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笑点60年 - TV・バラエティ番組
特集514 笑点60年 - TV・バラエティ番組(2026年5月26日〜2026年6月9日 ホーム掲載)
1966(昭和41)年5月15日、日本テレビ系列にて「笑点」放送開始。高度経済成長期の日本のお茶の間に、一枚の座布団から始まる新たなエンターテインメントが誕生した。初代司会者は立川談志師匠。伝統芸能である「落語」をテレビというモダンなメディアに最適化させた。番組の代名詞である「座布団」を巡る駆け引きと、そこから生まれた独自のキャラクター性が絶妙で、当初は単なる賞品の置き台に過ぎなかった座布団は、やがて10枚溜まると「豪華な賞品(あるいは過酷なオチ)」がもらえるという番組最大のルールへと進化した。司会者の一言に一喜一憂し、時に毒舌を吐き、時に互いを落とし合う大喜利メンバーたちの姿は、視聴者にとって「日曜夕方の親戚の集まり」のような安心感をもたらした。さらに、番組の魅力を語る上で欠かせないのが、大喜利である。いまではお笑いの定番となっているこの大喜利の演出は、この番組から広まっていったといっても過言ではないだろう。歴代の司会者やメンバーの変遷、楽屋裏の熱気などは、当時のテレビ雑誌やタレント本、寄席文化の解説書などにあり、昭和から令和へと続く大衆娯楽の変遷を物語っている。過去の番組記念本や、歴代メンバー、特に、前田武彦、三波伸介、五代目柳家小さん、五代目三遊亭圓楽、桂歌丸などの自伝・エッセイは、日本の放送文化を紐解く上でも非常に貴重な資料と言える。
書籍一覧
放送批評の50年 : NPO法人放送批評懇談会50周年記念出版
(放送批評懇談会 著)