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メールマガジン記事 日本の古本屋メールマガジン2010

日本の古本屋メールマガジン その91 5月25日号

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☆INDEX☆
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  1. 自著を語る(39)
  2. ニッポン洋行御支度史(3) ガイドブック2  西出勇志
  3. 次号の自著を語る・イベントのお知らせ

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━━━━━━━━━━━【自著を語る(39)】━━━━━━━━━━

『出版状況クロニクルⅡ』

                        小田光雄

 出版業界もマスコミも電子書籍問題一色に染まっている。5月28
日にはアップルのiPadが日本でも発売されるから、そのような状況
はさらに加速し、電子書籍元年をめぐる様々な話題が次々と続いて
いくだろう。

 しかしこれらの報道は現在の出版業界の問題をミスリードする危
険性を孕んでいる。電子書籍リーダーの出現よりもはるかに重要な
問題は、日本でしか起きていない出版における深刻な危機である。
それは日本特有の再販委託制による出版社・取次・書店という近代
出版流通システムの破綻に起因している。だがその破綻と危機が自
明となった現在でさえも、相変わらず再販制がタブーゆえに、正面
から論じられていない。

 そのような状況の中で、私だけが一貫してこの問題に言及し、近
年は論創社のホームページで、毎月「出版状況クロニクル」と題し、
出版社、取次、書店、ブックオフ、CCC=TSUTAYA、古書業界など、
本に関係する全分野の状況をレポートし、コメントを加えてきた。
ようやくその二冊目が『出版状況クロニクルⅡ』として、六月に論
創社から刊行される。今回は新刊書店の古本併売の問題とも絡み、
古書業界も含んだ広範な時限再販本市場の創出を提言している。古
本好きの側からの意見もぜひ聞かせてほしいと思う。

 また論創社からはすでに『古本探究』シリーズを三冊、『古雑誌
探究』一冊を刊行している。これらは新たな古本史を提起する試み
として書かれた。しかしこちらもタブー含みのためか、まったく黙
殺されている。この四冊も古本好きの方々に読まれ、感想でもうか
がえれば、とても有難い。

 なお「出版状況クロニクル」は5月1日より、自分のブログ【出版
・読書メモランダム】へと移行した。こちらでも古本を通じてもう
ひとつの近代文学、出版史を意図する「古本夜話」を連載している
ので、ぜひ一度お出かけあれ。

出版・読書メモランダム

http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/

論創社 出版状況クロニクル

http://www.ronso.co.jp/index.html

━━━━━━━━━【ニッポン洋行御支度史(3) 】━━━━━━━

海外旅行が自由化される3年前の1961年、現代教養文庫から
「海外旅行ABC」が出た。著者は九州大教授で理学博士の三上操氏。
59年に出かけた欧州視察を基に、旅程からチップの渡し方までを
綴った海外旅行ガイドブックだ。携行品は特に詳細に記されていて、
明治から現代までのトラベルグッズの変遷を調べている筆者のような
者には実に興味深い。
戦後の混乱期を脱して増えてきた海外渡航者のために、役立つ知識を
伝えようと執筆された。洋行の喜びと気負いが感じられる本であり、
数多くの情報を盛り込んだことで出版時には関係者の間で評判になった。
そんな本書の大きな特徴は、個人が自らの体験を基に書いたガイド
ブックである点だろう。

現在、実用的なデータを満載したスタイルのガイドブックは、出版社
編集の組織だったものがほとんどである。しかし、海外旅行自由化以前、
ベデカーシリーズなど欧米のガイドブックは充実していたが、日本語の
ものは非常に少なかった。数少ない例外の一つが、52年に日本交通
公社が出した「外国旅行案内」である。ただ、世界中を網羅している
ためにハンディーなタイプではなく、旅行先で持ち運びがしやすい
4分冊スタイルとなったのは60年。この外国旅行案内は独占的な状態が
続き、各出版社による一般向けの海外旅行ガイドブックの刊行はしばらく
後になる。

続きはこちら

http://www.kosho.ne.jp/melma/1005/index.html

【プロフィール】にしで・たけし 1961年京都市生まれ。都内
の報道機関から東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO M
X)に出向中。携行品を通した日本人の海外旅行史「モノ語り ニ
ッポン洋行御支度史」を「ホテルジャンキーズ」誌に連載している
(現在21回目)。共著に「アジア戦時留学生」「TVドラマ“ギ
フト”の問題」など。

━━━━━【次号の自著を語る・イベントのお知らせ】━━━━━━

 黒岩比佐子著 『古書の森 逍遙』(工作舎・6月中旬発売)

  http://www.kousakusha.co.jp/NEWS/weekly20100511.html

イベント開催のお知らせ
  <作家・黒岩比佐子が魅せられた
         明治の愛しき雑書たち―日露戦争・独歩・弦斎>

  会期: 6月20日(日)~6月26日(土) 10:00~18:00
  会場: 東京古書会館 2階展示室 入場無料  
 後援: 東京都古書籍商業協同組合

詳しくは: http://www.kosho.ne.jp/news/100525.html

━━━━━━━━【古書販売目録コレクション配布】━━━━━━━

『古書販売目録コレクション』(A4・8頁・カラー)を配布中!

千代田区千代田図書館では、『古書販売目録コレクション』(A4・
16頁・カラー)を作成しました。現在、東京古書会館受付で配布を
しております。
  なお、このパンフレットは、今年1月25日~3月27日まで千代田
図書館で行われた展示会『反町茂雄古書販売目録』をもとに制作され
ました。

 (残部のみの配布ですので、あらかじめご了承下さい。)

━━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

5月~6月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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  【バックナンバーコーナー】
  ⇒ http://www.kosho.ne.jp/melma/

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  次回は2010年6月下旬頃発行です。お楽しみに!
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全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,300店加盟)の略称です

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日本の古本屋メールマガジンその91 2010.5.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝
編集長:藤原栄志郎

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