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メールマガジン記事 日本の古本屋メールマガジン2022

2022年2月10日号 第340号

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 。*..*.:☆.:*・日本の古本屋メールマガジン・*:.☆.:*..*。
 古書市&古本まつり 第109号
      。.☆.:* 通巻340・2月10日号 *:.☆. 。
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メールマガジンは、毎月2回(10日号と25日号)配信しています。

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━━━━━━━━━━【シリーズ 古書の世界】━━━━━━━━

古本屋四十年(Ⅱ)

                古書りぶる・りべろ 川口秀彦

 古書組合に入ろうと決めたもう一つの大きな理由は情報が欲しい
ということだった。古本屋を含む古物商は、仕入値も売値も自分で
自由に判断できるという特殊な商売だが、それなりの相場、顧客が
納得する売買の目安というものは考えなければならない。私の場合、
店の営業は割に順調に伸びていたから、組合に入っていなくとも自
店の売買価格が間違ったものではないだろうとは思っていた。私た
ちのグループとほぼ同時期に、北海道や東海、中国地方でも、新刊
に近い本を新刊価格の一〜二割で買い、五割で売るという、後のブッ
クオフの先行形態のような非組合員の古本屋グループの営業が始まっ
ていたが、みんな同じような売値、買値の設定だったようだ。好き
なジャンル、得意なジャンルなどに多少のメリハリをつけた値付を
するところがブックオフ的な完全マニュアル型とは違うところで、
本という商品に対する愛好度やある程度の知識を前提として商売を
しているという自負が、その頃のアウトサイダー型の古本屋には共
通していたのかも知れない。私は、開業一年後に出た志田三郎『街
の古本屋入門』という、古本屋開業の初めてと言える実践的な手引
書を見て、基本的には合致していることを確認できて少し安心して
いた。

続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=8031

━━━━━━━━━【シリーズ 古本の読み方4】━━━━━━

挟み込みを「読み」、その本の使われ方を想像してみる(古本の読み方4)

                           書物蔵

 前回はテキストの余分な部分(「ペリテクスト」という。序文や
跋文、あとがき、ルビや奥付)を読んでみた。今回は、テキストで
すらない余分、英語でいうマージナリア(余白への書き込み的なも
の)を読んでみよう。
■マルジナリアを読むと読者のことがわかる?
 テキスト自体を読み込むのも「分析書誌」だけれども、近年はテ
キスト以外の部分、「書き込み」や「挟み込み」を読む、という読
み方も開発されてきた。日本では古本マニアが十年ほど前、「痕跡
本」という言葉を広めたが(古沢和宏『痕跡本のすすめ』太田出版、
2012)、西洋書誌学では本の使用者による痕跡を「マルジナリア」
(余白)と呼ぶ。
 書き込みだけでなく「挟み込み」も同様に読むことができ、古本
同人誌『Sumus』7号「特集:古書にコミあり」(2001)は、書き込
みと挟み込みを総称して「コミ」としゃれていた。

続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=8508

書物蔵
本格的古本歴は15年ほど。興味は日本図書館史から近代出版史へ
移行し、今は読書史。
共書に『本のリストの本』(創元社、2020)がある。

ツイッター
https://twitter.com/shomotsubugyo (2009年~)

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「コショなひと」始めました

東京古書組合広報部では「コショなひと」というタイトルで動画
配信をスタート。
古書はもちろん面白いものがいっぱいですが、それを探し出して
売っている古書店主の面々も面白い!
こんなご時世だからお店で直接話が出来ない。だから動画で古書
店主たちの声を届けられればとの思いで始めました。
お店を閉めてやりきったという店主、売り上げに一喜一憂しない
店主、古本屋が使っている道具等々、普段店主同士でも話さない
ことも・・・
古書店の最強のコンテンツは古書店主だった!
是非、肩の力を入れ、覚悟の上ご覧ください(笑)

靖文堂書店
古本トロワ
古書ほうろう
股旅堂
西村文生堂

YouTube 東京古書組合
https://www.youtube.com/channel/UCDxjayto922YYOe5VdOKu9w

━━━━━━━━━【東京古書組合からお知らせ】━━━━━━
◆「東京古書組合百年史展」 開催◆

場所 市立小樽文学館 無料展示スペース
日時 2021年12月18日(土)~2022年2月13日(日)
時間 9時30分~17時(最終入館は16時30分まで)
休館日 毎週月曜日(1月10日を除く)
12月29日~1月3日、1月11日・12日、2月1日~4日
入場無料

ホームページ

http://otarubungakusha.com/exhibition/2021114096

━━━━━【2月10日~3月15日までの全国即売展情報】━━━━━

⇒ https://www.kosho.or.jp/event/list.php?mode=init

※現在、新型コロナウイルスの影響により、各地で予定されている
即売展も、中止になる可能性がございます。ご確認ください。
お客様のご理解、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

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第5回 ジュンク堂 新春古書展(沖縄県)

期間:2022/01/29~2022/03/06
場所:ジュンク堂1F レジカウンター横  沖縄県那覇市牧志1-19-29

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有隣堂センター南駅店・港北古書フェア(神奈川県)

期間:2022/02/04~2022/02/18
場所:最寄駅:横浜市営地下鉄 センター南駅
   (市営地下鉄センター南駅の改札を出て直進、右前方 ※駅構内)

http://kosho.saloon.jp/spot_sale/index.htm

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第12回 戸田書店 古本・古書フェア(群馬県)

期間:2022/02/04~2022/03/13
場所:戸田書店 高崎店 高崎市下小鳥町438-1

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第8回 古書会館de古本まつり(京都府)

期間:2022/02/11~2022/02/13
場所:京都古書会館3階  京都市中京区高倉通夷川上ル福屋町723番地

http://koshoken.seesaa.net/

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ぐろりや会※会場販売は中止となりました

期間:2022/02/11~2022/02/12
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22

http://www.gloriakai.jp/

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2月反町古書会館展(神奈川県)

期間:2022/02/12~2022/02/13
場所:神奈川古書会館 横浜市神奈川区反町2-16-10

http://kosho.saloon.jp/spot_sale/index.htm

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杉並書友会

期間:2022/02/12~2022/02/13
場所:西部古書会館  杉並区高円寺北2-19-9

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三省堂書店池袋本店 古本まつり

期間:2022/02/16~2022/02/23
場所:西武池袋本店 別館2F=特設会場(西武ギャラリー)
   東京都豊島区南池袋1-28-1

http://ikebukuro.books-sanseido.co.jp/events/6534

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フィールズ南柏 古本市※会期を変更しました(1/28)(千葉県)

期間:2022/02/17~2022/02/27
場所:フィールズ南柏 モール2 2階催事場  柏市南柏中央6-7

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浦和宿古本いち(埼玉県)

期間:2022/02/24~2022/02/27
場所:さくら草通り(JR浦和駅西口 徒歩5分 マツモトキヨシ前)

https://twitter.com/urawajuku

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城南古書展

期間:2022/02/25~2022/02/26
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22

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好書会

期間:2022/02/26~2022/02/27
場所:西部古書会館  杉並区高円寺北2-19-9

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第101回彩の国所沢古本まつり(埼玉県)

期間:2022/03/02~2022/03/08
場所:くすのきホール (西武線所沢駅東口前 西武第二ビル8階 総合大会場)

https://tokorozawahuruhon.com/

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フジサワ4階古書フェア (神奈川県)

期間:2022/03/03~2022/03/16
場所:有隣堂藤沢店4階ミニ催事場

http://www.yurindo.co.jp/store/fujisawa/

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 次回は2022年2月下旬頃発行です。お楽しみに!
└─────────────────────────┘

*゜*.:*☆ 本を売るときは、全古書連加盟の古書店で ☆*.:*゜*
全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,200店加盟)の略称です

https://www.kosho.or.jp/buyer/list.php?mode=from_banner

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日本の古本屋メールマガジンその340 2022.2.10

【発行】
 東京都古書籍商業協同組合:広報部・「日本の古本屋事業部」
 東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
 URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
 広報部:志賀浩二
 編集長:藤原栄志郎

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