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2018年3月9日 第246号

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古書市&古本まつり 第61号
      。.☆.:* 通巻246・3月9日号 *:.☆. 。
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━━━━━━━━━━【シリーズ古書の世界】━━━━━━━━━


変っていく古書店のかたち3


                 樽見博(日本古書通信編集長)


 これまで紹介してきた古書店は、文学系の店が中心だが、古書業
界全体から見ればそれは一部に過ぎない。恐らく理系を含む学術書
・研究雑誌などを主とする資料系の古書店が、古書業界のかなりの
部分を担っている筈である。資料系の古書店は、一般的な古書店よ
りも、はるかに早くから無店舗で古書目録やネット販売に移行して
いる。既に紙の目録は廃止している店も多い。



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日本古書通信社
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━━━━━【3月9日~4月15日までの全国即売展情報】━━━━━


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イービーンズ古本まつり(宮城県)

期間:2018/02/07~2018/03/12
場所:イービーンズ 9F杜のイベントホール
仙台市青葉区中央4丁目1-1


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有隣堂藤沢店4階古書フェア★古書まつりプレ開催(神奈川県)

期間:2018/03/01~2018/03/14
場所:有隣堂藤沢店4階ミニ催事場
神奈川県藤沢市南藤沢2-1-1フジサワ名店ビル7F


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第85回 彩の国 所沢古本まつり(埼玉県)


期間:2018/03/07~2018/03/13
場所:くすのきホール
西武線所沢駅東口前 西武第二ビル8階 総合大会場
http://furuhon.wix.com/tokorozawafuruhon


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東京愛書会

期間:2018/03/09~2018/03/10
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22
http://aisyokai.blog.fc2.com/

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古書愛好会


期間:2018/03/10~2018/03/11
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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第20回フジサワ湘南古書まつり(神奈川県)


期間:2018/03/15~2018/03/18
場所:有隣堂藤沢店イベントホール
   神奈川県藤沢市南藤沢2-1-1フジサワ 名店ビル6階


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紙魚之會


期間:2018/03/16~2018/03/17
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22


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五反田遊古会


期間:2018/03/16~2018/03/17
場所:南部古書会館 品川区東五反田1-4-4 


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第126回 倉庫会(名古屋)


期間:2018/03/16~2018/03/18
場所:名古屋古書会館 名古屋市中区千代田5-1-12
https://ameblo.jp/nagoyakosyo/


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たにまち月いち古書即売会(大阪府)


期間:2018/03/16~2018/03/18
場所:阪古書会館 大阪市中央区粉川町4-1


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第41回 鬼子母神通りみちくさ市


期間:2018/03/18
場所:雑司が谷・鬼子母神通り
http://kmstreet.exblog.jp/


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浦和宿古本いち


期間:2018/03/22~2018/03/25
場所:JR浦和駅西口徒歩5分 マツモトキヨシ前


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趣味の古書展


期間:2018/03/23~2018/03/24
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22


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3 days Book store


期間:2018/03/23~2018/03/25
場所:EDiTORS 調布市下石原2-6-14 ラ・メゾン2階


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ABAJ 国際稀覯本フェア 2018 -日本の古書 世界の古書-


期間:2018/03/23~2018/03/25
場所:東京交通会館展示会場 12階 カトレアサロンA・B
東京都千代田区有楽町2-10-1
http://www.abaj.gr.jp/special/vol002/index.php


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中央線古書展


期間:2018/03/24~2018/03/25
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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新橋古本まつり


期間:2018/03/26~2018/03/31
場所:新橋駅前SL広場


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BOOK & A(ブック&エー)


期間:2018/03/29~2018/04/01
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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和洋会古書展


期間:2018/03/30~2018/03/31
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22


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第13回 サンボーホール ひょうご大古本市(兵庫県)


期間:2018/03/30~2018/04/01
場所:神戸三宮サンボーホール1F大ホール 
神戸市中央区浜辺通5-1-32


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第13回 サンボーホール ひょうご大古本市(兵庫県)


期間:2018/03/30~2018/04/01
場所:神戸三宮サンボーホール1F大ホール 
神戸市中央区浜辺通5-1-32


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五台山 春のふるほんまつり(高知県)


期間:2018/03/31~2018/04/01
場所:五台山公園展望台 高知市吸江210-1


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有隣堂イセザキ本店チャリティーワゴンセール(神奈川県)


期間:2018/04/01~2018/04/08
場所:有隣堂伊勢佐木町本店 横浜市中区伊勢佐木町1-4-1


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青札古本市


期間:2018/04/05~2018/04/08
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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書窓展(マド展)


期間:2018/04/06~2018/04/07
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22


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第33回 古本浪漫洲 Part1


期間:2018/04/10~2018/04/12
場所:新宿サブナード2丁目広場(催事場) 
新宿区歌舞伎町1-2-2
http://www.kosho.co.jp/furuhon_romansu/


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立川フロム古書市


期間:2018/04/13~2018/04/29
場所:フロム中武 3階バッシュルーム(北階段際)
立川駅北口徒歩5分(ビッグカメラ隣)


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第33回 古本浪漫洲 Part2


期間:2018/04/13~2018/04/15
場所:新宿サブナード2丁目広場(催事場) 
新宿区歌舞伎町1-2-2
http://www.kosho.co.jp/furuhon_romansu/


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大均一祭


期間:2018/04/14~2018/04/15
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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日本の古本屋メールマガジンその246 2018.3.9

【発行】
 東京都古書籍商業協同組合:広報部・「日本の古本屋事業部」
 東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
 URL  http://www.kosho.or.jp/


【発行者】
 広報部:小野祥之

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変っていく古書店のかたち 3   (シリーズ古書の世界第3回)

変っていく古書店のかたち 3

樽見博(日本古書通信編集長)

 これまで紹介してきた古書店は、文学系の店が中心だが、古書業界全体から見ればそれは一部に過ぎない。恐らく理系を含む学術書・研究雑誌などを主とする資料系の古書店が、古書業界のかなりの部分を担っている筈である。資料系の古書店は、一般的な古書店よりも、はるかに早くから無店舗で古書目録やネット販売に移行している。既に紙の目録は廃止している店も多い。先進的な店ではネットが普及する以前に、大学図書館などとオンラインで在庫確認ができるようになっていた。ただ、ここ30年の間に、資料専門店の数は激減し、例えば、昭和59年版『全国古本屋地図』の専門店案内で、東京の「社会科学」専門店を20軒あげているが、現在も続くのは7軒である。勿論新しい資料系の古書店も誕生していて、『全国古本屋地図』21世紀版(平成13)では、土木建築・都市資料の港や書店、医学史・産業史の泰成堂書店、在日朝鮮・アイヌ関係の水平書館が追加されている。新規の店は、特定の分野に絞って営業しているケースが殆どで、分野を狭く絞るのは社会科学系ばかりでなく全分野に及ぶ。

 古書店への蔵書処分の依頼は全分野に及ぶから、本来はあらゆる書物の知識が必要とされるのだが、現在のように書籍の数が膨大かつ推移が早くなると、現実的には無理な話である。そんな中で、文科系に限れば、和本から漫画本まで精通していたのが、中野書店の中野智之さんだった。古書店主としては二代目だが、えびな書店、稲垣書店、石神井書林、けやき書店などと同じ世代である。しかし惜しくも2014年に亡くなってしまわれた。(古書店は奥様が継続)

 中野さんは、「古本倶楽部」という文学書を中心にした分厚な在庫古書目録のほかに、『お喋りカタログ』というA4判アート紙カラー印刷20頁ほどの目録を出していた。そこでは、金額や著名度とは別に自分で面白いと思う古書を取り上げ、長短様々なコメントを施している。中野さんは、HPに掲載するので、長い解説を付けることで、検索の網に掛かるケースが増えるからと言っていたが、根底にあったのは扱う書物への愛情、その本の価値や面白さを見つけて適正な価格を決めて売るのが古本屋でしょうという、強い矜持があったように思う。ユーモラスな方だったから「お喋り」と照れて見せたのである。今手元に、2009年3月に出た3号がある。以下、中村草田男の句集『火の島』毛筆句署名入り特製本(昭和14)に添えたコメントである。

  「父となりしか蜉蝣と共に立ち止まる」 別に草樹会御案内の草田男ペン書メモ付。
   余談ながら、集中に「大学生冬のペリカンに待ち待つ」の句を見つけました。
   予備知識がないとわかりにくい句ですが、これ、東大前の落第横丁にあった、
   品川力さんのランチルーム・ペリカンのことでしょうね。
   若き日の太宰治や織田作らも出入りしていました。この句は昭和13年のものですが、
   翌年、ペリカン食堂は古本屋ペリカン書房へと変身。大先輩のお一人です。
   古本屋となった品川さんは、自らも『内村鑑三研究文献目録』他の著作を持っていますが、
   研究者に文献資料を提供するため、名物のテンガロンハットを被って自転車に跨っている姿は、
   今でも目に燒ついています。

さらっと書いているが、本を読み、ペリカン書房の開店時など調べねば書けぬことであるし、さりげなく古本屋の在り方にも触れている。こんな風に古典籍から、童謡「夕焼け小焼け」の作曲者草川信の自筆楽譜、立原道造私家版『萱草に寄す』、発禁本の林礼子著『男』(昭和3)などまで144点を取り上げている。HPに掲載していたので、印刷目録は広くは配布しなかったようだ。13号まで刊行した。

 この目録を見て、私は中野さんに、取り上げた中で殊に気になるものに加筆して「日本古書通信」に連載しませんかとお願いしてみたのである。中野さんは病気治療をして退院後程なかったのだが、二つ返事で承諾してくれ、それが2012年1月号から14年10月号まで32回に及んだ。14年12月に亡くなられたので死の直前まで連載してくれたのである。訃報を聞き、偲ぶ会が開かれるとのことで、急遽、連載をまとめ刊行したのが、『古本はこんなに面白い 「お喋りカタログ」番外編』(初版500部)である。書名は私が独断で付けたが、中野さんは反対しなかったと思っている。知識、行動力、人望、どれをとっても惜しい方を亡くしたとの思いが、今でも強い。

 「日本古書通信」で、2011年2月号から、テレビの人気番組「情熱大陸」にあやかり「古本屋大陸」と題して気になる方に、古書店としての日常を書いて頂く企画を立てた。毎号2名づつ基本的に3回の連載で頼んだ。好評で14年7月号まで続いたが、東日本大震災の直前、中野さんの連載とも重なっていた。取り上げた書店・書店主を順にあげる。
金井書店・花井敏夫、サッポロ堂書店・石原誠、九蓬書店・椛沢賢司、山猫館書房・水野真由美、かげろう文庫・佐藤龍、イマジンスペース真理・石黒敏彦、よみた屋・澄田喜広、舒文堂河島書店・河島一夫、じゃんがら堂(現在の阿武隈書房)・太田史人、版画堂・樋口良一、矢野書房・矢野龍二、近八書房・篠田直隆、弘南堂書店・高木庄一、古書日月堂・佐藤真砂、キクオ書店・前田智、@ワンダー・鈴木宏、火星の庭・前野久美子、徳尾書店・高畠裕幸、かぴぱら堂・露久保健二、モダンクラッシック・古賀加代、ビブリオ・小野祥之、古書わらべ・榎本弘紀、盛林堂書房・小野純一、書肆つづらや・原智子、追分コロニー・佐藤尚弘、股旅堂・吉岡誠、黒沢書店・黒沢宏直、澤口書店・西坂彩(店員)、八勝堂書店・近藤英人(店員)

 基本的にベテランよりは若手を取り上げようと努めたが、漏らしたか、断られたか覚えていないが、他にも取り上げるべきだった古書店は何軒もありそうである。店舗重視の店、目録中心の店、即売に主力を注ぐ方いろいろだが、どなたも、今も熱意をもって励んでいる姿を見て頼もしく思う。

 毎日、東京古書会館へ持ち込まれる古書の量は膨大である。相場が下落するなかで、現実的には一冊一冊を丁寧に見ていく事には困難があるが、あまりにも大雑把な扱いと感じることもなくはない。需要の少ない古本をより分けて廃棄することも古書店に許された使命ではあるが、前提に書物に対する敬意を忘れてはいけないと思う。
今や、古書店の営業形態は多様化し、ネット販売の率も大きくなった。客の顔を見ることも少なく、何を販売したか強く意識することも稀かもしれない。しかし、三回に分けて紹介してきた古書店を見ても、書物探求にかける熱意が商売の核となっている。古書店と客をつなぐものは古本である。繰り返すが書物への敬意、それが古書店としての成長と喜びを必ず与えると思うからだ。



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日本古書通信
http://www.kosho.co.jp/kotsu/
 

Copyright (c) 2018 東京都古書籍商業協同組合

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2018年2月23日 第245号

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【日本の古本屋】は全国930書店参加、データ約600万点掲載
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☆INDEX☆
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1.『近世読者とそのゆくえ ―読書と書籍流通の近世・近代』
                        鈴木俊幸

2. (公財)たましん地域文化財団の季刊郷土誌『多摩のあゆみ』
   第169号「デジタル地図でみる多摩の歴史」のご紹介
    (公財)たましん地域文化財団 歴史資料室 坂田 宏之

3.『日本メディア史年表』について
                吉田則昭(立教大学兼任講師)

4.古本屋ツアー・イン・ジャパンの2017年総決算報告
                古本屋ツーリスト 小山力也

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━━━━━━━━━━━【自著を語る(201)】━━━━━━━━━━

『近世読者とそのゆくえ ―読書と書籍流通の近世・近代』

                        鈴木俊幸



旧著『江戸の読書熱』(2007年、平凡社)で触れたが、書籍その
もの、それを生み出し流通させていくシステム、また大方の書籍へ
の接し方は、江戸時代の後期、19世紀になって大きな変化を見せる。
それは、民間における知の底上げに根ざすものであった。


続きはこちら
/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=3695


『近世読者とそのゆくえ 読書と書籍流通の近世・近代』 鈴木俊幸 著
 平凡社 本体 : 7,400円+税 好評発売中!
 http://www.heibonsha.co.jp/book/b325541.html



━━━━━━━━━━━【自著を語る番外編】━━━━━━━━━━

(公財)たましん地域文化財団の季刊郷土誌『多摩のあゆみ』
第169号「デジタル地図でみる多摩の歴史」のご紹介


      (公財)たましん地域文化財団 歴史資料室 坂田 宏之



私ども(公財)たましん地域文化財団の郷土誌『多摩のあゆみ』は、
昭和50年(1975)11月、当財団の設立母体である多摩中央信用金庫
(現・多摩信用金庫)が店頭で無償配布する「茶の間の郷土誌」と
して創刊されました。以来、2・5・8・11月の各15日発行の季刊誌と
して、東京都の西部に位置する多摩地域の歴史・民俗・地理・自然
などをテーマに、論考や情報などを掲載しています(A5判、毎号120
頁前後、発行部数14,000部)。現在も多摩地域に82店舗ある多摩信
用金庫各店で、無料で入手できます。

続きはこちら
/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=3706


公益財団法人 たましん地域文化財団
http://www.tamashin.or.jp/index.html


『多摩のあゆみ』ホームページ
http://www.tamashin.or.jp/ayumi/index.html


━━━━━━━━━━━【自著を語る番外編】━━━━━━━━━

『日本メディア史年表』について


                吉田則昭(立教大学兼任講師)



 今日、新聞・テレビなど従来のマスメディアに加え、インターネ
ット・SNSなど、新旧メディアが入り乱れて、メディア大激変の
時代となっている。メディア史は近現代史の一部でもあるが、独自
の領域を持っている。しかし、この自明のことが正面から取り上げ
られることは少なかった。

続きはこちら
/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=3702


『日本メディア史年表』 著者 土屋礼子 編
吉川弘文館 定価:本体6,500円+税 好評発売中!
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b329681.html

━━━━━━━━━【古本屋ツアーインジャパン】━━━━━━━



古本屋ツアー・イン・ジャパンの2017年総決算報告


                古本屋ツーリスト 小山力也



 すでに2018年がスタートして二ヶ月が経ってしまったが、遅れば
せながら2017年を一言で言い表すと、『どうにか乗り切った一年』
が相応しいだろう。結局上半期にボヤいていた『遠出が出来ない状
況』が、ズルズルと一年間続いてしまった。恐ろしいことに地方に
行けたのは、十一月に目黒考二氏とのトークイベント開催に便乗し
て乗り込んだ、愛知・中京競馬場前「安藤書店」(夕方に早くも沈
み込む街の駅前で輝く、深い棚造りに長けた良店であった)の一店
だけであった。その他のおよそ364日は、東京周辺の古本屋さんを巡
りまくり、ウダウダダラダラと古本を買って過ごしていたのである。

続きはこちら
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小山力也
2008年5月からスタートした、日本全国の古本屋&古本が売ってい
る場所の、全調査踏破を目指す無謀なブログ『古本屋ツアー・イン
・ジャパン』管理人。「フォニャルフ」の屋号で古本販売に従事す
ることも。古本屋に関する著書ばかりを出し続けており、それらの
出版社や形状は違えど、全部を並べたらいつしか“日本古本屋大全
集”となってしまうよう、秘かに画策している。「本の雑誌」にて
『毎日でも通いたい古本屋さん』連載中。
 http://furuhonya-tour.seesaa.net/

━━━━━━━━━━━━━【次回予告】━━━━━━━━━━━

沙羅書房 創業50周年記念誌 『古書の道』
1冊 2,500円 送料込
http://www.sara-shobo.com/news/20170623.html


『望星』3月号 古書・品切れ・絶版に宝物あり!
株式会社東海教育研究所 本体556円+税 好評発売中!
http://www.tokaiedu.co.jp/bosei/


━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━


2月~3月の即売展情報

https://www.kosho.or.jp/event/list.php?mode=init

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 次回は2018年3月中旬頃発行です。お楽しみに!
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全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,200店加盟)の略称です

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日本の古本屋メールマガジンその245 2018.2.23

【発行】
 東京都古書籍商業協同組合:広報部・「日本の古本屋事業部」
 東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
 URL  http://www.kosho.or.jp/


【発行者】
 広報部:小野祥之
編集長:藤原栄志郎

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『近世読者とそのゆくえ ―読書と書籍流通の近世・近代』

『近世読者とそのゆくえ ―読書と書籍流通の近世・近代』

鈴木俊幸


 旧著『江戸の読書熱』(2007年、平凡社)で触れたが、書籍そのもの、それを生み出し流通させていくシステム、また大方の書籍への接し方は、江戸時代の後期、19世紀になって大きな変化を見せる。それは、民間における知の底上げに根ざすものであった。

 それが、明治という時代を迎えてどのように変化していったのか、あるいは存続していったのか。歴史に名を残すような、また自らの文化的営為を記録するような特殊な個人ではなく、個々の記録を期待できないような、ごく普通に生活していた圧倒的多数の普通の人々の営為、その総体がどのように時代の流れを形成していったのか。これがもっぱらの関心事であったのだが、普通を捉えることは、けっこう難しい。

 どのレベルのどういう資料で捉えるかで、描き出される時代の様相は大きく違うものになるであろう。このたびの拙著で用いた資料のほとんどは安いものである。大半が、古書会館を起点としての神保町歩きで拾い集めたものである。よく見かけるものは安い。そしてよく見かける安いものの多くは、当時において大事にされていたものの今では見向きもされなくなったものか、たくさん出回って多くの人間の日常を普通に満たしていたものであることが多い。これら当時の人間が実際に手に取った現物の集積が自ずと語りはじめるものは、時代を貫いて誰しも保持していたものの今では忘れ去られている心性であったり、生活とともにあったささやかな文化的営為であったりする。安い和本を買い集めて触りながら、普通の人々の生活のなかでどのように学問と文芸が位置づけられ、それが時代の推移とともにどういう変化を見せたり見せなかったりしたのか、書籍流通の変化との相関をにらみながら考えてみたのが今回の拙著であった。

 資料の長々しい引用やしつこい書誌が多く、読みやすい本ではないかもしれない。架蔵のものを含めて、簡単に接することの難しいものが多いので生に近いままで掲出した次第である。拙論はいずれ古びていくであろうが、資料は古びない。私にしても架蔵の資料をいつまで保持、管理していられるか分かったものではない。資料は観点を変えれば、別の面を見せたりする。今後の再利用の可能性のための掲載であると割り切っていただいて、面倒くさいところは端折って読み進めるのが時間の節約かもしれない。

 それにしても歩けばまだまだ面白い本に出くわせるものと思いながら、神保町帰りの電車の中で本稿を仕上げた次第である。



yukue
『近世読者とそのゆくえ 読書と書籍流通の近世・近代』 鈴木俊幸 著
 平凡社 本体 : 7,400円+税 好評発売中!
http://www.heibonsha.co.jp/book/b325541.html

Copyright (c) 2018 東京都古書籍商業協同組合

tama

(公財)たましん地域文化財団の季刊郷土誌『多摩のあゆみ』 第169号「デジタル地図でみる多摩の歴史」のご紹介

(公財)たましん地域文化財団の季刊郷土誌『多摩のあゆみ』
第169号「デジタル地図でみる多摩の歴史」のご紹介

(公財)たましん地域文化財団 歴史資料室 坂田 宏之


 私ども(公財)たましん地域文化財団の郷土誌『多摩のあゆみ』は、昭和50年(1975)11月、当財団の設立母体である多摩中央信用金庫(現・多摩信用金庫)が店頭で無償配布する「茶の間の郷土誌」として創刊されました。以来、2・5・8・11月の各15日発行の季刊誌として、東京都の西部に位置する多摩地域の歴史・民俗・地理・自然などをテーマに、論考や情報などを掲載しています(A5判、毎号120頁前後、発行部数14,000部)。現在も多摩地域に82店舗ある多摩信用金庫各店で、無料で入手できます。またご希望の方には、お近くの郵便局からのお振り込みで1年間600円・3年間1800円の送料をお預かりして、全国にお送りもいたしております。

平成30年2月15日発行の第169号の特集は「デジタル地図でみる多摩の歴史」です。この20年ほどで地図の電子情報化やGPSなどの「地理情報システム(GIS)」のインフラ整備がすすみました。グーグルマップだけでなく国土地理院の地図もインターネットで見ることが可能になり、「地図を使う」行為は大変身近になりました。グーグルマップなどには美味しいお店や素適な風景の写真、情報を貼り付けて、インターネット上で公開することなどもよく行なわれています。こうした技術革新を背景に「地理学のお家芸」であった「ある事象の分布を地図に落とした図(主題図)をいくつも作り、それを重ね合わせて見える事柄を考察する」は、様々な学問分野でポピュラーに行われるようになりました。本特集では、ポピュラーになったデジタル地図(地理情報システム、GIS)で多摩地域や関東地方の歴史をどのように読み解けるのか、インターネット上で閲覧できるさまざまな歴史地理データベースをご紹介しています。

特集のほかにも「洋風建築への誘い」「建物雑想記」「多摩の食文化誌」「多摩の金融史」「多摩のみほとけ」の連載論考、そして多摩地域の博物館の図録や市民の長年にわたる研究成果など、一般の流通にはなかなか乗らない書籍を中心に紹介する「本の紹介」コーナーがあります。

本誌は多摩地域の博物館・図書館には毎号お送りし、地域資料コーナーなどに配架していただいています。また、創刊号から100号までは、当財団ホームページからデジタルアーカイブとしてインターネット上でご覧いただくことも可能です。本誌をとおして、東京近郊、多摩地域の歴史・文化に、ひとつひとつ触れていただけましたら、この上ない幸せです。

(公財)たましん地域文化財団ホームページ
http://www.tamashin.or.jp/index.html
当財団ホームページ内『多摩のあゆみ』ホームページ
http://www.tamashin.or.jp/ayumi/index.html



tama
『多摩のあゆみ169号 デジタル地図でみる多摩の歴史』』
公益財団法人 たましん地域文化財団
http://www.tamashin.or.jp/ayumi/index.html

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『日本メディア史年表』について

『日本メディア史年表』について

吉田則昭(立教大学兼任講師)


 今日、新聞・テレビなど従来のマスメディアに加え、インターネット・SNSなど、新旧メディアが入り乱れて、メディア大激変の時代となっている。メディア史は近現代史の一部でもあるが、独自の領域を持っている。しかし、この自明のことが正面から取り上げられることは少なかった。

 1960年代以降の活字メディアから音声・映像メディアへの移行ということだけでも、先行するメディア形態が新しいテクノロジーによって代わられることであり、それまでのコミュニケーションの配置や連関が変わってくることにもなる。メディア史を貫く方法論は困難を極めるので、この点こそ、「年表」という形式でなければ表現できなかったことである。

 本書は、「はじめに」にもあるように、「史上初めてのメディア史年表」である。放送史、新聞史など時系列のメディアの歴史というのは、これまでも描かれてきたが、それらを横断した形でのメディア史というものは、これまでもないのではないかという問題意識から、各執筆者は執筆にあたった。計8名の各執筆者が、新聞、出版、通信、放送、映画、広告、ニューメディア、写真を、それぞれ分担執筆した。その中で、筆者は「出版」の分野を担当した。「出版」に即していえば、その発展過程も当然ながら一筋縄ではない。

 一例として、講談社は、学生弁論を活字化したことで成功を収めた大正期の大出版社であるが、それだけでなく栄養剤「どりこの」製造販売を開始し商事部を設けたり、レコード事業界に進出し、レコード部を新設、キング・レコードの発売を開始するなど、当時の新動向を積極的に取り入れ、事業拡大にも打って出ている。また、当時のレコードも内務省は出版法で納付義務をカバーしようとしていたように、事業者と統制者のせめぎ合いも興味深い。こうした多々ある出版の「場」の変わり方の追及も、年表という形式でなければ表現しきれなかったと思う。

 今年は明治150周年でもあるが、本書の記述は明治以前の1837年からのスタートし、2015年までの180年間に及ぶ。本書に収めた参考文献も、明治百年の書が1968年に多く出版されたが、明治元年を起点にしたものも多い。そこからも様々な問いも生まれる。明治100周年から150年周年までの「50年間」も、その後の空白の期間としてどう記述すべきか。特に80年代から90年代の「出版バブル」や、2000年以降、出版物の発行点数、売上などの右肩下がりの傾向をどう描き、評価するかも今日的な課題である。



nihon
『日本メディア史年表』 著者 土屋礼子 編
吉川弘文館 定価:本体6,500円+税 好評発売中!
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b329681.html

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古本屋ツアー・イン・ジャパンの2017年総決算報告

古本屋ツアー・イン・ジャパンの2017年総決算報告

古本屋ツーリスト 小山力也


 すでに2018年がスタートして二ヶ月が経ってしまったが、遅ればせながら2017年を一言で言い表すと、『どうにか乗り切った一年』が相応しいだろう。結局上半期にボヤいていた『遠出が出来ない状況』が、ズルズルと一年間続いてしまった。恐ろしいことに地方に行けたのは、十一月に目黒考二氏とのトークイベント開催に便乗して乗り込んだ、愛知・中京競馬場前「安藤書店」(夕方に早くも沈み込む街の駅前で輝く、深い棚造りに長けた良店であった)の一店だけであった。その他のおよそ364日は、東京周辺の古本屋さんを巡りまくり、ウダウダダラダラと古本を買って過ごしていたのである。もう二三年前の、週に一度は地方にあっちこっち飛んでいた状況とは、月とスッポンである。そんな無茶なことが可能だったのはとてもスゴいことであり、それが出来ない今はやはり寂しくもある…だがこういう時は無理にあがいてもどうしようもないので、『待てば海路の日和あり』と、出来ることをしながら、また地方を飛び回れるようになることを、虎視眈々と忍び待つしかないのであろう。

それに決して負け惜しみではないのだが、このスッポンもなかなか良いものなのである。当然行ったことのあるお店への再訪再々訪がほとんどなのだが、古本屋に行くというよりは、古本を買うということに重心を移すと、今までとはまた違った景色や棚の様相が立ち現れてくる。なんたって首都圏は、神保町・早稲田・中央線沿線を中心に、全盛期より数を減らしているとは言え、まだまだ古本屋さん的にはとても恵まれた状況にあるのだ。おかげで前期に報告した「バリケード・一九六六年二月/福島泰樹」「探偵小説 幽霊塔/江戸川乱歩」「10・21とはなにか」「魔法入門」「団地七つの大罪」に加え、後期には寶文館「黄いろい楕圓/北園克衛」を500円で、筑摩書房「幸福論/小山清」を3000円で、暮しの手帖社「暮しのなかで考える/浦松佐美太郎」を100円で、磯部甲陽堂「幽霊探訪/大窪逸人(山中峯太郎!)」を300円で、博文館文庫「スミルノ博士の日記/S・A・ドゥーゼ」を100円で見つけたりして、ブックハントを存分に満喫する。やはり古本屋さんや古本市には、わざわざ足を運ぶ価値あり!の思いを強くする掘出し物体験であった。

そして最近は、今までとは違った形で古本屋さんにアプローチすることも増えて来ている。西荻窪の「盛林堂書房」では『盛林堂イレギュラーズ』と称し、買取バイトに同行させてもらっている。主に本の束をひたすら運ぶ下働きが中心だが、お店では決して見られぬ古本屋さんの仕事や、人様の棚や書庫が見られるのは、とても刺激的な体験である。その様子は買取先に許可をいただいた上で時々ブログ上で公開しているのだが、ミステリ評論家の新保博久氏と日下三蔵氏のレポートは凄まじいものになっているので、ご一読していただければ幸いである。他にも「古書音羽館」で一日バイトをして、補充しっ放しの店頭棚の人気の秘密を知り、「@ワンダー」の地方買取バイトでは、山越えでトランクのタイヤがバーストし、本の重さの恐ろしさを知る。また、特殊古本屋「マニタ書房」・とみさわ昭仁氏と特殊翻訳家・柳下毅一郎氏とアダルトメディア評論家・安田理央氏の三人が時たま行う『古本せんべろツアー』に同行させていただいている。これは午前のうちから飲み屋に集合し、古本屋と飲み屋を夜の八時くらいまで訪ね歩く、まるで天国のようだが最終的には地獄のように酒精に溺れる古本屋巡りである。いつも酔い過ぎないよう気をつけているのだが、アルコールが入っていると気が盛大に緩んで大きくなり、ついついたくさん古本を買ってしまうのが恐ろしいところである。  

そんな風に古本屋を訪ね回り、血眼で安値の良本を探しながら目撃したお店の開店&閉店を列挙してみよう。言祝ぐべき開店は、下北沢の「古書明日」、駒込の「BOOKS青いカバ」、八王子の「古書むしくい堂」、曙橋の「おふね舎」、みのり台の「smoke books」、新小金井の「古本・雑貨 尾花屋」、吉祥寺の「一日」、とうきょうスカイツリーの「書肆スーベニア」、三軒茶屋の「Cat’s Meow Books」、豪徳寺「nuibooks」、黄金町「9Bricks」。そして悲嘆すべき閉店は、神保町「澤口書店 小川町店」、戸塚「ブックサーカス 戸塚モディ店 トツカーナ店」、武蔵関「古本工房サイレン」、新中野「プリシラ古書店」、上田「斉藤書店」、鎌倉「ウサギノフクシュウ」、渋谷「巽堂書店」、早稲田「谷書房」。もちろん東京近辺の狭い地域の話なのだが、開店数と閉店数が微妙に拮抗しているのが不思議なところである。そして開店する新店の名を見れば一目瞭然なのだが、正統派な『~書店』『~書房』などは見当たらず、奇妙な名の割合が高い。つまりは新世代の古本屋さんが増えて来ているのである。

そして今年で古本屋を勝手に調査するブログ『古本屋ツアー・イン・ジャパン』が、活動を開始してから十年目に突入している。我ながら良く続いて来たものだと思う。その節目と言っては何だが、二月には二千冊の古本を家から運び出し、「古本屋ツアー・イン・ジャパン大放出市 2DAYS」を行い、十月には恥ずかしながら「さすらいの十年展」と銘打ち、東京古書会館の情報コーナーで記念の展示を開催した。もはや完全に古本と古本屋さんとは、切っても切れぬ強力な縁で、人生ががんじがらめにされている。そう覚悟して、今後も古本屋さんには思いっきり関わって行く所存である。その手始めに、東京古書籍協同組合とささやかなリーフレットを作ったり、盟友・岡崎武志氏と今年も楽しい古本屋本を作り上げたいと考えている。

かように活動は色々変容しながらも、大好きな古本屋さんへの旅は続いて行く。もうすぐ春ですが、今年もよろしくお願いいたします。  



小山力也
2008年5月からスタートした、日本全国の古本屋&古本が売っている場所の、全調査踏破を目指す無謀なブログ『古本屋ツアー・イン・ジャパン』管理人。「フォニャルフ」の屋号で古本販売に従事することも。古本屋に関する著書ばかりを出し続けており、それらの出版社や形状は違えど、全部を並べたらいつしか“日本古本屋大全集”となってしまうよう、秘かに画策している。「本の雑誌」にて『毎日でも通いたい古本屋さん』連載中。
http://furuhonya-tour.seesaa.net/

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2018年2月9日 第244号

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 古書市&古本まつり 第60号
     。.☆.:* 通巻244・2月9日号 *:.☆. 。
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メールマガジンは、毎月2回(10日号と25日号)配信しています。


初旬に(10日前後)全国で開催されている古本展示即売会など、
イベント情報をお送りします。お近くで開催される際は、ぜひ
お出掛け下さい。
なお、1月から「シリーズ古書の世界」を連載しております。

次回メールマガジンは2月下旬に発行です。

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の古書籍データベースです。

━━━━━━━━━━【シリーズ古書の世界】━━━━━━━━━


変っていく古書店のかたち2

                 樽見博(日本古書通信編集長)


昨年末全営業を止めた龍生書林大場啓志さんの『古書遊泳』は、
「日本古書通信」に5年間(平成19年9月~23年12月)にわたって連
載されたものを加筆訂正してまとめた本だが、発行部数75部で希望
しても入手は難しいだろう。巻末に添えた書名の由来となった「古
書遊泳」は、自らの古本屋人生を回顧、1冊にまとめるに際し書き
下ろされたものだ。

続きはこちら
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日本古書通信社
http://www.kosho.co.jp/kotsu/


━━━━━【2月9日~3月15日までの全国即売展情報】━━━━━


https://www.kosho.or.jp/event/list.php?mode=init

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第1回 ジュンク堂 新春古書展(沖縄県)


期間:2018/01/14~2018/02/25
場所:ジュンク堂書店那覇店 1階
那覇市牧志1-19-29 D-NAHA ゆいレール 美栄橋駅 徒歩3分


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第12回 丸善博多店古本まつり(福岡県)


期間:2018/02/03~2018/02/28
場所:丸善博多店 
福岡市博多区博多駅中央街1番1号 JR博多シティ8階


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三省堂書店池袋本店古本まつり


期間:2018/02/06~2018/02/12
場所:西武池袋本店別館2階=特設会場(西武ギャラリー)
   豊島区南池袋1-28-1


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イービーンズ古本まつり(宮城県)


期間:2018/02/07~2018/03/12
場所:イービーンズ 9F杜のイベントホール
   仙台市青葉区中央4丁目1-1

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第4回古書会館de古本まつり


期間:2018/02/09~2018/02/11
場所:京都古書会館3F 京都市中京区高倉通夷川上る
URL:http://koshoken.seesaa.net/


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書窓展(マド展)


期間:2018/02/09~2018/02/10
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22


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杉並書友会


期間:2018/02/10~2018/02/11
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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柏古本まつり(千葉県)


期間:2018/02/14~2018/02/28
場所:モディ柏店 3F 千葉県柏市柏1-2-26


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古書の小径(こみち)福岡県


期間:2018/02/17~2018/02/18
場所:木の葉モール橋本 館内1F通路(もみじ側) 
   福岡県福岡市西区橋本2丁目27(福岡市営地下鉄七隈線「橋本駅」前)


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第9回 水の都の古本展(大阪府)


期間:2018/02/21~2018/02/25
場所:大阪市中央公会堂 大阪市北区中之島1丁目1番27号
URL:http://osaka-koshoken.com/


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浦和宿古本いち(埼玉県)


期間:2018/02/22~2018/02/25
場所:JR浦和駅西口徒歩5分 マツモトキヨシ前


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オールデイズクラブ古書即売会(愛知県)


期間:2018/02/23~2018/02/25
場所:名古屋古書会館 名古屋市中区千代田5-1-12


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ぐろりや会


期間:2018/02/23~2018/02/24
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22
URL:http://www.gloriakai.jp/


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好書会


期間:2018/02/24~2018/02/25
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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チカホブックマルシェ 札幌の古本市(北海道札幌市)


期間:2018/02/26~2018/02/28
場所:札幌地下歩行空間・大通駅側の広場・イシヤカフェさん横
URL:https://twitter.com/chikahobook


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有隣堂藤沢店4階古書フェア★古書まつりプレ開催(神奈川県)


期間:2018/03/01~2018/03/14
場所:有隣堂藤沢店4階ミニ催事場 
   神奈川県藤沢市南藤沢2-1-1フジサワ名店ビル7F


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城南古書展


期間:2018/03/02~2018/03/03
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22 


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西部展


期間:2018/03/02~2018/03/04
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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反町3月古書会館展(神奈川県)


期間:2018/03/03~2018/03/04
場所:神奈川古書会館1階特設会場 横浜市神奈川区反町2-16-10


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第85回 彩の国 所沢古本まつり(埼玉県)


期間:2018/03/07~2018/03/13
場所:くすのきホール
西武線所沢駅東口前 西武第二ビル8階 総合大会場
URL:http://furuhon.wix.com/tokorozawafuruhon

 
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東京愛書会

期間:2018/03/09~2018/03/10
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22
URL:http://aisyokai.blog.fc2.com/

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古書愛好会


期間:2018/03/10~2018/03/11
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9


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第20回フジサワ湘南古書まつり(神奈川県)


期間:2018/03/15~2018/03/18
場所:有隣堂藤沢店イベントホール(フジサワ名店ビル6階) 
藤沢市南藤沢2-1-1


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┌─────────────────────────┐
 次回は2018年2月下旬頃発行です。お楽しみに!
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*゜*.:*☆ 本を売るときは、全古書連加盟の古書店で ☆*.:*゜*
全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,200店加盟)の略称です

https://www.kosho.or.jp/buyer/list.php?mode=from_banner


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日本の古本屋メールマガジンその244 2018.2.9


【発行】
 東京都古書籍商業協同組合:広報部・「日本の古本屋事業部」
 東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
 URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
 広報部:小野祥之


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mishima

変っていく古書店のかたち2     (シリーズ古書の世界第2回) 

変っていく古書店のかたち2

樽見博(日本古書通信編集長)

 昨年末全営業を止めた龍生書林大場啓志さんの『古書遊泳』は、「日本古書通信」に5年間(平成19年9月~23年12月)にわたって連載されたものを加筆訂正してまとめた本だが、発行部数75部で希望しても入手は難しいだろう。巻末に添えた書名の由来となった「古書遊泳」は、自らの古本屋人生を回顧、1冊にまとめるに際し書き下ろされたものだ。興味のある方は「日本古書通信」でご覧頂きたい。近代文学稀覯本をめぐるドラマとしても楽しく読めるし、貴重な記録である。
 大場さんは、その「古書遊泳」の最後に次のように書いている。
「今振り返ると何もかもが一瞬の夢のようだ。バブルに踊り、不相応な買い物もした。失敗も多くあるが、住まいは確保されている。今残されている在庫は夢の名残。そう慾を掻くべきでは無いであろう。」

 その上で、「好きな戦後文学は、一通りは扱えたが、残念なのは」として、ついに扱えなかった、島尾敏雄『幼年期』(昭和18年・こをろ発行所)と山本周五郎『無明絵巻』(昭和15年・大阪泰光堂)の2冊を上げている。龍生書林と言えば、三島由紀夫本を連想するほどその収集に力を入れられた。その成果は『『三島由紀夫 古本屋の書誌学』(ワイズ出版・1998)にまとめられている。
 人が古書店という仕事を選ぶ理由は様々だが、大場さんは「古書遊泳」の中でこうも書いている。
「昭和56年7月、五反田展同人のあきつ書店白鳥恭輔氏、芳雅堂書店出久根達郎氏らと目標としていた自家目録の第一号を発行することでスーパーから手を引くことが出来た。自家目録は古書展と違い、自分の世界を表す事が出来る。古本屋という魅力的な仕事に、やっと向き合う事が出来始めたと言える」

 古本屋として自分の世界を表す手段が自家目録だと言っているのだ。これは、東京の業者に限って言えば、大場さんや、前記のあきつ書店や出久根さん(芳雅堂書店)、あるいは扶桑書房など現在70歳代を迎えている世代から、えびな書店、稲垣書店、石神井書林、けやき書店など専門店志向の強い現在60歳代の古書業者に顕著な考え方だ。勿論、もっと若い世代、例えば風船舎さんや、股旅堂さんなど、自家目録の発行に全精力を投入している古書店主もいるが、全体に若い世代は、店舗志向が強く、店こそが自己表現の場と捉える方が多いように思う。
これは、インターネット販売の普及で専門書の探求が客にとって楽になると同時に、古書相場の下落を招いていることが背景にある。特色のある自家目録を出すには多くの時間と費用が必要であり、希少本を長くストックしている間も相場が上昇していけば問題はないが、現在のように相場が下落したのでは商いとして難しい。

 最近読んだ詩人浅山泰美の著書『木精の書翰』(思潮社・2000年)に「静かな店」という京都の老舗喫茶店を回想したエッセイがあった。「再会」「夜の窓」「クローバー」「フタバヤ」「北国」「白鳥」「フランソワ」「ソワレ」「築地」「イノダ」といった喫茶店の魅力と佇まいを取り上げているが、最後に「静かな店で、静かなひとりの時間を過ごしていると、ひとの世の出逢いや訣れが波のように寄せては返し寄せては返しし、小卓の向こうに、今は誰もいないことを奇妙にも思い、安らぎとも感じる。」と書いている。これは理想的な古書店の姿そのものである。若い店舗志向の古書店主たちも基本はそのような店を目指しているのではないか。私も過去にそのような雰囲気の古書店の魅力を満喫したことがある。しかし、私が満喫した店は殆どが知的な老齢の店主が、街の片隅でひっそり開いている店で、旧知の客と何やら楽しそうに話しあっているそんな店だった。ともかくも時間が止まったように静かな店だ。意識してできた雰囲気ではなく店主の人柄と店の歴史がそのまま佇まいに反映している。あの方、あの古書店と思い出すと、多くの店主が亡くなり、店も閉店している。ただ、今若い人が目指す「静かな古書店」も、基本は変わらいと思うが、それは自然に形作られたのではなく、意識して作られている点で違う気がする。私にとって古書店は静かなことが理想のように思えるのに、新刊書店は本を求めるお客の熱気が湧きたっている方が好もしく思えるのは何故だろう。高校生だった昭和40年代半、本を求める客で店が埋まっていた夕方の新刊書店が、当時の平台で輝いていた杉浦康平装丁の本たちと共に懐かしい。古書即売会も客が多いほうが購買欲をそそるのと同じ心理かもしれない。

 現実の古書店の仕事は、いわゆる3Kに近い。店に持ち込まれる古本、宅買いで仕入れて来る本も、そのまま店の商品になるものは少ないし、宅買いが大量でも、相場の下落で運送費用や経費との厳しい計算を考慮しなくてはならない。トラック数台分のただ古いだけの蔵書があったとして、それを買ってくれと頼まれた時どう判断するか。市場での入札も相場が下がったとはいえ、良質の本は相変わらず競争が激しく、思い通りの仕入れができるわけでもない。安定した収入を確保するには勢い仕入れの量を増やしていくか、意には添わないが売れ筋に頼ることになる。利益第一で古書店を選んだのであれば問題はないが、もし理想の古書店を目指していたなら、現実とのギャップに苦しむか、割り切るしかない。あくせくしないで、「静かな古書店」を継続することなど、果たして可能なのだろうか。

「日本古書通信」で古本屋兼カメラマンの古賀大郎さんが「21世紀古書店の肖像」を連載して80回を超えた。『全国古本屋地図』を出していた頃には存在しない、若い古書店主を中心に素敵な店が多いのだが、各店とも理想を追えば追うほど継続には相当な困難を経験しているのではと想像している。(つづく)

yuei
mishima
日本古書通信
http://www.kosho.co.jp/kotsu/
 

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2018年1月25日 第243号

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     。.☆.:* その243・1月25日号 *:.☆. 。
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☆INDEX☆
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1.『本のちょっと』 小さな本の小さな一歩  武田主税
2. 戦前の同人誌出版の歴史は?:
         同人雑誌出版マニュアルから判ること
      小林昌樹
3.『図書館人物事典』
日本図書館文化史研究会『図書館人物事典』編集委員会

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━━━━━━━━━━━【自著を語る番外編】━━━━━━━━━━



『本のちょっと』 小さな本の小さな一歩

                        武田主税



事の起こりは、8年前の2010年に溯ります。当時、千葉市の学生街
の片隅でブックサロンを営んでおり、「販売だけでなく、発信もし
ていこう」という思いから、学生やお店のお客様と一緒に本にまつ
わる手づくり小冊子をつくりました。これがそこそこの出来栄え
(自画自賛)、このわずか20ページのリトルプレスが『本のちょっ
と』の前身、出発点でした。

続きはこちら
/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=3651

『本のちょっと (Vol.1 本を旅する)』
啓文社書房 定価 本体926円+税 好評発売中!
http://kei-bunsha.co.jp/archives/683



━━━━━━━━━━━【自著を語る番外編】━━━━━━━━━━

戦前の同人誌出版の歴史は?:
         同人雑誌出版マニュアルから判ること

                         小林昌樹



 『文藝同人雑誌出版マニュアル―戦前版』(金沢文圃閣、2017.11)
という復刻に関わった。これは珍しい次の2点の同人誌出版マニュ
アルの合冊復刻であり、解説「同人雑誌の作り方本から何が判るか?」
を付けておいたので詳しくはそちらを見られたい。

続きはこちら
/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=3646


『文芸同人雑誌出版マニュアル 戦前版』 編・解題 小林昌樹
金沢文圃閣 揃価―6,000円 (税別)好評発売中!
https://kanazawa-bumpo-kaku.jimdo.com/

━━━━━━━━━━━【自著を語る番外編】━━━━━━━━━

『図書館人物事典』

     日本図書館文化史研究会『図書館人物事典』編集委員会

本書は“図書館人物”の事典である。それゆえ、図書館情報学の教
科書に出てくるような図書館史上の偉人たち――帝国図書館長を造
った田中稲城や東京市立図書館の黄金時代を導いた今澤慈海など―
―古今東西の1,421人が収録されている。欧米人を中心とする外国人
には、メルヴィル・デューイやランガナータンといった教科書ではお
なじみの人物も登場する。

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『図書館人物事典』日本図書館文化史研究会 編
日外アソシエーツ 定価:12,000円+税 好評発売中!
http://www.nichigai.co.jp/cgi-bin/nga_search.cgi?KIND=BOOK&ID=A2678


━━━━━━━━━━━━━【次回予告】━━━━━━━━━━━

『近世読者とそのゆくえ 読書と書籍流通の近世・近代』 鈴木俊幸 著
 平凡社 本体 : 7,400円+税 好評発売中!
 http://www.heibonsha.co.jp/book/b325541.html


『多摩のあゆみ169号 デジタル地図でみる多摩の歴史』』
公益財団法人 たましん地域文化財団
http://www.tamashin.or.jp/ayumi/index.html


『日本メディア史年表』 著者 土屋礼子 編
吉川弘文館 定価:本体6,500円+税 好評発売中!
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b329681.html


「2017年の古ツアをふり返る」(仮題) 
 古本屋ツアーインジャパン 小山力也
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━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━


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