水上勉草稿 「『雁の寺』の劇化について」 ペン書き400字詰5枚完 専用箋使用
雁の寺 (全) の鉢が異常に大きく、おでこで奥眼の小坊主・堀之内慈念は寺院の内部になにを見、なにをしたか。京都の古寺、若狭の寒村、そして滋賀の古刹を舞台に、慈念の漂流がつづく。著者の体験にもとづいた怨念と、濃密な私小説的リアリティによって、純文学の域に達したミステリーである。昭和36年上期(第45回)直木賞を受賞した第一部の「雁の寺」につづく「雁の村」「雁の森」「雁の死」の四部作に新たに加筆し一冊に収めた、著者の代表作だ。
「ヒロシマに甦った青春」(中野清一)他 (雑誌)文藝春秋 昭和36年9月号
「キネマ旬報」 第301号(通巻第1116号) 1961年12月下旬号
オール讀物 = The all yomimono 1989年3月臨時増刊号 第44巻第5号
狩野芳崖 : 水上勉戯曲集 <金子幸枝(女優)宛、献呈署名入り> 水上勉
オール讀物 = The all yomimono 44(5)
The all yomimono The ooru yomimono The all-yomimono
文芸春秋、1989-03
冊 22cm