メディアパル「新・よくわかる出版流通のしくみ 2019-20年版」株式会社メディアパル 代表取締役 小宮秀之 |
出版不況といわれて久しい。市場規模は14年連続マイナスであり、書店も出版社、雑誌点数も減少しています。また、以前は考えられなかった取次が経営破綻するということも起きています。 そのような厳しい状況下でも、昨年は71,000冊の新刊書籍、2,800点の雑誌が発行され、市場には90万点以上の書籍が出回りました。出版業界が様々な問題を抱え、曲がり角を迎えているとはいえ、やはり本は書店で買うという行為は日本人にとって無くてはならない習慣なのです。 世界的に見ても日本人の読書量は大変多く、様々な分野の素晴らしい書籍、雑誌が作られています。海外で人気のコミック、小説、雑誌も数多くあります。 この独自の出版文化を生み出し、発展させてきた要因の一つに日本独特の出版流通があります。出版社→取次→書店→読者の効率的な流通です。本書では出版界を流通から捉え、最新の数字と流通のしくみを図表、図解、イラストでわかりやすく解説しています。書店、取次、出版社だけでなく印刷製本業者、著者、編集者、図書館員、輸送関係者、通販業者、メディア、業界に関心のある他業種企業、一般の方にも好評です。特に新人教育テキストとして広く活用されています。 本書は販売会社大手トーハンの協力で作られ、2年に一度改訂されています。
主な内容は次の通りです。
「新・よくわかる出版流通のしくみ 2019-20年版」 |
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