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ドラクエ発売40年 - ゲームカルチャー
特集516 ドラクエ発売40年 - ゲームカルチャー(2026年6月9日〜2026年6月24日 ホーム掲載)
1986(昭和61)年5月27日、「ドラゴンクエスト」発売。現スクウェア・エニックスが、それまでパソコン専用で一部のマニア向けだったロールプレイングゲーム(RPG)というジャンルを、誰もが楽しめる国民的娯楽へと昇華させた。シナリオは堀井雄二氏、キャラクターデザインは鳥山明氏、音楽はすぎやまこういち氏、各界の巨匠たちが奇跡的に融合した「三位一体」の開発体制である。堀井氏による人間味あふれる温かなセリフ回し、鳥山氏が命を吹き込んだスライムをはじめとする魔物たち、そしてすぎやま氏が紡いだオーケストラ調の壮大な楽曲群。これらがファミコンの限られた容量の中で見事に調和し「自らが物語の主人公である勇者となる」という未知の没入感を体験できた。日本独自の「ゲームカルチャー」の基盤を作った作品でもあった。1988(昭和63)年に「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」を発売するや、全国の玩具店に大行列ができ、学校や仕事を休んで買いに走る者が続出して社会現象となった。当時のゲーム雑誌「ファミマガ」などを紐解くと、メディアがいかにこの現象を報じ、子どもたちはもとより、大の大人までもが「冒険の書」のセーブデータが消える恐怖に怯えながらも熱中していたか、その時代の熱量を追体験することができる。40年を経て、ドット絵から3Dグラフィックへと技術は進化し、近年ではAI技術を活用したバトルシステムやリアルな世界観の構築など、最先端のテクノロジーが導入されている。
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