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メールマガジン記事 日本の古本屋メールマガジン2009

日本の古本屋メールマガジン その86 12月25日号

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      。.☆.:* その86・12月25日号 *:.☆. 。
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☆INDEX☆
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 1. 「今年の収穫・この一冊」アンケート発表
  2. 新鋭評論(6) 『「最後のユニコーン」論』 小野塚 力
  3. 日本の古本屋・年末年始のお知らせ

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今年もインターネット「日本の古本屋」をご愛顧いただきまして誠
にありがとうございました。
  インターネット「日本の古本屋」では古典籍から現代の本まで、
全国の古書店が新入荷品を毎日更新しております。どうぞ来年もよ
りいっそうのご愛顧をいただけますよう宜しくお願い申し上げます。

今回のメルマガは、先月募集した「今年の収穫・この一冊」の発表
をいたします。

━━━━━【「今年の収穫・この一冊」アンケート発表】━━━━

HPにてご紹介しております。
⇒ http://www.kosho.ne.jp/melma/qs/kekka201001.htm

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[書名]= = 手塚治虫作品集 ジャングル大帝  文民社版
[著者名]= = 手塚治虫
[理由]= = 30年以上も前に買いそびれた本です。当時は情報も無
く、諦めたまま年月が過ぎました。パソコンを手に入れ、インター
ネットで何気なしに検索するとヒットしました。学生当時、手塚治
虫に傾倒していたのが、懐かしく思い出されます。後の講談社版の
400冊の手塚治虫全集は手に入れたのですが、文民社版の全集は、
どうしても欲しいものでした。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 50
[都道府県]= = 千葉

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[書名]= = 日ざかり
[著者名]= = エリザベス・ボウエン
[理由]= = 岩男淳一郎氏の著書「絶版文学発掘ノート」に、著者が
250円で入手された感激のいきさつを読みました。以来、「日ざかり
」を求めて古書店めぐりを数年、先日早稲田の然る古書店で歪みが
あって黒ずんだ「日ざかり」が捨てられたように書棚の隅に置かれ
ているのを見つけ、店主にお値段をお聞きしました。結果として、
岩男氏の場合より50円高い出費で入手でき、興奮覚めやらずのうち
に読破しましたが、これが今年一番の印象深い一冊でした。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 67
[都道府県]= = 神奈川

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[書名]= = 熊本兵団戦史 全3冊
[著者名]= = 熊本兵団戦史編さん委員会 編集
[理由]= = 私が小学6年の冬(昭和37年1月)から地元の新聞に
連載された記事を単行本化した本です。連載当時からスクラップを
し、本書刊行時も早速購入しましたが、学生時代に下宿の火災で焼
失してしまいました。時間に余裕が出来たので、再読したくなって
インターネットで検索したら見つかり、すぐ購入しました。
購入したばかりですので、これからが楽しみです。でも、茨城にい
て熊本で発行された書籍が購入できるとは、便利になったものです。
数年前までは入手を諦めていました。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 60
[都道府県]= = 茨城

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[書名]= = 戦争と人間
[著者名]= = 五味川純平
[理由]= = 第8巻までしか持っていなかった母が最後まで読みたい
と言い出し、古本屋をあたったところ、最終巻近くはとんでもない
値段に…。そんなときに「日本の古本屋」さんで全巻揃った物が手ご
ろな値段でありました。親孝行も出来たし、私も読み出したところ
です。
[性別]= = 女性
[年齢]= = 48
[都道府県]= = 神奈川

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[書名]= = 査問
[著者名]= = 川上徹
[理由]= = 1960年代の「代々木学生運動の首魁」で「新日和見主義事
件の首魁」として名前だけ知っていた「川上徹」という著者名と「査
問」という「大島渚著作集に反復してテーマとされた」時代がかった
書名にひかれて購入しただけでした。淡々としたそれでいて「誠実さ
の伝わる(高校生の作文のような)文章」から著者が「代々木流にス
ポイルされた自己の感性と世界観」とを自分に取り戻そうとしている
姿がそれなりに伝わってきて「ある種の感動」さえ覚えました。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 62
[都道府県]= = 東京

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[書名]= = カメラ従軍  落下傘部隊と共にに征く
[著者名]= = 海軍報道班員 本間金資 著
[理由]= = 海軍落下傘部隊だった実父の青春を知りたくて。海軍落下
傘関連の書籍を随分入手いたしましたが、この本が一番、等身大の隊
員の事が、手に取るように伝わり、とても感動したから。
[性別]= = 女性
[年齢]= = 48
[都道府県]= = 沖縄

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[書名]= = 『少年少女』
[著者名]= = アナトール・フランス
[理由]= = 6人ほどで1冊の本を読もうと候補にあがったのが、こ
の本。岩波文庫で急遽あちらこちらの古書店から揃えました。イン
ターネットならではの効果です。1冊古い、昭和45年版があり、
それはそれで旧かな、旧漢字がいっそう趣を伝えてくれました。
そうか、古い版にもこういう楽しさがあったのだと知りました。
[性別]= = 女性
[年齢]= = 70
[都道府県]= = 東京

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[書名]= = ザボンの花(あかね書房版)
[著者名]= = 庄野潤三
[理由]= = 夏に見かけて、「おや、めずらしいな」と買い求め、さっ
そく読み終えてから、ひと月もたたない内に庄野潤三の訃報を耳にした。
喪失感は大きかったが、残された作品の数々が、それを埋め続けてくれ
るだろう。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 50
[都道府県]= = 東京

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━━━━━━━━━━━━━【新鋭評論(6)】━━━━━━━━━━━

 「最後のユニコーン」論
                          小野塚 力

少し前に、学研から二冊の新刊が刊行された。一冊は訳者高遠弘美氏
の見事な訳文が光る「Oの物語」、もう一冊は、続編である中篇「二
つの心臓」と併せて金原瑞人氏の新訳で刊行された「最後のユニコー
ン」完全版である。長らく、ピーター・S・ビーグルは未読の作家だ
った。処女作「心地よく秘密めいたところ」も読み終えていない。こ
の「最後のユニコーン」「二つの心臓」を読み終えて感じたのは、甘
酸っぱい〈幻滅感〉ともいうべきものだった。本来、幻滅感は、理想
形と現状とのギャップ、差分として想起される感情である。だが、「
最後のユニコーン」における〈幻滅感〉は、いわゆる通常の意味合い
とは異なるニュアンスが含まれている。わずかにだが、かつての理想
形への憧れ、尊敬の感情が含まれている。いわば、裏返しの憧れとも
いえるのだ。この憧憬を含んだ幻滅感が私にはどこか切ない、甘酸っ
ぱさとして認識される。

続きはこちら

http://www.kosho.ne.jp/melma/0912/index.html

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━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

12月~1月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジンその86 2009.12.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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