恋ごころ 里見弴短編集/荊棘の冠 (講談社文芸文庫) の2冊
現代日本の翻訳 ポオ詩集・サロメ/ワイルド全詩 (講談社文芸文庫)
ジョン・レノン対火星人/ゴーストバスターズ 冒険小説 (講談社文芸文庫) の2冊
海を感じる時 水平線上にて <講談社文芸文庫> <講談社文芸文庫> 《海は暗く深い女たちの血にみちている。私は身体の一部として海を感じている。……》年上の男子生徒とのセックスの体験を鋭利な感覚で捉えて、身体の芯が震える程の鮮烈な感銘を与えた秀作。作家の出発を告げた群像新人賞受賞「海を感じる時」と、大学生となった、その後の性意識と体験を描き深めた野間文芸新人賞「水平線上にて」。力作2篇収録。
もぐら随筆 、<講談社文芸文庫> <講談社文芸文庫> 小田原の生家の物置小屋で、陋巷の隠者としてもぐらのように暮らしながらも大切に守り通した文学への情念の炎。抹香町の私娼窟へ通い、彼女達に馴染み、哀歓を共にし、白昼の光りには見えない底辺に生きる人間の真実を綴った。60歳にして得た若い妻との生活への純真な喜びが溢れる紀行随筆。宇野浩二、中山義秀、水上勉ら師友をめぐる思い出の記。川崎文学晩年の達成を予感させる好随筆集。
雪の下の蟹・男たちの円居/槿/山躁賦/夜明けの家/聖耳/仮往生伝試文/蜩の声/詩への小路 ドゥイノの悲歌/楽天記 (講談社文芸文庫) の9冊
「古井由吉 全エッセイ 3冊揃」 1=日常の変身 2=言葉の呪術 3=山に行く心
川崎長太郎「抹香町」小説集 Hikage no yado yamazakura
川崎長太郎 [著]、講談社、2015.10
381p 16cm
978-4-06-290287-8