駒井哲郎, 駒井美子 著、大竹正次 , 校倉書房 (製作)、2005年初版、665p、25cm
2005年初版。函入り、本体は布装。巻頭に銅版画「大樹を見あげる魚」(一葉) 綴込み。
函に薄いヤケ・部分的に薄いくすみ・一部に薄いシミやスレがあります。本体・本文は特に問題はありません。
●銅版画「大樹を見あげる魚」
・サイズ (約):縦12.5×横8cm
・エンボス印「K」
・エディションナンバー入り (限定25部)
●駒井 哲郎 (こまい てつろう、1920-1976)
昭和期の日本の銅版画家、東京藝術大学教授。
油絵や色彩版画の作品も少数ありますが、生涯にわたり一貫してエッチングを制作し、モノクロームの世界で、自己の内面、幻想、夢などを表現し続けました。作風は、パウル・クレーの影響が濃い抽象的・幻想的なもの、樹木や風景を繊細で写実的なタッチで描いたものなど。
大岡信(詩人、評論家)、安東次男(詩人)ら文学者との交流も多く、安東とのコラボレーションによる詩画集『からんどりえ』(1960年)は、版画と詩を同じ紙に刷った、日本では初の試みと言われています。
版画家・装幀家の恩地孝四郎とも交流がありました。
棟方志功、浜口陽三など、同時代の版画家に比べやや地味な存在ではありますが、日本美術界では長らくマイナーな分野であった銅版画の普及と地位向上に貢献した作家として高く評価されています。
2012年、福原義春が50年以上かけて収集した駒井哲郎の作品約500点が世田谷美術館に寄贈されました。
代表作品に「束の間の幻影」「樹」、著書に「銅版画のマチエール」「ルドン 素描と版画」など。
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