大浦康介 編、平凡社、385p、22cm
2011年初版1刷。カバー・帯付属。
カバー上端に小スレ・一部に薄いくすみやシワがあります。また帯の一部にシワ・背に退色・ややスレがありますが、本文は特に問題はありません。
●内容説明
芸術と猥褻のあいだに花開いた西洋的ポルノグラフィーから、中国ポルノ、艶本、裁判・検閲、女子プロレス、フェチサイトまで、多様化する性的表象の現在に肉薄する。
●目次
1 ポルノ的レトリックを考える(中国ポルノの修辞技法—唐代から明代の韻文文学を中心に;幻想の浪声—艶本・枕絵・CGアニメにみる“声”の効用 ほか)
2 検閲と猥褻裁判(荷風と「検閲」—老戯作者のストラテジー;「サド裁判」—『悪徳の栄え(続)ジュリエットの遍歴』は猥褻文書か?)
3 ピンク・アダルト・少年ポルノ(癒しとイヤラシのポルノグラフィー—代々木忠監督作品をめぐって;無常なものの映像—世紀末の「ピンク映画」について ほか)
4 変貌するメディアと風俗のなかで(ポルノグラフィックな戦闘服—日本の女子プロレスラーの身体;ネットの中のフェティシズム—端末化する身体と欲望 ほか)
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