桜井忠温、J. Bielefelds Verlag、1911、206、1
First Edition. 8vo, 206, [2]pp, contemporary half-calf.
本書は日露戦争の旅順攻囲戦に参加した陸軍中尉の櫻井忠温が戦場での実体験をまとめた戦記です。右手首を失う重傷を負いながらも日露戦争最大の激戦を戦い抜いた姿を描いた本書は軍人武徳として称賛され、各国で翻訳されました。
ドイツ語版の本書はコペンハーゲンの駐屯地図書館からの放出品です。本作品が実際にヨーロッパの軍人にも読まれ、また分析研究の対象となる書籍として扱われていたことを物語っています。