花山信勝, 辻直四郎, 結城令聞, 中村元 編、三省堂、1954年発行 (あとがきより)、4, 61・・・
本文含め、全体的に経年によるヤケがあります。表紙にややスレ・数ヶ所に白っぽい汚れがあります。また小口に部分的にやや目立つシミ、見返しにヤケ・仏教学者による記名、本文数枚に古書特有のシミがあります。他は特に問題はありません。
●内容
宮本正尊教授還暦を記念して編まれた、戦後日本仏教学・印度学を代表する研究者たちによる大部論文集。
花山信勝・辻直四郎・結城令聞・中村元らが編を務め、龍樹・空思想・唯識・因明・インド哲学・蒙古語資料・日本仏教倫理など幅広いテーマを収録。
「龍樹の空について」、「マウリヤ王朝時代における仏教の社会的基盤」、「陳那学派量論の一断面」、「蒙古語における外来語と外来文化」など、後の仏教学研究史にもつながる重要論考を掲載。
●主な目次
第1部
・バーシュカラ・マントラ・ウパニシャッドについて / 辻直四郎
・Aṣṭavakragītāについて / 坂井尚夫
・アートマン観の一断面 / 高崎直道
・陳那学派二量説の一断面・クマーリラの批判をとほして / 蒔田徹
第2部
・無我と空 / 水野弘元
・律蔵の成立と浄法の関係 / 平川彰
・生天倫理と佛教的態度:チャーンドッギヤ家族倫理の一断章 / 井上敬順
・マウリヤ王朝時代における佛教の社会的基盤 / 中村元
第3部
・多宝塔思想と涅槃仏伝説との交渉 / 紀野一義
・龍樹の空について / 三枝充悳
・月称造四百論釈に於ける破我の論理:対数論プルシャを中心として / 山口益
・唯識説の二つの立場 / 勝又俊教
・二分依他性説の成立 / 勝呂昌一
・梵文二十論に於けるarthaとviṣayaの意味について / 伊藤重敬
・分別性に對する対治:唯識に於ける人間存在の根本構造への再構成を求めて / 玉城康四郎
第4部
・南岳慧思の法華三昧 / 横超慧日
・蒙古語における外来語と外来文化 / 金岡秀友
第5部
・太子教学上の諸問題 / 福井康順
・聖德太子研究序説:三経義疏の哲学的解明について / 橋本芳契
・神仏習合に関する一考察 / 堀一郎
・日本唯識家に於ける真如説の新展開 / 結城令聞
・近世一向宗教団の性格 / 久我順因
・比較形而上学について / 川田熊太郎
・体験と反省 / 上田義文
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