黒江光彦、玉川叢書、平成6年(1994年) 第2刷、210 p 絶版 未読品、サイズ(cm): 1・・・
油絵修復の職人となった美術史家が、美を愛する心と、科学的判断を手先に結集して絵直しをするプロセスを語る。 芸術と科学とが結びついたところに修復技術が花咲く。二つの領域が触れ合うとき、すなわち現実には作品に手をふれて修復作業がすすめられるとき、芸術への愛と科学の知的判断とが結び合った「手」が不可欠となる。私はこの「手」になりたくてこの道にはまり込んできた。長年勤めてきた美術館を辞めて「職人」になりきりたいと日夜励んでいる。近代的な方法によって、日本ではまだ日が浅い油絵の修復の仕事を、日本画における表具師や経師屋が蓄積し到達している高い水準にまで高めたいと願っている。知におぼれることなく、愛にあまえることなく、誠実に没我的に、作品の創造の原点へむかって忍耐強くせまっていく―これが私のメティエでなければならない。[著者]
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