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首相指名選挙 - 新たなリーダー、様々な時代の政局
特集452 首相指名選挙 - 新たなリーダー、様々な時代の政局(2024年12月13日〜2024年12月20日 ホーム掲載)
2024(令和6)年11月、総理大臣指名の決戦選挙が行われ、石破茂が第103代総理大臣に選出された。内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で指名される。 指名は単記記名投票で行われ、投票の過半数を得た者が指名された者となる。なお、1回の投票で過半数を得た者がいないときは、上位2人の決選投票を行い、多数を得た者が指名された者となる。同年9月に自民党総裁選により選ばれた石破総理が、10月に衆議院を解散し衆議院議員選挙、いわゆる解散総選挙を行った。総選挙のあとに新しい首相を選ぶために特別国会を開くこととなっていて、第1党含む政権で、衆議院の議席が半数以上あれば、そこから選出されるのが通例だが、今回の総選挙により第1党含む与党の議席が過半数を下回わったので、政権の行方に注目が集まった。過去の事例では、特別国会ではないが1989(平成元)年の首相指名選挙で自民党が参院で過半数を割る「ねじれ国会」となっていたため、衆院が自民党の海部俊樹氏を、参院が社会党の土井たか子氏をそれぞれ指名した。94(平成6)年には第2党だった当時の社会党の村山富市氏が首相に指名され、自民、社会、新党さきがけ3党の連立政権が発足した。
書籍一覧
日本外交のアーカイブズ学的研究
(佐藤元英, 服部龍二 編著)