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ファミコン40年 - デジタルゲームの世界
特集410 ファミコン40年 - デジタルゲームの世界(2023年11月16日〜2023年12月5日 ホーム掲載)
1983(昭和58)年7月15日、任天堂からファミリーコンピュータ発売。CPUはリコー製RP2A03、MOS6502カスタムの8bitCPUで、1.79MHz。2KBのワーキングメモリ、MMC(メモリマネージメントコントローラ)によりバンク切替え。サウンド出力のAPU(オーディオプロセシングユニット)が搭載され、PPU(ピクチャープロセシングユニット)などにより、少容量でも動作を可能にしている。スーパーマリオブラザーズはわずか40KB。画像格納領域は8KBで、残りの32KBがプログラム他のデータだ。ゲームプログラミングに詳しいわけでもないが、一般家庭のテレビがブラウン管だったことを考えても、今とは比べ物にならないほど壮絶を極めたであろう。ブラウン管は、管(チューブ)の奥から電子ビームを照射し、前面の蛍光体を発光させて画面を表示する。ちなみに「チューブ」はテレビそのものを表す言葉にもなっていて「YouTube」もここからだ。ビームは1本なので、電磁石で方向を左から右へ変え、また一段下がって左から右と、640x480の解像度の場合は、1ライン640個の光の点の表示を480回繰り返し、1フレームを表示する。1秒間には30フレームだ。1フレーム表示する間に次の処理を実行したりと、タイミングを計り、正常な画面を表示させるためには、純粋にゲームプロセスのアルゴリズムを作るだけではなく、どれほどの石みがきが必要であったことか。
書籍一覧
ゼビウス -ファミリーコンピュータ・ゲーム必勝法シリーズ1- ケイブンシャの大百科別冊
ゲーム&キャラクターマガジン 月刊ダ・ガマ 創刊号~15号揃
卒業R プレイステーション版公式ガイド(Game Fan Books 4)
(武者良太著 毎日コミュニケーションズ編)