川勝政太郎 講述 ; 歴史考古学研究会 編、言叢社、1984年初版、限定千部、174p、27cm
1984年初版、限定千部。函・帯付属。本体は布装。
やや古書臭、函・帯に若干ヤケやスレがあり、函の一部に退色やシミがあります。
本体の天と小口に斑点状の薄い小シミがありますが、本文は特に問題はありません。
●帯文
はじめて成る仏典詩句・偈頌の集成研究!:仏典には美しい言葉が多いが、偈頌は仏典の精粋を語る美しい詩句であり、仏・菩薩の功徳を讃えて朗唱し、教典を読むに等しい功徳を持つという。本書は、石造遺品銘や鐘銘など豊富な拓例を掲げつつ、わが国で用いられる偈頌を集成して、はじめてその全体像を描いた亡き川勝政太郎博士最晩年の講述である。「偈頌集録255、拓例83、偈頌索引付」。
●川勝 政太郎 (かわかつ まさたろう、1905-1978)
歴史学者・考古学者・美術史家。
専門はサンスクリット、石造美術の研究。京都市生まれ。
京都市立第一商業学校 (現:京都市立西京高等学校・附属中学校) 卒業後、建築史家の天沼俊一に師事し、石造遺品への関心を深めます。
1928年、スズカケ出版を設立して『古美術史蹟・京都行脚』を刊行し、1929年、京都史蹟会の会誌『京都史蹟』の創刊に携わりました。1930年、史迹美術同攷会を創立し、会の機関誌として研究雑誌『史迹と美術』を創刊。
石造美術の研究により紫綬褒章を受章。
特に石造美術の分野での業績は偉大で、今なお川勝を師として仰ぐ石造美術研究者は多く、「石造美術」の語も川勝が初めて唱えたとされています。現在、多くの石造美術が国の重要文化財の指定を受けていますが、そのほとんどに川勝が関与しています。
主著に『京都石造美術の研究』『日本石材工芸史』『梵字講話』『京都古寺巡礼』などがあり、『史迹と美術』誌に多数の論文が載っています。
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