鈴木修学 著、青山書院、1976年6版、863p、22cm
1976年6版。函入り。定価:4,800円。
函にヤケ・薄いくすみ・部分的にシミ・一部にシワ・スレ等の経年による傷みがあり、背の上部2cmほどが欠損しています。
本体表紙の背にややヤケ・端に小傷み、本体裁断面にややヤケ、巻末見返しにわずかに紙を剥がした跡、巻末白紙に記名、本文1箇所の綴じに若干傷みがあります。それ以外は特に問題はありません。
●著者:鈴木 修学 (すずき しゅうがく、1902-1962)
社会福祉の実践家で教育者、日蓮宗僧侶。
日本福祉大学の創立者で初代学長。学校法人法音寺学園、社会福祉法人昭徳会理事長。日蓮宗大僧正。
仏教感化救済会の杉山辰子と出会い救済会に入会し、辰子の養女みつと結婚。福岡県福岡市のハンセン病療養所を運営や、愛知県の青少年更生保護施設の指導者などを務めました。
辰子の死後、救済会は教化部門の仏教樹徳修養団と社会事業部門の大乗報恩会に分化し、修学は大乗報恩会の常務理事となります。しかし、1943年4月、反戦運動の疑いによる治安維持法違反容疑で逮捕され、布教活動の停止を命じられ、大乗報恩会は昭徳会(現在の社会福祉法人昭徳会)と名称を変え、大日本帝国陸軍の坂井徳太郎中将の管理下に置かれました。
終戦後は仏教樹徳修養団を発展解消して、日蓮宗昭徳教会と改めました。1961年、戦前戦後にわたる福祉活動に対し、藍綬褒章が授与されています。
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