野上弥生子 著 ; 加賀乙彦 編、岩波書店、335p、15cm
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岩波文庫の野上弥生子短篇集は、20世紀のほとんどを生きた作家、野上弥生子の卓越した短編作品を集めた一冊です。『真知子』『迷路』『森』などの長編で知られる彼女ですが、短編においても、鋭い観察眼と洗練された描写力で、人間の内面を深く描き出しています。
本書には、「死」「或る女の話」「茶料理」「哀しき少年」「明月」「七夕」「狐」の7編が収録されています。初期から晩年までの作品が編年順に並べられており、彼女の作風の変遷を辿ることもできます。
収録作品は、市井の人々の日常や、戦争の影、人間の孤独や愛情など、様々なテーマを扱っています。抑制の効いた筆致でありながら、登場人物の感情や情景が鮮やかに浮かび上がり、読者の心に深く印象的な読後感を与えます。野上弥生子の文学世界への入門としても、彼女の作品を深く味わいたい読者にとっても、必読の一冊と言えるでしょう。
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