ソフィー・ロイドルト:著, 青山 治城:監訳, 八重樫 徹:訳, 植村 玄輝:訳, 木村 正人:訳,・・・
われわれの社会生活における法および法秩序は、いかにして現出しているのか。フッサールの影響下に法現象を論じた戦前の古典的法現象学を嚆矢とし、ハイデガー、シェーラー、メルロ=ポンティらの思考を継承した戦後法学の諸潮流を経て、現代の法現象学は人権、他者、責任、正義、自由といった問題圏へとその対象領域を展開している。哲学と法学を架橋する法現象学の理論枠組みを体系的に叙述する決定的大著。
目次
日本語版への序文
序 言
第一部 導入──法現象学とは何か
第一章 法哲学の基本問題と法現象学の基本概念
第二章 現象学の基本問題と法現象学の基本概念
第三章 法現象学とは何でありうるか──諸々の問いかけや方向性、方法、時代にそった体系化の試み
第二部 法現象学の諸々の立場
予備的考察──エトムント・フッサールの現象学における法
第一章 古典的法現象学
第二章 継承と新展開
第三章 法現象学──結論と展望
監訳者あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
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