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「ドイツ 九州大学出版会」の検索結果
110件

法思想の伝統と現在   三島淑臣教授退官記念論集

デラシネ書房
 熊本県八代市上片町
3,000 (送料:¥600~)
三島淑臣教授退官記念論集編集委員会 編、九州大学出版会、1998、367p
A5函 定価8400 函の底にB印自由価格新本
送料・荷具料は①梱包材を含めて大きさA4サイズ、厚さ3センチ、重さ1キロ以内は一律250円/②3センチ以上または1キロ以上は一律600円/③レターパックプラスに入らない本は一律1200円(クロネコヤマト等)とします。※代引は手数料等でかなり割高ですので取り扱いいたしません。
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法思想の伝統と現在   三島淑臣教授退官記念論集

3,000 (送料:¥600~)
三島淑臣教授退官記念論集編集委員会 編 、九州大学出版会 、1998 、367p
A5函 定価8400 函の底にB印自由価格新本
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動態としての教育 ルーマンの社会システム理論から捉えた学校・家族・教育学

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
16,500
鈴木篤、九州大学出版会、2025、622
本書は、ドイツ人社会学者ニクラス・ルーマンの社会システム理論に依拠し、学校、家族、教育学など、教育という現象に関わる様々なシステム間関係の解明を試みるものである。ルーマンの理論に依拠することの意義は、主体の存在を想定しない彼の脱人間中心型世界観だけでなく、世界を様々なシステムの重なりとして捉えることで、世界にいかなる中心も想定しない多元的な現象把握が可能となる点である。ルーマンの社会システム理論から出発することで、あるものが他の様々なものと同時につながるような、重層的影響関係を見いだすことができるのである。

入荷まで2週間ほどかかります。
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16,500
鈴木篤 、九州大学出版会 、2025 、622
本書は、ドイツ人社会学者ニクラス・ルーマンの社会システム理論に依拠し、学校、家族、教育学など、教育という現象に関わる様々なシステム間関係の解明を試みるものである。ルーマンの理論に依拠することの意義は、主体の存在を想定しない彼の脱人間中心型世界観だけでなく、世界を様々なシステムの重なりとして捉えることで、世界にいかなる中心も想定しない多元的な現象把握が可能となる点である。ルーマンの社会システム理論から出発することで、あるものが他の様々なものと同時につながるような、重層的影響関係を見いだすことができるのである。 入荷まで2週間ほどかかります。

新しい社会運動と緑の党 : 福祉国家のゆらぎの中で <北九州大学法政叢書 8>

阿武隈書房
 福島県いわき市平
1,500
坪郷実 著、九州大学出版会、1993.5、220, 6p、22cm
カバーに多少の汚れあり
本文に赤ペンで少量の書込みあり
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新しい社会運動と緑の党 : 福祉国家のゆらぎの中で <北九州大学法政叢書 8>

1,500
坪郷実 著 、九州大学出版会 、1993.5 、220, 6p 、22cm
カバーに多少の汚れあり 本文に赤ペンで少量の書込みあり

ツァイス企業家精神 第2版.

あ〜る書房
 長崎県諫早市目代町 526-4 
1,000
野藤忠 著、九州大学出版会、434p、22cm
2003年2版 カバー付 おおむね良好
FAX機器不調・代引き不可 発送は国内のみ(お急ぎの場合は予めお知らせください) 郵便利用 A4厚さ2.5cmまでクリックポスト185円 3cm迄は郵便レターパックライト430円、厚さ3cmを超えるものは郵便レターパックプラス600円 レターパックに入らぬものはゆうパックで発送します
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ツァイス企業家精神 第2版.

1,000
野藤忠 著 、九州大学出版会 、434p 、22cm
2003年2版 カバー付 おおむね良好

ツァイス企業家精神 第2版.

愛書館中川書房 神田神保町店
 東京都千代田区神田神保町2丁目3-11
2,700 (送料:¥600~)
野藤忠 著、九州大学出版会、2003.9、434p、22cm、1冊
【倉庫保管品】 2版 ヤケ 汚れ イタミ 本体ユガミ小 Q26002F0507
◆解説欄に【倉庫保管品】と記載の商品は調布倉庫(TEL:042-499-0028、木,土,日曜定休)の在庫のため店舗ではご覧いただけません ◆日本郵便または佐川急便にて発送いたします(5,000円以上の商品は追跡番号のある配送方法) ※離島ほか一部地域への配送は別途料金が発生する場合があります ◆適格請求書発行事業者です。公費の際は必要書類・形式をご指示ください(振込手数料はお客様負担) ◆代引き・着払い・郵便振替は対応していません ◆領収書が必要なお客様はご注文と同時に宛名等必要事項含めご連絡ください
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ツァイス企業家精神 第2版.

2,700 (送料:¥600~)
野藤忠 著 、九州大学出版会 、2003.9 、434p 、22cm 、1冊
【倉庫保管品】 2版 ヤケ 汚れ イタミ 本体ユガミ小 Q26002F0507
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日本の近代美術とドイツ―『スバル』『白樺』『月映』をめぐって九州大学人文学叢書 14

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
4,070
野村 優子【著】、九州大学出版会、2019
文芸誌を手がかりとして、思想と実践の両面から日本近代美術におけるドイツ受容の道程を辿る。美術と文学を架橋する画期的試み。西洋の油絵技法を取り入れて誕生した日本の洋画には、常に西洋美術受容の問題がつきまとう。その際に研究対象となるのは、いつもフランスであってドイツではない。たしかに日本が受け入れたのはゴッホやセザンヌなどフランス近代絵画であった。しかし、実際にはそれらはリヒャルト・ムーターやユーリウス・マイアー=グレーフェなどドイツ人美術批評家の書物を通じてもたらされていた。近代日本の西洋美術受容において、実践面ではフランスが重視されていたが、その一方で美術を言葉で支える思想面ではドイツが重要な役割を演じていたのである。

 本書はこうした表面上には現れにくいドイツの影響を探るため、明治末期から大正にかけて創刊された『スバル』『白樺』『月映』を手がかりとして、これまで本格的に論じられることのなかった「日本近代美術におけるドイツ受容」の実相解明を思想と実践の二面から目指している。この三雑誌は、いずれも近代洋画の発展に貢献をなした文芸雑誌であるとともに、ドイツとの関わりも深い。『スバル』『白樺』では思想面での受容を、『月映』では実践面の受容を詳細にたどることができる。事実、『スバル』や『白樺』で美術批評を執筆していたのは木下杢太郎や武者小路実篤らドイツ文化の影響下にあった文学者であり、『月映』で活躍した恩地孝四郎はドイツ美術雑誌に親しんだ木版画家であった。恩地はカンディンスキーの木版画受容を通じて日本初の抽象画となる《抒情 あかるい時》を完成させている。ドイツと日本、美術と文学を横断する探究によって、ドイツは日本の近代美術に、思想面では本格的な美術批評の誕生を促し、実践面では木版画の再興と抽象画の成立をもたらしたことが明らかとなっていく。
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4,070
野村 優子【著】 、九州大学出版会 、2019
文芸誌を手がかりとして、思想と実践の両面から日本近代美術におけるドイツ受容の道程を辿る。美術と文学を架橋する画期的試み。西洋の油絵技法を取り入れて誕生した日本の洋画には、常に西洋美術受容の問題がつきまとう。その際に研究対象となるのは、いつもフランスであってドイツではない。たしかに日本が受け入れたのはゴッホやセザンヌなどフランス近代絵画であった。しかし、実際にはそれらはリヒャルト・ムーターやユーリウス・マイアー=グレーフェなどドイツ人美術批評家の書物を通じてもたらされていた。近代日本の西洋美術受容において、実践面ではフランスが重視されていたが、その一方で美術を言葉で支える思想面ではドイツが重要な役割を演じていたのである。  本書はこうした表面上には現れにくいドイツの影響を探るため、明治末期から大正にかけて創刊された『スバル』『白樺』『月映』を手がかりとして、これまで本格的に論じられることのなかった「日本近代美術におけるドイツ受容」の実相解明を思想と実践の二面から目指している。この三雑誌は、いずれも近代洋画の発展に貢献をなした文芸雑誌であるとともに、ドイツとの関わりも深い。『スバル』『白樺』では思想面での受容を、『月映』では実践面の受容を詳細にたどることができる。事実、『スバル』や『白樺』で美術批評を執筆していたのは木下杢太郎や武者小路実篤らドイツ文化の影響下にあった文学者であり、『月映』で活躍した恩地孝四郎はドイツ美術雑誌に親しんだ木版画家であった。恩地はカンディンスキーの木版画受容を通じて日本初の抽象画となる《抒情 あかるい時》を完成させている。ドイツと日本、美術と文学を横断する探究によって、ドイツは日本の近代美術に、思想面では本格的な美術批評の誕生を促し、実践面では木版画の再興と抽象画の成立をもたらしたことが明らかとなっていく。

日本における地政学の受容と展開

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
4,070
高木彰彦、九州大学出版会、2020、346p、A5判
地政学は国家と領土に関する分野として20世紀初頭に成立した。本書は日本における地政学の受容とその後の展開を考察するものである。地政学は1920年代にドイツから日本に導入された。1930年代後半以降になると、エリート官僚・軍人・学者らによって、日本の生活圏・影響圏を説明する枠組として注目され、戦時体制下において地政学ブームが到来した。しかし、敗戦後は侵略戦争を支えた悪しきイデオロギーとしてタブー視された。本書では、戦後における反省と地政学批判、さらには1980年代以降の新たな展開についても考察した。
目次
序 章
第一章 地政学の成立と展開
第二章 日本における地政学の受容
第三章 戦時期における地政学の展開
第四章 戦後における地政学の停滞と地政学批判
第五章 地政学の新たな展開と日本の例外主義
終 章
第一節 本書の成果
第二節 今後の課題
文 献
あとがき
索 引
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4,070
高木彰彦 、九州大学出版会 、2020 、346p 、A5判
地政学は国家と領土に関する分野として20世紀初頭に成立した。本書は日本における地政学の受容とその後の展開を考察するものである。地政学は1920年代にドイツから日本に導入された。1930年代後半以降になると、エリート官僚・軍人・学者らによって、日本の生活圏・影響圏を説明する枠組として注目され、戦時体制下において地政学ブームが到来した。しかし、敗戦後は侵略戦争を支えた悪しきイデオロギーとしてタブー視された。本書では、戦後における反省と地政学批判、さらには1980年代以降の新たな展開についても考察した。 目次 序 章 第一章 地政学の成立と展開 第二章 日本における地政学の受容 第三章 戦時期における地政学の展開 第四章 戦後における地政学の停滞と地政学批判 第五章 地政学の新たな展開と日本の例外主義 終 章 第一節 本書の成果 第二節 今後の課題 文 献 あとがき 索 引

「第三帝国」以前の「第三の国」 ドイツと日本におけるネオ・ヨアキム主義(九州大学人文学叢書 24)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,960
小黒康正、九州大学出版会、2025年4月、290p、A5判上製
1923年から1933年までは、ナチス・ドイツの自称であり、通称であり、俗称である「第三帝国」という言説が流布した10年であった。12世紀イタリアで生じた歴史を三分割する思想が、ナチスの語彙とは異なる意味で用いられ、19世紀後半から第一次世界大戦期までのヨーロッパやロシア、それに日本に多大な影響を与えたことは、日本は言うに及ばず、ドイツでも、いまだ学術的に究明されていない。「第三帝国」das Dritte Reich以前の「第三の国」das dritte Reichを初めて本格的に検討する本書は、未開拓領域の全容を明らかにする。

目次



第一章 ネオ・ヨアキム主義
 1 フィオーレのヨアキム
 2 始原と終末の枠構造
 3 ヨアキム受容
 4 「第三」と「国」

補遺一 「第三帝国」研究における「第三の国」

第二章 背教者ユリアヌス
 1 高次の第三のもの
 2 19世紀ドイツにおけるユリアヌス受容
 3 フケーの『皇帝ユリアヌスと騎士たちの物語』
 4 アイヒェンドルフの叙事詩「ユリアーン」
 5 「ドイツ的な世紀」の彼方

第三章 日本における「第三の国」
 1 雑誌『第三帝国』
 2 イプセン受容
 3 メレシコフスキー受容
 4 新理想主義

第四章 東西交点としての「第三の国」
 1 1923年
 2 日本の『第三帝国』とドイツの『第三の国』
 3 パウル・フリードリヒ
 4 東と西における「パウリ、フリードリツヒ」

第五章 異端の正統者ルードルフ・カスナー
 1 アンチポーデ
 2 新しい「試み」
 3 観相学的世界像
 4 前綴りein-

第六章 東方からの黙示
 1 ワシリー・カンディンスキー
 2 トーマス・マン
 3 ロシア的本質
 4 言葉の英雄

第七章 ユーリウス・ペーターゼンの憧憬
 1 問題の書の問題性
 2 『ドイツの伝説と文学における第三の国への憧憬』(前半)
 3 『ドイツの伝説と文学における第三の国への憧憬』(後半)
 4 連続の中の不連続

結び 「第三の国」の行方

補遺二 日本におけるナチス研究の躓き

納入までに3週間ほどかかります。
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可 適格請求
3,960
小黒康正 、九州大学出版会 、2025年4月 、290p 、A5判上製
1923年から1933年までは、ナチス・ドイツの自称であり、通称であり、俗称である「第三帝国」という言説が流布した10年であった。12世紀イタリアで生じた歴史を三分割する思想が、ナチスの語彙とは異なる意味で用いられ、19世紀後半から第一次世界大戦期までのヨーロッパやロシア、それに日本に多大な影響を与えたことは、日本は言うに及ばず、ドイツでも、いまだ学術的に究明されていない。「第三帝国」das Dritte Reich以前の「第三の国」das dritte Reichを初めて本格的に検討する本書は、未開拓領域の全容を明らかにする。 目次 序 第一章 ネオ・ヨアキム主義  1 フィオーレのヨアキム  2 始原と終末の枠構造  3 ヨアキム受容  4 「第三」と「国」 補遺一 「第三帝国」研究における「第三の国」 第二章 背教者ユリアヌス  1 高次の第三のもの  2 19世紀ドイツにおけるユリアヌス受容  3 フケーの『皇帝ユリアヌスと騎士たちの物語』  4 アイヒェンドルフの叙事詩「ユリアーン」  5 「ドイツ的な世紀」の彼方 第三章 日本における「第三の国」  1 雑誌『第三帝国』  2 イプセン受容  3 メレシコフスキー受容  4 新理想主義 第四章 東西交点としての「第三の国」  1 1923年  2 日本の『第三帝国』とドイツの『第三の国』  3 パウル・フリードリヒ  4 東と西における「パウリ、フリードリツヒ」 第五章 異端の正統者ルードルフ・カスナー  1 アンチポーデ  2 新しい「試み」  3 観相学的世界像  4 前綴りein- 第六章 東方からの黙示  1 ワシリー・カンディンスキー  2 トーマス・マン  3 ロシア的本質  4 言葉の英雄 第七章 ユーリウス・ペーターゼンの憧憬  1 問題の書の問題性  2 『ドイツの伝説と文学における第三の国への憧憬』(前半)  3 『ドイツの伝説と文学における第三の国への憧憬』(後半)  4 連続の中の不連続 結び 「第三の国」の行方 補遺二 日本におけるナチス研究の躓き 納入までに3週間ほどかかります。

ドイツ農民戦争史研究

澤口書店 東京古書店
 東京都千代田区神田神保町
4,000
前間良爾 著、九州大学出版会、386p、22cm、1
初版 カバー
ご来店の際は必ず前もってご連絡下さるようお願い申し上げます。
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求

ドイツ農民戦争史研究

4,000
前間良爾 著 、九州大学出版会 、386p 、22cm 、1
初版 カバー

水の女―トポスへの船路 九州大学人文学叢書 2

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,300
小黒 康正、九州大学出版会
ヨーロッパ文学における「水の女」の系譜は,大小さまざまな流れから成り立つ。但し,その本流は,古代ギリシア神話を水源とし,キリスト教のもとで形を変えながら,中世やルネサンス期の民間伝承や民衆本を経て,近代ドイツのメールヒェンにて川幅を広げ,更にデンマークへと至り,世界文学という海原に流れ出る。
 こうした流れの中でドイツ文学の役割は大きい。セイレンの後裔たちは,明るい海原ではなく,奥深い森の湖沼に現れるようになると,文学において頻出する「他者」となり,同時に内面化された「他者」となる。つまり,「水の女」の系譜は,ドイツ文学において,「外なる異界」や「未知なる他者」のみならず,「内なる異界」や「未知なる自己」をも取り込みながら,「水の深さ」が「心の深さ」となる現代的な「他者」経験を問題にしていく。
 ヨーロッパ文学に頻出する「水の女」は,人間の魂を求める「物質存在」であり,「陸の男」を水底へと誘う「女性存在」であり,新しいポエジー言語を導く「言語存在」である。その意味で,件の「他者」は,人間と物質が,男性と女性が,言語と言語ならざるものが出会う場所において繰り返される常套句であり,濃密な文学空間を培うトポスと言えよう。
 本書は,「水の女」の誘惑手段に身体論的に着眼しながら,同系譜を神話的始原から黙示録的終末まで追う「オデュッセイア」である。我々は「長い船路」にて水底へと誘われてしまうかもしれない。トポスとしての「水の女の物語」は,新しい男女のあり方,新しい言葉,「どこにもない場所」,つまり「ウ・トポス」の模索を既存の世界にいる我々に促す。文学は「ユートピア」である。航海には常に危険が伴う。
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小黒 康正 、九州大学出版会
ヨーロッパ文学における「水の女」の系譜は,大小さまざまな流れから成り立つ。但し,その本流は,古代ギリシア神話を水源とし,キリスト教のもとで形を変えながら,中世やルネサンス期の民間伝承や民衆本を経て,近代ドイツのメールヒェンにて川幅を広げ,更にデンマークへと至り,世界文学という海原に流れ出る。  こうした流れの中でドイツ文学の役割は大きい。セイレンの後裔たちは,明るい海原ではなく,奥深い森の湖沼に現れるようになると,文学において頻出する「他者」となり,同時に内面化された「他者」となる。つまり,「水の女」の系譜は,ドイツ文学において,「外なる異界」や「未知なる他者」のみならず,「内なる異界」や「未知なる自己」をも取り込みながら,「水の深さ」が「心の深さ」となる現代的な「他者」経験を問題にしていく。  ヨーロッパ文学に頻出する「水の女」は,人間の魂を求める「物質存在」であり,「陸の男」を水底へと誘う「女性存在」であり,新しいポエジー言語を導く「言語存在」である。その意味で,件の「他者」は,人間と物質が,男性と女性が,言語と言語ならざるものが出会う場所において繰り返される常套句であり,濃密な文学空間を培うトポスと言えよう。  本書は,「水の女」の誘惑手段に身体論的に着眼しながら,同系譜を神話的始原から黙示録的終末まで追う「オデュッセイア」である。我々は「長い船路」にて水底へと誘われてしまうかもしれない。トポスとしての「水の女の物語」は,新しい男女のあり方,新しい言葉,「どこにもない場所」,つまり「ウ・トポス」の模索を既存の世界にいる我々に促す。文学は「ユートピア」である。航海には常に危険が伴う。

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