増補 幸田文対話 上 (父・露伴のこと)・下(人生・着物・樹木) 2巻揃 岩波現代文庫 文芸206 文芸207
草の花 <講談社文芸文庫 現代日本のエッセイ> <講談社文芸文庫 現代日本のエッセイ> 基督教系の女子学院で、級友に「あなたは感情が強いのよ。そして正直なのよ、いゝ人なのよ」と言われた著者。継母との間も円満にいった思春期の幸福な一時の後に、やがて「わがまゝな父、負けていないはゝ、短気でおこりっぽい弟、決して平和とはいえない」日常が来る。後年の幸田文の資質と文学の原形が鮮やかに描き取られた回想の記「草の花」に、「身近にあるすきま」ほかを併録。
草の花 < 講談社文芸文庫 現代日本のエッセイ > <講談社文芸文庫 現代日本のエッセイ> 基督教系の女子学院で、級友に「あなたは感情が強いのよ。そして正直なのよ、いゝ人なのよ」と言われた著者。継母との間も円満にいった思春期の幸福な一時の後に、やがて「わがまゝな父、負けていないはゝ、短気でおこりっぽい弟、決して平和とはいえない」日常が来る。後年の幸田文の資質と文学の原形が鮮やかに描き取られた回想の記「草の花」に、「身近にあるすきま」ほかを併録。
幸田文「わたし」であることへ : 「想ひ出屋」から作家への軌跡をたどる