朝日新聞東京本社企画第一部編、朝日新聞社、1988、126p、28cm
あいさつ
英国ケンブリッジ大学付属のフィッツウィリアム美術館は, 英国
でも最も古い公立美術館の一つです。 1816年リチャード・フィッツ
ウィリアムが同家のコレクションと美術館建築費10万ポンドをケン
ブリッジ大学に寄贈したのをきっかけに創立された同美術館は,
その後も続々と多くのコレクターから寄贈を受け, 世界でも有数の
質の高いコレクションを誇るようになりました。
同館のコレクションはエジプト, ギリシャ, ローマから中世, ルネ
ッサンス, 近代へと多岐にわたっていますが, 本展ではその中で
もとくに華麗な19世紀から20世紀にわたるフランス風景画を紹介
いたします。 バルビゾン派及びレアリスムからはコロー, ドービニ
-, ミレー,クールベ, 印象派からはモネ, ルノワール, ピサロ,
シスレー, 後期印象派及び点描派からはセザンヌ,ゴーガン, ゴ
ッホ,スーラ, シニャック, 20世紀に入ってマティス, ルオー, ドラ
ンら計41作家, 油彩50点, 水彩・素描30点という構成です。 日本
の鑑賞者に深い感銘を与えるものと確信しております。
最後になりましたが、長期間の貸し出しを了承してくださったフ
イッツウィリアム美術館とマイケル・ジャッフェ館長、また本展の開
催にご後援たまわりました外務省, 文化庁, ブリティッシュ・カウン
シルに心からお礼申し上げます。
主催者
状態薄ヤケ少 グラシン紙包装にてお届け致します。