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☆INDEX☆
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1.出版流通が歩んだ道--近代出版流通誕生150年の軌跡
能勢仁
2.なぜ映画人たちは『砂の器』という危うい企画にのめって行ったのか
(『砂の器 映画の魔性——監督野村芳太郎と松本清張映画』)
樋口尚文(映画評論家・映画監督・神保町「猫の本棚」オーナー)
3.蔦重版と古本屋(『蔦屋重三郎』)
鈴木俊幸
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━━━━━━━━━━【自著を語る(番外編)】━━━━━━━━━━
出版流通が歩んだ道--近代出版流通誕生150年の軌跡
能勢仁
出版業界の本で、古書業界を取り上げることは少ないが、本書は26%が
古書の頁である。
執筆者は日本古書通信編集長の樽見博氏である。戦後の古書業界が歩んだ
道をテーマに論述したものである。内容は、①変わりゆく古書業界のかたちと
人 ②理想の古書店を求めて ③書物への深い敬愛 ④日本古書通信社に入社
した頃(樽見)⑤懐かしき古書店主たちの談話 ⑥信念に生きる古書店主たち
⑦読書に裏付けられた古書店主 ⑧書痴の古本屋店主 ⑨郊外の古書店主の
生き方 ⑩戦争と古書店 ⑪個性あふれる古書店主 ⑫土地の匂いをまとう
古書店主 と続いている。
続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=20311
書名:『出版流通が歩んだ道--近代出版流通誕生150年の軌跡』
著者:能勢仁・八木壯一・樽見博
発行元:出版メディアパル
判型/ページ数:A5判/208頁
価格:2,640円(税込)
ISBN:978-4-902251-45-6
好評発売中!
https://www.murapal.com/sangyodoko/227-2025-02-06-07-19-53.html
━━━━━━━━━━【自著を語る(336)】━━━━━━━━━━
なぜ映画人たちは『砂の器』という危うい企画にのめって行ったのか
(『砂の器 映画の魔性——監督野村芳太郎と松本清張映画』)
樋口尚文(映画評論家・映画監督・神保町「猫の本棚」オーナー)
映画『砂の器』が公開されてなんと半世紀になる。映画演劇文化協会が
旧作の名画をスクリーンで観る〈午前十時の映画祭〉を催行して好評を得て
いるが、このたびアンコール希望作品を一般に募ったところ、邦画では
『七人の侍』と並んでなんと『砂の器』が選ばれた。事ほどさように松本清張
原作、橋本忍・山田洋次脚本、野村芳太郎監督の『砂の器』は「国民的」人気
作品で、これを「名作」「傑作」と激賞する声も後を絶たない。
このたび上梓した、映画『砂の器』をめぐる最大最長の研究本となるであろう
『砂の器 映画の魔性 ――監督野村芳太郎と松本清張映画』(筑摩書房)は、
そういった従来の『砂の器』のポジショニングへの「はたして本当にそうか?」と
いう疑問が軸になっている。
続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=20485
書名:『砂の器 映画の魔性——監督野村芳太郎と松本清張映画』
著者:樋口尚文
発行元:筑摩書房
判型/ページ数:四六判/384頁
価格:2,750円(税込)
ISBN:978-4-480-87417-7
Cコード:0074
好評発売中!
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480874177/
━━━━━━━━━━【自著を語る(337)】━━━━━━━━━━
蔦重版と古本屋(『蔦屋重三郎』)
鈴木俊幸
ここのところ、蔦屋重三郎版の和本の売れ行きが好調とか。安いものでは
ない。蔦重版は時代の名物である。江戸時代中期末を飾る名品の数々が蔦重に
よって出版された。彼が手掛けた浮世絵にしても黄表紙にしても洒落本にしても、
一過性の娯楽、本来流行の流れの中にあって過ぎ去ってしまうはずのもので
あった。そんなものほど、後に価値が見出された時には簡単には入手出来なく
なっている。入手困難ということが蒐集の食欲を一層かきたてるのである。
大田南畝の手控『丙子掌記(へいじしょうき)』に、山東京伝の訃報に接した
文化13年(1816)9月7日、息定吉を柳原の床店古本屋に行かせて京伝洒落本
三冊を得てこさせたという記事が見える。そのうち二点は蔦重版である。
続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=20393
書名:『蔦屋重三郎』
著者:鈴木俊幸
発行元:平凡社
判型/ページ数:新書/208頁
価格:1,100円(税込)
ISBN:9784582860672
Cコード:0223
好評発売中!
https://www.heibonsha.co.jp/book/b651740.html
━━━━━━━━━【書影から探せる書籍リスト】━━━━━━━━━
「日本の古本屋」で販売している書籍を、テーマを深掘りして書影から
探せるページをリリースしました。「日本の古本屋」には他のWebサイト
には無い書籍がたくさんあります。ぜひ気になるテーマから書籍を探して
みてください。
「日本の古本屋」書影から探せる書籍リスト
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=13964
━━━━━━━━━━━━━【次回予告】━━━━━━━━━━━━━
書名:立ち読みの歴史
著者:小林昌樹
発行元:早川書房
判型/ページ数:新書/200頁
価格:1,320円(税込)
ISBN:978-4-15-340043-6
Cコード:0221
2025年4月23日発行予定!
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書名:近代出版研究第4号(特集「書物百般・紀田順一郎の世界」他
著者:近代出版研究所
発行元:皓星社
判型/ページ数:A5判並製/416頁
価格:3,520円(税込)
ISBN:978-4-7744-0858-3
Cコード:1000
2025年4月10日発行予定!
https://libro-koseisha.co.jp/publishing/9784774408583/
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日本の古本屋メールマガジン その415 3月25日
【発行】
東京都古書籍商業協同組合:広報部・「日本の古本屋」事業部
東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
URL https://www.kosho.or.jp/
【発行者】
広報部・編集長:藤原栄志郎
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