇―社会的地位の獲得
第七章 母の越劇―浙江小百花越劇団・茅威濤・楊小青
第八章 女たちの越劇
終 章 越劇は自分をどうみたか
あとがき
参考文献
図版出典
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中山文 著 、勉誠社 、2025 、360p 、A5判
19世紀中頃に浙江省で生まれ、「京劇に次ぐ第二の劇種」と称されるようになった「越劇(えつげき)」。 なぜ女性が男性役を演じる女性演劇が生まれたのか。そこでは何がテーマとされたのか。女優たちは男性俳優から何を学び、学ぶことをやめたのか。また、観客たちは何を求めたのか。 浙江省男性農民の田舎芝居にはじまる「男たちの越劇」は、彼らに指導された「少女の越劇」時代を経て1940年代の上海で「姉妹の越劇」として女性の芝居へと変容を遂げる。 中華人民共和国成立後は、中国共産党の指導により政治的な作品を生み、文化大革命という政治的混乱に翻弄される「父の越劇」時代を迎える。80年代には故郷浙江省で女性の理想を詩的に描く「母の越劇」が誕生し、21世紀に入ると女性の多様な生き方を描く「女たちの越劇」へと変容する。 越劇の形成・展開に重要な役割を果たしてきた環境や人々をジェンダーの視点から考察し、時代や社会のニーズに応じてスタイルを変え続ける越劇の姿を、一人の女性の成長史として読み直すユニークかつ意欲的な試み。 目次 序 章 越劇とはなにものか? 第一章 男たちの越劇―浙江省の遺伝子 第二章 少女の越劇一―男たちが生み育てた卵たち 第三章 少女の越劇二―男芸から女芸へ 第四章 姉妹の越劇一―時代性の獲得 第五章 姉妹の越劇二―観客の獲得 第六章 父の越劇―社会的地位の獲得 第七章 母の越劇―浙江小百花越劇団・茅威濤・楊小青 第八章 女たちの越劇 終 章 越劇は自分をどうみたか あとがき 参考文献 図版出典 初出一覧 謝 辞 索 引

性なる仏教(アジア遊学300)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
大谷由香 編、勉誠社、2025、208p、A5判
誰しもに悟りの可能性が開かれることをときに強調し、多様な人格を許容しうるかのように見える仏教。
しかし世俗社会からの支持や支援によって仏教教団が成り立つからには、教団もまた性的役割分担をはじめとする社会的影響を受けざるを得ない。
妻帯が禁止されている僧侶たちは、「家」を継承するためにどのような方法をとったのか。
仏教を信仰する集団における、男性の美醜の基準とはどのようなものだったのか。
仏教の中で女性はどのような役割を負わされ、どのように理想化されていたのか。
仏教学・歴史学・美術史学など多様なフィールドの研究者が、女性や性的少数者など、仏教史上のマイノリティの存在に着眼し、仏教が想定してきた性のありように迫る。
目次
序文 大谷由香
Ⅰ 女性が出家すること/女性がさとること
東アジアにおける比丘尼受戒譚と三人の尼 大谷由香
仏性と女性 村上明也
Ⅱ 性の超越と仏教
転変する性 岸田悠里
律蔵に記載される「性転換」した人々―上座部の比丘尼僧伽復興に関連して サッチャーナンディー
Ⅲ 理想化される女性像
浄土真宗本願寺派における母親像 小野嶋祥雄
[コラム]我を抱擁せよ―『華厳経』の婆須蜜多女をめぐる教理解釈と明恵 野呂 靖
Ⅵ 僧と家族/僧の家族
僧の女犯・妻帯と清浄性―「僧の家」と女人禁制をめぐって 坪井 剛
僧の妻の系譜、坊守の系譜 板敷真純
Ⅳ ルッキズムな仏教
美僧の登場 河上麻由子
玄奘の肖像と玄奘イメージの系譜 大島幸代
[コラム]僧侶の美醜 大谷由香
Ⅴ 仏典とともに生きる女性たち
写経と女性 前島信也
[コラム]堕地獄の諸相―女性の堕地獄と救済 南 宏信
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3,080
大谷由香 編 、勉誠社 、2025 、208p 、A5判
誰しもに悟りの可能性が開かれることをときに強調し、多様な人格を許容しうるかのように見える仏教。 しかし世俗社会からの支持や支援によって仏教教団が成り立つからには、教団もまた性的役割分担をはじめとする社会的影響を受けざるを得ない。 妻帯が禁止されている僧侶たちは、「家」を継承するためにどのような方法をとったのか。 仏教を信仰する集団における、男性の美醜の基準とはどのようなものだったのか。 仏教の中で女性はどのような役割を負わされ、どのように理想化されていたのか。 仏教学・歴史学・美術史学など多様なフィールドの研究者が、女性や性的少数者など、仏教史上のマイノリティの存在に着眼し、仏教が想定してきた性のありように迫る。 目次 序文 大谷由香 Ⅰ 女性が出家すること/女性がさとること 東アジアにおける比丘尼受戒譚と三人の尼 大谷由香 仏性と女性 村上明也 Ⅱ 性の超越と仏教 転変する性 岸田悠里 律蔵に記載される「性転換」した人々―上座部の比丘尼僧伽復興に関連して サッチャーナンディー Ⅲ 理想化される女性像 浄土真宗本願寺派における母親像 小野嶋祥雄 [コラム]我を抱擁せよ―『華厳経』の婆須蜜多女をめぐる教理解釈と明恵 野呂 靖 Ⅵ 僧と家族/僧の家族 僧の女犯・妻帯と清浄性―「僧の家」と女人禁制をめぐって 坪井 剛 僧の妻の系譜、坊守の系譜 板敷真純 Ⅳ ルッキズムな仏教 美僧の登場 河上麻由子 玄奘の肖像と玄奘イメージの系譜 大島幸代 [コラム]僧侶の美醜 大谷由香 Ⅴ 仏典とともに生きる女性たち 写経と女性 前島信也 [コラム]堕地獄の諸相―女性の堕地獄と救済 南 宏信

醍醐寺の仏像 第二巻 菩薩 (醍醐寺叢書 研究篇)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
38,500
総本山醍醐寺 監修/副島弘道 編、勉誠出版、2019年7月、368p、A4判・上製
納入までに3週間ほどかかります。
醍醐寺に伝わる国宝・重要文化財を含む仏教彫刻の全貌を、多年にわたる調査・研究に基づく詳細な説明と、資料を超えた美しく高精細な写真によって明らかにした、美術史・仏教史における醍醐寺の仏像の集大成。
「第二巻 菩薩」では、近年の研究によってその名称が明らかになった国宝木造虚空蔵菩薩立像(平安時代前期)、快慶作重文木造弥勒菩薩坐像(鎌倉時代前期)をはじめ、菩薩部25作品を収録。

【本書の特色】
・国宝・重要文化財を含む醍醐寺に所蔵される江戸時代末までに制作された仏像彫刻の全作品を収録する。
・図版篇および本文篇挿図には、すべて本書刊行のために長期間にわたって新たに撮影した高精細なカラー図版を収録。作品のもつ宗教的、学術的、美術的な価値を十分に理解できるように、学術性と芸術性の双方を兼ね備えた正面、側面、背面などの大型図版のほか、表面の彩色文様、像内の銘文、納入品など細部にわたる図版を豊富に収める(第二巻、作品25件、図版450点余)。
・本文篇には30年間の調査にもとづいた仏像本体、銘文、納入経巻、光背、台座など細部にわたる詳細なデータを収める。また、醍醐寺所蔵の宝物目録など関連史料を縦覧して得られた各作品の制作背景、来歴、美術史上の特色など、最新の研究成果を詳しく解説。美術史のみならず歴史学・仏教学・国文学など広く関連諸学の研究に裨益する。
・第二巻では近年の研究によってその名称が明らかになった国宝木造虚空蔵菩薩立像(平安時代前期)、快慶作重文木造弥勒菩薩坐像(鎌倉時代前期)をはじめ、菩薩部25作品を収録。
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38,500
総本山醍醐寺 監修/副島弘道 編 、勉誠出版 、2019年7月 、368p 、A4判・上製
納入までに3週間ほどかかります。 醍醐寺に伝わる国宝・重要文化財を含む仏教彫刻の全貌を、多年にわたる調査・研究に基づく詳細な説明と、資料を超えた美しく高精細な写真によって明らかにした、美術史・仏教史における醍醐寺の仏像の集大成。 「第二巻 菩薩」では、近年の研究によってその名称が明らかになった国宝木造虚空蔵菩薩立像(平安時代前期)、快慶作重文木造弥勒菩薩坐像(鎌倉時代前期)をはじめ、菩薩部25作品を収録。 【本書の特色】 ・国宝・重要文化財を含む醍醐寺に所蔵される江戸時代末までに制作された仏像彫刻の全作品を収録する。 ・図版篇および本文篇挿図には、すべて本書刊行のために長期間にわたって新たに撮影した高精細なカラー図版を収録。作品のもつ宗教的、学術的、美術的な価値を十分に理解できるように、学術性と芸術性の双方を兼ね備えた正面、側面、背面などの大型図版のほか、表面の彩色文様、像内の銘文、納入品など細部にわたる図版を豊富に収める(第二巻、作品25件、図版450点余)。 ・本文篇には30年間の調査にもとづいた仏像本体、銘文、納入経巻、光背、台座など細部にわたる詳細なデータを収める。また、醍醐寺所蔵の宝物目録など関連史料を縦覧して得られた各作品の制作背景、来歴、美術史上の特色など、最新の研究成果を詳しく解説。美術史のみならず歴史学・仏教学・国文学など広く関連諸学の研究に裨益する。 ・第二巻では近年の研究によってその名称が明らかになった国宝木造虚空蔵菩薩立像(平安時代前期)、快慶作重文木造弥勒菩薩坐像(鎌倉時代前期)をはじめ、菩薩部25作品を収録。

琉球船漂着者の「聞書」世界 : 『大島筆記』翻刻と研究

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
10,450
島村幸一 編、勉誠社、2020年3月、472p、A5判・上製
宝歴十二年(1762)旧暦四月、薩摩へ向かう一艘の琉球船が暴風雨に遭遇し、土佐へ漂着した。
土佐藩の儒者戸部良熈が、乗船していた琉球人潮平親雲上から聞き書きをとり、琉球側からの提出資料とともにまとめたもの、それが『大島筆記』である。
優れた教養を有した二人の邂逅により纏められた本書は、琉球王府が編纂した資料では窺えない、当時の琉球人が語った貴重な情報に満ち溢れている。
漂着の次第はもとより、琉球の地誌全般、当地における文芸や言語、風俗、さらには、中国や日本など琉球を取りまく地域との交流・交叉の諸相を伝え、江戸期の琉球認識などを知るためにも貴重な資料である。
諸本のうち最も内容の備わった最善本を初めて全編翻刻、校異を付し、さらに琉球船の土佐への漂着に関する貴重資料『琉球船漂恙記』『韓川筆話(抄)』『琉球人話』を収録。
研究篇として、文献学・文学・文化史・外交史・空手史・言語学等に関する充実の論考六篇を収載した決定版。

目次

はじめに 島村幸一

第1部 翻刻編
 大島筆記(国立国会図書館所蔵)
 附録『大島筆記』に関連する資料
   琉球船漂恙記(高知県立図書館所蔵)
   韓川筆話【抄】(国立国会図書館所蔵)
   琉球人話(安芸市歴史民俗博物館所蔵)

第2部 研究編
 宝暦十二年琉球国船漂着記録「大島筆記」諸本について 横山學
 土佐国漂着の琉球船「聞書」資料の世界―『大島筆記』を中心に― 島村幸一
 琉球人の唐旅見聞談について 真栄平房昭
 近世における琉球人の日本漂着 屋良健一郎
 『大島筆記』をめぐる唐手の「伝来」に関する一考察 嘉手苅徹
 『大島筆記』に記された琉球語 橋尾直和

あとがき 島村幸一
執筆者一覧

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島村幸一 編 、勉誠社 、2020年3月 、472p 、A5判・上製
宝歴十二年(1762)旧暦四月、薩摩へ向かう一艘の琉球船が暴風雨に遭遇し、土佐へ漂着した。 土佐藩の儒者戸部良熈が、乗船していた琉球人潮平親雲上から聞き書きをとり、琉球側からの提出資料とともにまとめたもの、それが『大島筆記』である。 優れた教養を有した二人の邂逅により纏められた本書は、琉球王府が編纂した資料では窺えない、当時の琉球人が語った貴重な情報に満ち溢れている。 漂着の次第はもとより、琉球の地誌全般、当地における文芸や言語、風俗、さらには、中国や日本など琉球を取りまく地域との交流・交叉の諸相を伝え、江戸期の琉球認識などを知るためにも貴重な資料である。 諸本のうち最も内容の備わった最善本を初めて全編翻刻、校異を付し、さらに琉球船の土佐への漂着に関する貴重資料『琉球船漂恙記』『韓川筆話(抄)』『琉球人話』を収録。 研究篇として、文献学・文学・文化史・外交史・空手史・言語学等に関する充実の論考六篇を収載した決定版。 目次 はじめに 島村幸一 第1部 翻刻編  大島筆記(国立国会図書館所蔵)  附録『大島筆記』に関連する資料    琉球船漂恙記(高知県立図書館所蔵)    韓川筆話【抄】(国立国会図書館所蔵)    琉球人話(安芸市歴史民俗博物館所蔵) 第2部 研究編  宝暦十二年琉球国船漂着記録「大島筆記」諸本について 横山學  土佐国漂着の琉球船「聞書」資料の世界―『大島筆記』を中心に― 島村幸一  琉球人の唐旅見聞談について 真栄平房昭  近世における琉球人の日本漂着 屋良健一郎  『大島筆記』をめぐる唐手の「伝来」に関する一考察 嘉手苅徹  『大島筆記』に記された琉球語 橋尾直和 あとがき 島村幸一 執筆者一覧 納入までに3週間ほどかかります。

世界遺産バリの文化戦略 水稲文化の儀礼がつくる地域社会(アジア遊学 230)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,780
海老澤衷編、勉誠出版、2019年2月、269p、A5判
小口に汚れ
バリ島のスバック(水利組織)は、2012年に世界遺産に登録された。火山・水系を背景として棚田を生み出した自然と村落が重要文化的景観として認定されたのである。
この文化遺産はいかにして形成され、人や自然と結びついてきたのか。東アジアの水利とはどのような違いがあるのか。
村落共同体の組織性と生産性、国家や宗教との関係、独特な舞踊・音楽・絵画が生み出される芸術的基盤の特質に迫り、その歴史的・文化的意義を歴史学・文化人類学・脳生理学・心理学など多角的な視点から明らかにする。
目次
まえがき
Ⅰ バリ島研究とそのイメージ形成
「バリ島」イメージの形成と日本 海老澤衷
クリフォード・ギアーツの人類学とその後の人類学的研究 西村正雄
スバック・グデ・スウェチャプラと王朝の伝統 三浦恵子
Ⅱ バサンアラス村の調査から
スバック・バサンアラスの形態的特質と東アジアの水利社会 海老澤衷
バサンアラス村における神聖と不浄の生活空間 三浦恵子
バサンアラス村の奉納舞踊ルジャン 河合徳枝
Ⅲ バリ島の世界遺産と農業
バリ州の文化的景観―世界遺産登録の過程と地元農民の期待と課題 三浦恵子、イ・マデ・サルジャナ
コメと倉―バリ島稲作社会の民族考古学調査 細谷葵
バリ島の在来イネ 菊地有希子
Ⅳ バリ島の伝統文化から学ぶ
報酬脳主導による持続型社会モデル―バリ島慣習村の事例 河合徳枝
バリ島の伝統継承にみる子どもの活性構築―生物学的文化人類学の視点から 八木玲子
あとがき
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海老澤衷編 、勉誠出版 、2019年2月 、269p 、A5判
小口に汚れ バリ島のスバック(水利組織)は、2012年に世界遺産に登録された。火山・水系を背景として棚田を生み出した自然と村落が重要文化的景観として認定されたのである。 この文化遺産はいかにして形成され、人や自然と結びついてきたのか。東アジアの水利とはどのような違いがあるのか。 村落共同体の組織性と生産性、国家や宗教との関係、独特な舞踊・音楽・絵画が生み出される芸術的基盤の特質に迫り、その歴史的・文化的意義を歴史学・文化人類学・脳生理学・心理学など多角的な視点から明らかにする。 目次 まえがき Ⅰ バリ島研究とそのイメージ形成 「バリ島」イメージの形成と日本 海老澤衷 クリフォード・ギアーツの人類学とその後の人類学的研究 西村正雄 スバック・グデ・スウェチャプラと王朝の伝統 三浦恵子 Ⅱ バサンアラス村の調査から スバック・バサンアラスの形態的特質と東アジアの水利社会 海老澤衷 バサンアラス村における神聖と不浄の生活空間 三浦恵子 バサンアラス村の奉納舞踊ルジャン 河合徳枝 Ⅲ バリ島の世界遺産と農業 バリ州の文化的景観―世界遺産登録の過程と地元農民の期待と課題 三浦恵子、イ・マデ・サルジャナ コメと倉―バリ島稲作社会の民族考古学調査 細谷葵 バリ島の在来イネ 菊地有希子 Ⅳ バリ島の伝統文化から学ぶ 報酬脳主導による持続型社会モデル―バリ島慣習村の事例 河合徳枝 バリ島の伝統継承にみる子どもの活性構築―生物学的文化人類学の視点から 八木玲子 あとがき

杜甫と玄宗皇帝の時代(アジア遊学220)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
松原朗 編、勉誠社、2018、272p、A5判
玄宗皇帝の即位とともにこの世に生を受けた杜甫は、大唐の盛時、そして破滅の目撃者であった。
「安禄山の乱」以後に数多くの作品をのこし、晩成の詩人とされる杜甫。その基盤が築かれた「開元の治」とは、どのような時代であったのか?
文学の視点のみならず歴史・政治・思想・美術などのさまざまな時代的背景から杜甫の半生をひもとくことで、その人物像を浮かび上がらせるとともに、作品にのこされた太平の記憶を辿り、玄宗皇帝の時代を描き出す。
目次
序説 松原朗
総論 杜甫とその時代―安史の乱を中心として 後藤秋正
Ⅰ 杜甫が生まれた洛陽の都
武則天の洛陽、玄宗の長安 妹尾達彦
杜甫と祖父杜審言 松原朗
杜甫の見た龍門石窟 肥田路美
Ⅱ 玄宗の時代を飾る大輪の名花=楊貴妃
武韋の禍―楊貴妃への序曲 金子修一
楊貴妃という人物 竹村則行
楊貴妃を描いた文学 竹村則行
「麗人行」と「哀江頭」―楊貴妃一族への揶揄と貴妃不在の曲江池 諸田龍美
Ⅲ 唐の対外政策(唐の国際性)
漠北の異民族―突厥・ウイグル・ソグド人 石見清裕
蕃将たちの活躍―高仙芝・哥舒翰・安禄山・安思順・李光弼 森部豊
辺塞詩の詩人たち―岑参を中心に 高芝麻子
杜甫「兵車行」 遠藤星希
Ⅳ 杜甫の出仕と官歴
詩人たちの就職活動―科挙・恩蔭・献賦出身 紺野達也
杜甫の就職運動と任官 樋口泰裕
Ⅴ 杜甫の文学―伝統と革新
杜甫と『文選』 大橋賢一
李白との比較―「詩聖と詩仙」「杜甫と李白の韻律」 市川桃子
杜甫の社会批判詩と諷喩詩への道 谷口真由実
Ⅵ 杜甫の交遊
李白 市川桃子
高適・岑參・元結 加藤敏
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松原朗 編 、勉誠社 、2018 、272p 、A5判
玄宗皇帝の即位とともにこの世に生を受けた杜甫は、大唐の盛時、そして破滅の目撃者であった。 「安禄山の乱」以後に数多くの作品をのこし、晩成の詩人とされる杜甫。その基盤が築かれた「開元の治」とは、どのような時代であったのか? 文学の視点のみならず歴史・政治・思想・美術などのさまざまな時代的背景から杜甫の半生をひもとくことで、その人物像を浮かび上がらせるとともに、作品にのこされた太平の記憶を辿り、玄宗皇帝の時代を描き出す。 目次 序説 松原朗 総論 杜甫とその時代―安史の乱を中心として 後藤秋正 Ⅰ 杜甫が生まれた洛陽の都 武則天の洛陽、玄宗の長安 妹尾達彦 杜甫と祖父杜審言 松原朗 杜甫の見た龍門石窟 肥田路美 Ⅱ 玄宗の時代を飾る大輪の名花=楊貴妃 武韋の禍―楊貴妃への序曲 金子修一 楊貴妃という人物 竹村則行 楊貴妃を描いた文学 竹村則行 「麗人行」と「哀江頭」―楊貴妃一族への揶揄と貴妃不在の曲江池 諸田龍美 Ⅲ 唐の対外政策(唐の国際性) 漠北の異民族―突厥・ウイグル・ソグド人 石見清裕 蕃将たちの活躍―高仙芝・哥舒翰・安禄山・安思順・李光弼 森部豊 辺塞詩の詩人たち―岑参を中心に 高芝麻子 杜甫「兵車行」 遠藤星希 Ⅳ 杜甫の出仕と官歴 詩人たちの就職活動―科挙・恩蔭・献賦出身 紺野達也 杜甫の就職運動と任官 樋口泰裕 Ⅴ 杜甫の文学―伝統と革新 杜甫と『文選』 大橋賢一 李白との比較―「詩聖と詩仙」「杜甫と李白の韻律」 市川桃子 杜甫の社会批判詩と諷喩詩への道 谷口真由実 Ⅵ 杜甫の交遊 李白 市川桃子 高適・岑參・元結 加藤敏 納入までに3週間ほどかかります。

海を渡る史書 東アジアの「通鑑」(アジア遊学198)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,200
金時徳・濱野靖一郎 編、勉誠社、2016、224p、A5判
中国宋代、司馬光により編まれた編年体の史書『資治通鑑』。
それは新たな史書の典型として、朝鮮の『東国通鑑』、日本の『本朝通鑑』など、一群の「通鑑」の名を冠する書籍を生み出すこととなった―。
2014年に韓国で再発見された『新刊東国通鑑』の板木を起点に、東アジア世界の歴史叙述に大きな影響を与えた「通鑑」の思想と展開を探る。
目次
序―板木の森を彷徨い、交流の海に至る 金時徳
新たな史書の典型―「通鑑」の誕生と継承
 『資治通鑑』の思想とその淵源 福島正
 明清に於ける「通鑑」―史書と政治 高橋亨
『東国通鑑』と朝鮮王朝―受容と展開
 朝鮮王朝における『資治通鑑』の受容とその理解 許太榕(翻訳:金時徳)
 『東国通鑑』の史論 兪英玉(翻訳:金時徳)
 朝鮮時代における『東国通鑑』の刊行と享受 白丞鎬(翻訳:金時徳)
 『東国通鑑』とその周辺―『東史綱目』 咸泳大(翻訳:金時徳)
海を渡る「通鑑」―和刻本『東国通鑑』
 朝鮮本『東国通鑑』の日本での流伝及び刊行 李裕利
 『新刊東国通鑑』板木の現状について 金時徳
 ◆コラム 長谷川好道と東国通鑑 辻大和
島国の「通鑑」-史書編纂と歴史叙述
 林家の学問と『本朝通鑑』 澤井啓一
 『本朝通鑑』の編修とその時代 藤實久美子
 琉球の編年体史書 高津孝
読みかえられる史書―歴史の「正統」と「正当化」
 水戸学と「正統」 大川 真
 崎門における歴史と政治 清水則夫
 伊藤東涯と朝鮮―その著作にみる関心の所在 阿部光麿
 徳川時代に於ける漢学者達の朝鮮観―朝鮮出兵を軸に 濱野靖一郎
 ◆コラム 『東国通鑑』をめぐる逆説―歴史の歪曲と帝国的行動の中で 井上泰至
編集後記 濱野靖一郎
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2,200
金時徳・濱野靖一郎 編 、勉誠社 、2016 、224p 、A5判
中国宋代、司馬光により編まれた編年体の史書『資治通鑑』。 それは新たな史書の典型として、朝鮮の『東国通鑑』、日本の『本朝通鑑』など、一群の「通鑑」の名を冠する書籍を生み出すこととなった―。 2014年に韓国で再発見された『新刊東国通鑑』の板木を起点に、東アジア世界の歴史叙述に大きな影響を与えた「通鑑」の思想と展開を探る。 目次 序―板木の森を彷徨い、交流の海に至る 金時徳 新たな史書の典型―「通鑑」の誕生と継承  『資治通鑑』の思想とその淵源 福島正  明清に於ける「通鑑」―史書と政治 高橋亨 『東国通鑑』と朝鮮王朝―受容と展開  朝鮮王朝における『資治通鑑』の受容とその理解 許太榕(翻訳:金時徳)  『東国通鑑』の史論 兪英玉(翻訳:金時徳)  朝鮮時代における『東国通鑑』の刊行と享受 白丞鎬(翻訳:金時徳)  『東国通鑑』とその周辺―『東史綱目』 咸泳大(翻訳:金時徳) 海を渡る「通鑑」―和刻本『東国通鑑』  朝鮮本『東国通鑑』の日本での流伝及び刊行 李裕利  『新刊東国通鑑』板木の現状について 金時徳  ◆コラム 長谷川好道と東国通鑑 辻大和 島国の「通鑑」-史書編纂と歴史叙述  林家の学問と『本朝通鑑』 澤井啓一  『本朝通鑑』の編修とその時代 藤實久美子  琉球の編年体史書 高津孝 読みかえられる史書―歴史の「正統」と「正当化」  水戸学と「正統」 大川 真  崎門における歴史と政治 清水則夫  伊藤東涯と朝鮮―その著作にみる関心の所在 阿部光麿  徳川時代に於ける漢学者達の朝鮮観―朝鮮出兵を軸に 濱野靖一郎  ◆コラム 『東国通鑑』をめぐる逆説―歴史の歪曲と帝国的行動の中で 井上泰至 編集後記 濱野靖一郎 納入までに3週間ほどかかります。

醍醐寺の仏像 第一巻 如来 (醍醐寺叢書 研究篇)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
48,400
総本山醍醐寺 監修/副島弘道 編、勉誠出版、2018年2月、480p、A4判・上製
納入までに3週間ほどかかります。
醍醐寺に伝わる国宝・重要文化財を含む仏教彫刻の全貌を、多年にわたる調査・研究に基づく詳細な説明と、資料を超えた美しく高精細な写真によって明らかにした、美術史・仏教史における醍醐寺の仏像の集大成。
「第一巻 如来」では、国宝「木造薬師如来および両脇侍像」、初紹介となる上醍醐清瀧宮伝来「水晶宝龕入り木造阿弥陀如来立像」(鎌倉時代前期)など29件の作品を、新たに撮影した600点余の写真資料とともに詳説する。

【本書の特色】
・国宝・重要文化財を含む醍醐寺に所蔵される江戸時代末までに制作された仏像彫刻の全作品を収録する。
・図版篇および本文篇挿図には、すべて本書刊行のために長期間にわたって新たに撮影した高精細なカラー図版を収録。作品のもつ宗教的、学術的、美術的な価値を十分に理解できるように、学術性と芸術性の双方を兼ね備えた正面、側面、背面などの大型図版のほか、表面の彩色文様、像内の銘文、納入品など細部にわたる図版を豊富に収める(第1巻、作品29件、図版600点余)。
・本文篇には30年間の調査にもとづいた仏像本体、銘文、納入経巻、光背、台座など細部にわたる詳細なデータを収める。また、醍醐寺所蔵の宝物目録など関連史料を縦覧して得られた各作品の制作背景、来歴、美術史上の特色など、最新の研究成果を詳しく解説。美術史のみならず歴史学・仏教学・国文学など広く関連諸学の研究に裨益する。
・第1巻では、国宝木造薬師如来及び両脇侍像(平安時代)、初紹介となる快慶作と目される上醍醐清瀧宮伝来「水晶宝龕入り木造阿弥陀如来立像」(鎌倉時代前期)をはじめ、如来部29作品を収録。
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総本山醍醐寺 監修/副島弘道 編 、勉誠出版 、2018年2月 、480p 、A4判・上製
納入までに3週間ほどかかります。 醍醐寺に伝わる国宝・重要文化財を含む仏教彫刻の全貌を、多年にわたる調査・研究に基づく詳細な説明と、資料を超えた美しく高精細な写真によって明らかにした、美術史・仏教史における醍醐寺の仏像の集大成。 「第一巻 如来」では、国宝「木造薬師如来および両脇侍像」、初紹介となる上醍醐清瀧宮伝来「水晶宝龕入り木造阿弥陀如来立像」(鎌倉時代前期)など29件の作品を、新たに撮影した600点余の写真資料とともに詳説する。 【本書の特色】 ・国宝・重要文化財を含む醍醐寺に所蔵される江戸時代末までに制作された仏像彫刻の全作品を収録する。 ・図版篇および本文篇挿図には、すべて本書刊行のために長期間にわたって新たに撮影した高精細なカラー図版を収録。作品のもつ宗教的、学術的、美術的な価値を十分に理解できるように、学術性と芸術性の双方を兼ね備えた正面、側面、背面などの大型図版のほか、表面の彩色文様、像内の銘文、納入品など細部にわたる図版を豊富に収める(第1巻、作品29件、図版600点余)。 ・本文篇には30年間の調査にもとづいた仏像本体、銘文、納入経巻、光背、台座など細部にわたる詳細なデータを収める。また、醍醐寺所蔵の宝物目録など関連史料を縦覧して得られた各作品の制作背景、来歴、美術史上の特色など、最新の研究成果を詳しく解説。美術史のみならず歴史学・仏教学・国文学など広く関連諸学の研究に裨益する。 ・第1巻では、国宝木造薬師如来及び両脇侍像(平安時代)、初紹介となる快慶作と目される上醍醐清瀧宮伝来「水晶宝龕入り木造阿弥陀如来立像」(鎌倉時代前期)をはじめ、如来部29作品を収録。

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