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帝都高速度交通営団史  東京地下鉄株式会社 刊行年 平16 ページ数 633頁函付き サイズ B5日中戦争中に、国家による統制管理のために設置された経営財団、いわゆる「営団」の一つである。「帝都」とは大日本帝国の首都、すなわち東京のこと、「高速度」とは新幹線のような高速鉄道の意味ではなく、かつて市内交通の主役であった路面電車に対して「高速」である『都市高速鉄道』の意味である。英語表記は “Teito Rapid Transit Authority” で、 “TRTA” という略称もあった。東京地下鉄道と東京高速鉄道によって行われていた東京市の地下鉄建設・運営事業を統合し、一元的に東京の地下鉄を建設・経営する公共企業体として発足した。元々は1930年代の不況の中、他の交通機関と競争を続け経営難に陥っていた交通事業者を統合して救済する「交通調整」を目的に設立が検討され(この理念を体現したのがのちの陸上交通事業調整法である。当時このような交通事業の再編は、自動車の急増を背景としてロンドンやベルリンで既に行われており、世界的なトレンドであった)、地下鉄のみならず東京近郊のすべての鉄道とバス事業を担う巨大交通事業者となることが期待された。ところが1937年に日中戦争が開戦すると一転好景気となり、それに伴う輸送量の急増により「交通調整」の前提が崩れた。そこで計画が見直され、地下鉄の整備を新設の特殊法人(交通営団)が担い、路面電車やバスなどは東京市が管理するという体制となった。第二次世界大戦後、日本を占領した連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ) の指令により、帝都高速度交通営団を除く営団は解散もしくは公団へ移行した。当営団についてもGHQは当初、戦時体制下の非民主的組織であるとして廃止を検討し、地下鉄運営の主導権を戦前より狙っていた東京都がこれを強く支持した。しかし、当時の東京都に地下鉄運営の実績がなかったことと、「交通営団は戦争目的の統合ではなく、当時世界的なトレンドであった交通事業再編の議論の一環で設立された組織」であるとする国と当営団の主張がGHQに受け入れられたためにそのまま維持され、旧憲法下の「帝都」を名称に含む組織は新体制移行後60年近くという長期に亘って存続した。その間、東京都の直営による地下鉄事業開始(1960年)や国鉄分割民営化

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洋燈 深沢幸雄 [限定版]藤川清撮影 ; 加藤孝次,由水常雄著 出版社 冬樹社 刊行年 昭和52年 ページ数 129頁 サイズ 21×30×3㎝ 灯火用ガラス、とりわけランプの油壷とホヤの製造は明治のガラス工業をささえる主要分野であった。石油ランプは明治前期に急速に普及し生活の必需品となっていった。                 中でも座敷ランプは、行灯や燭台のスタイルを取り入れ和洋折衷の魅力に富んでいる。また材質も鋳鉄製、朱塗り、安価なブリキ製など多様である。舶来品に匹敵するランプの制作は、明治中期以降で畳や障子に似合う日本的たおやかさを身につけた作例が生まれた。                座敷ランプは、渋みとガラスの優雅さが不思議な調和をたもつ小世界を作り出す和ガラスの代表といえます。笠や油壷にガラスの加飾の粋が凝らされた卓上に置くランプ卓上に置く石油ランプ(灯油ランプ)を総称して「台ランプ」と呼びます。その中でも平芯で笠をかけない四つ爪で丸ホヤを支えたランプを「置きランブ」とし二分四つ手・五分四つ手とも呼び、巻芯のアルガン燈で円筒形の竹ホヤを冠せて笠のかかったものを「台ランプ」と区分します。笠や油壷にガラス加飾の粋が凝らされた華麗な作例が多い。座敷生活が一般的だった明治期には、紫檀や花凛、それを模した材質のランプ台が用意されることもあった。 豆ランプ。小型のランプは、仏壇、神棚、台所、風呂場、便所などに運ばれて手元を照らす明かりにされました。豆ランプ、手ランプ、吊りランプは巻き芯を用いる。大正4年の佐々木硝子店のカタログには同様の豆ランプは「豆押台」と掲載されている。         ¥3,500

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