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3,259件

彷徨する宗教性と国民諸文化 近代化する日独社会における神話・宗教の諸相(アジア遊学293)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,300
前田良三 編、勉誠出版、2024、256p、A5判
一八七〇年代から第二次世界大戦前までの日本とドイツにおいて、宗教性が政治や学問など宗教の外部の「世俗的」諸分野へといかにして「転位・流出」していったのか。
その諸相を照射し、「宗教」と「世俗」の二分法という既存の思考機制そのものを批判的に問い直す。
「彷徨する宗教性」という視角より捉えた「近代化」の姿とは?
目次
はじめに 「彷徨する宗教性」と日独の近代 前田良三
第一部 近代日本──神話・宗教と国民文化
「第一部 近代日本―神話・宗教と国民文化」解題 前田良三
日本国家のための儒学的建国神話―呉泰伯説話◎ダーヴィッド・ヴァイス(翻訳:前田良三)
神道とは宗教なのか?―「Ostasien-Mission(東アジアミッション)」(OAM)の報告における国家神道◎クラウス・アントーニ
国民の人格としての生きる過去―昭和初期フェルキッシュ・ナショナリズムにおける『神皇正統記』とヘルマン・ボーネルによる『第三帝国』との比較◎ミヒャエル・ヴァフトゥカ(翻訳:馬場大介)
戦間期における宗教的保守主義と国家主義―ルドルフ・オットーと鈴木大拙の事例を手掛かりに◎チェ・ジョンファ(翻訳:小平健太)
ゲーテを日本人にする―ドイツ文学者木村謹治のゲーテ研究と宗教性◎前田良三
第二部 近代ドイツ──民族主義宗教運動と教会
「第二部 近代ドイツ―民族主義宗教運動と教会」解題◎前田良三
ナザレ派という芸術運動―十九世紀における芸術および社会の刷新理念としての「心、魂、感覚」◎カーリン・モーザー=フォン=フィルゼック(翻訳:斉藤萌)
「悪魔憑き」か「精神疾患」か?―一九〇〇年前後の心的生活をめぐるプロテスタントの牧会と精神病学との論争◎ビルギット・ヴァイエル(翻訳:二藤拓人)
近代ドイツにおける宗教知の生産と普及―ドイツ民族主義宗教運動における「ナザレのイエス」表象を巡って◎久保田浩
自然と救済をめぐる闘争―クルト・レーゼとドイツ民族主義宗教運動◎深澤英隆
フェルキッシュ・ルーン学の生成と展開―アリオゾフィー、グイド・リスト、『ルーンの秘密』◎小澤 実
ヴィリバルト・ヘンチェルと民族主義的宗教(völkische Religion)◎齋藤正樹
あとがき◎前田良三

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3,300
前田良三 編 、勉誠出版 、2024 、256p 、A5判
一八七〇年代から第二次世界大戦前までの日本とドイツにおいて、宗教性が政治や学問など宗教の外部の「世俗的」諸分野へといかにして「転位・流出」していったのか。 その諸相を照射し、「宗教」と「世俗」の二分法という既存の思考機制そのものを批判的に問い直す。 「彷徨する宗教性」という視角より捉えた「近代化」の姿とは? 目次 はじめに 「彷徨する宗教性」と日独の近代 前田良三 第一部 近代日本──神話・宗教と国民文化 「第一部 近代日本―神話・宗教と国民文化」解題 前田良三 日本国家のための儒学的建国神話―呉泰伯説話◎ダーヴィッド・ヴァイス(翻訳:前田良三) 神道とは宗教なのか?―「Ostasien-Mission(東アジアミッション)」(OAM)の報告における国家神道◎クラウス・アントーニ 国民の人格としての生きる過去―昭和初期フェルキッシュ・ナショナリズムにおける『神皇正統記』とヘルマン・ボーネルによる『第三帝国』との比較◎ミヒャエル・ヴァフトゥカ(翻訳:馬場大介) 戦間期における宗教的保守主義と国家主義―ルドルフ・オットーと鈴木大拙の事例を手掛かりに◎チェ・ジョンファ(翻訳:小平健太) ゲーテを日本人にする―ドイツ文学者木村謹治のゲーテ研究と宗教性◎前田良三 第二部 近代ドイツ──民族主義宗教運動と教会 「第二部 近代ドイツ―民族主義宗教運動と教会」解題◎前田良三 ナザレ派という芸術運動―十九世紀における芸術および社会の刷新理念としての「心、魂、感覚」◎カーリン・モーザー=フォン=フィルゼック(翻訳:斉藤萌) 「悪魔憑き」か「精神疾患」か?―一九〇〇年前後の心的生活をめぐるプロテスタントの牧会と精神病学との論争◎ビルギット・ヴァイエル(翻訳:二藤拓人) 近代ドイツにおける宗教知の生産と普及―ドイツ民族主義宗教運動における「ナザレのイエス」表象を巡って◎久保田浩 自然と救済をめぐる闘争―クルト・レーゼとドイツ民族主義宗教運動◎深澤英隆 フェルキッシュ・ルーン学の生成と展開―アリオゾフィー、グイド・リスト、『ルーンの秘密』◎小澤 実 ヴィリバルト・ヘンチェルと民族主義的宗教(völkische Religion)◎齋藤正樹 あとがき◎前田良三 納入までに3週間ほどかかります。

菜の花と人間の文化史 : アブラナ科植物の栽培・利用と食文化(アジア遊学235)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,520
武田和哉・渡辺正夫 編、勉誠出版、2019年7月、240p、21cm
アブラナ科植物は、アジアの米主食文化の中では重要な副食食材である。
ハクサイ・カブ、ダイコン、キャベツ・ブロッコリー、カラシナ、ワサビ等が該当し、これらは大変なじみ深い存在である。
また、日本では歴史的に見て、搾油用の作物として重視されていた時期があり、さらに近年の低炭素社会実現に向けて環境意識の高まりの中で再評価されつつある。
こうしたアブラナ科植物の品種や生殖上の特質、ならびに伝播・栽培や食文化、社会との接点等に関する諸問題について、農学系と人文学系の研究者がそれぞれの専門研究視点から意欲的に取り組んだ学融合的研究成果。

目次

カラー口絵

総論
アブラナ科植物の現在―今、なぜアブラナ科植物なのか―

Ⅰ アブラナ科植物とはなにか
アブラナ科植物と人間文化―日本社会を中心に
アブラナ科植物について
植物の生殖の仕組みとアブラナ科植物の自家不和合性
コラム1 バイオインフォマティクスとはなにか

Ⅱ アジアにおけるアブラナ科作物と人間社会
アブラナ科栽培植物の伝播と呼称
中国におけるアブラナ科植物の栽培とその歴史
パーリ仏典にみられるカラシナの諸相
アブラナ科作物とイネとの出会い
コラム2 栽培と食文化がつなぐ東アジア
コラム3 植えて・収穫して・食べる―中国史の中のアブラナ科植物―

Ⅲ 日本におけるアブラナ科作物と人間社会
日本国内遺跡出土資料からみたアブラナ科植物栽培の痕跡
日本古代のアブラナ科植物
日本中世におけるアブラナ科作物と仏教文化
最新の育種学研究から見たアブラナ科植物の諸相―江戸時代のアブラナ科野菜の品種改良―
コラム4 奈良・平安時代のワサビとカラシ
コラム5 ノザワナの誕生
コラム6 近世から現代に至るまでの日本社会におけるナタネ作付と製油業の展開の諸相

Ⅳ アブラナ科作物と人間社会の現状と将来展望  
学校教育現場での取り組み―今、なぜ、植物を用いたアウトリーチ活動が重要なのか―
植物文化学の先学者たちの足跡と今後の展望―領域融合型研究の課題点と可能性― 
コラム7 アブラナ科植物遺伝資源に関わる海外学術調査研究―名古屋議定書の発効で遺伝資源の海外学術調査研究は何が変わるか―

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3,520
武田和哉・渡辺正夫 編 、勉誠出版 、2019年7月 、240p 、21cm
アブラナ科植物は、アジアの米主食文化の中では重要な副食食材である。 ハクサイ・カブ、ダイコン、キャベツ・ブロッコリー、カラシナ、ワサビ等が該当し、これらは大変なじみ深い存在である。 また、日本では歴史的に見て、搾油用の作物として重視されていた時期があり、さらに近年の低炭素社会実現に向けて環境意識の高まりの中で再評価されつつある。 こうしたアブラナ科植物の品種や生殖上の特質、ならびに伝播・栽培や食文化、社会との接点等に関する諸問題について、農学系と人文学系の研究者がそれぞれの専門研究視点から意欲的に取り組んだ学融合的研究成果。 目次 カラー口絵 総論 アブラナ科植物の現在―今、なぜアブラナ科植物なのか― Ⅰ アブラナ科植物とはなにか アブラナ科植物と人間文化―日本社会を中心に アブラナ科植物について 植物の生殖の仕組みとアブラナ科植物の自家不和合性 コラム1 バイオインフォマティクスとはなにか Ⅱ アジアにおけるアブラナ科作物と人間社会 アブラナ科栽培植物の伝播と呼称 中国におけるアブラナ科植物の栽培とその歴史 パーリ仏典にみられるカラシナの諸相 アブラナ科作物とイネとの出会い コラム2 栽培と食文化がつなぐ東アジア コラム3 植えて・収穫して・食べる―中国史の中のアブラナ科植物― Ⅲ 日本におけるアブラナ科作物と人間社会 日本国内遺跡出土資料からみたアブラナ科植物栽培の痕跡 日本古代のアブラナ科植物 日本中世におけるアブラナ科作物と仏教文化 最新の育種学研究から見たアブラナ科植物の諸相―江戸時代のアブラナ科野菜の品種改良― コラム4 奈良・平安時代のワサビとカラシ コラム5 ノザワナの誕生 コラム6 近世から現代に至るまでの日本社会におけるナタネ作付と製油業の展開の諸相 Ⅳ アブラナ科作物と人間社会の現状と将来展望   学校教育現場での取り組み―今、なぜ、植物を用いたアウトリーチ活動が重要なのか― 植物文化学の先学者たちの足跡と今後の展望―領域融合型研究の課題点と可能性―  コラム7 アブラナ科植物遺伝資源に関わる海外学術調査研究―名古屋議定書の発効で遺伝資源の海外学術調査研究は何が変わるか― 納入までに3週間ほどかかります。

東アジアにおける知の往還(アジア遊学255)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館・高麗大学校グローバル日本研究院 共編、勉誠・・・
気候危機にパンデミック、市民間の分断…生命をも脅かす大きな困難が次々に起こる現代、我々はいかにして大量の情報を「個」として的確に受け止め、判断の材料に変換できるのか。
そのための「知」を下支えするものの根拠を豊富な文献に求め、歴史的経験を留めた表現の集合体から照射することで新規の問いかけに繋げる。
第一章「書物と文化」では、文字・絵画・書形が形づくる日本・韓国の書物文化の諸相に着目する。第二章「記録と記憶」では、災難文学および「記録」と文学的言説の往還に目を向け、第三章「都市という舞台」では「江戸」「京城」「パリ」の三都市を舞台に展開された歴史的・文学的営為に着目し、新たな研究への展望が示される。
文学史、美術史、思想史、歴史学、アーカイブズ学など、多面的な視角から、東アジアにおける知の往還を描き出す。

目次


刊行によせて ロバート キャンベル
刊行によせて 鄭炳浩
本書の企画と構成 齋藤真麻理・金秀美

Ⅰ 書物と文化
『栄花物語』と朝鮮王朝の宮廷文学―『閑中録』との比較を中心として 桜井宏徳遺稿集の季節―二十世紀前半の日本の言説編制
近代日本の元寇図と『蒙古襲来絵詞』
〈コラム〉絵画と文字の表現コード―『源氏物語絵巻』を読み解く
〈コラム〉奈良絵本と『徒然草』―ジャンルを往還するメディア
〈コラム〉正方形の本をめぐって

Ⅱ 記録と記憶
日本と韓国の災難文学と記憶―セウォル号沈没事件と東日本大震災の災難詩を中心として
近代福島県富岡町小良ヶ浜の文書管理―複合災害・縁故地・区有文書
〈コラム〉『三国遺事』を巡るいくつかの知見について
言語と減刑―森鷗外『高瀬舟』において
〈コラム〉在日朝鮮人「帰国事業」の記録と記憶の文学

Ⅲ 都市という舞台
江戸における巨大寺院の復興と講中―築地本願寺の場合
日本の伝統詩歌に描かれた大都京城の風土
〈コラム〉『京城日報』と近代都市京城の表象―横光利一の満鉄招請文学講演旅行と「天使」を中心に
パリが主人公―レティフとメルシエの作品とパリの文学的神話の誕生
〈コラム〉日韓の西洋探偵小説における都市表象―エミール・ガボリオの『ルルージュ事件』を中心に

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3,080
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館・高麗大学校グローバル日本研究院 共編 、勉誠出版 、2021年3月 、200 頁
気候危機にパンデミック、市民間の分断…生命をも脅かす大きな困難が次々に起こる現代、我々はいかにして大量の情報を「個」として的確に受け止め、判断の材料に変換できるのか。 そのための「知」を下支えするものの根拠を豊富な文献に求め、歴史的経験を留めた表現の集合体から照射することで新規の問いかけに繋げる。 第一章「書物と文化」では、文字・絵画・書形が形づくる日本・韓国の書物文化の諸相に着目する。第二章「記録と記憶」では、災難文学および「記録」と文学的言説の往還に目を向け、第三章「都市という舞台」では「江戸」「京城」「パリ」の三都市を舞台に展開された歴史的・文学的営為に着目し、新たな研究への展望が示される。 文学史、美術史、思想史、歴史学、アーカイブズ学など、多面的な視角から、東アジアにおける知の往還を描き出す。 目次 序 刊行によせて ロバート キャンベル 刊行によせて 鄭炳浩 本書の企画と構成 齋藤真麻理・金秀美 Ⅰ 書物と文化 『栄花物語』と朝鮮王朝の宮廷文学―『閑中録』との比較を中心として 桜井宏徳遺稿集の季節―二十世紀前半の日本の言説編制 近代日本の元寇図と『蒙古襲来絵詞』 〈コラム〉絵画と文字の表現コード―『源氏物語絵巻』を読み解く 〈コラム〉奈良絵本と『徒然草』―ジャンルを往還するメディア 〈コラム〉正方形の本をめぐって Ⅱ 記録と記憶 日本と韓国の災難文学と記憶―セウォル号沈没事件と東日本大震災の災難詩を中心として 近代福島県富岡町小良ヶ浜の文書管理―複合災害・縁故地・区有文書 〈コラム〉『三国遺事』を巡るいくつかの知見について 言語と減刑―森鷗外『高瀬舟』において 〈コラム〉在日朝鮮人「帰国事業」の記録と記憶の文学 Ⅲ 都市という舞台 江戸における巨大寺院の復興と講中―築地本願寺の場合 日本の伝統詩歌に描かれた大都京城の風土 〈コラム〉『京城日報』と近代都市京城の表象―横光利一の満鉄招請文学講演旅行と「天使」を中心に パリが主人公―レティフとメルシエの作品とパリの文学的神話の誕生 〈コラム〉日韓の西洋探偵小説における都市表象―エミール・ガボリオの『ルルージュ事件』を中心に 納入までに3週間ほどかかります。

ポストコロナ時代の東アジアー新しい世界の国家・宗教・日常 (アジア遊学253)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
玄武岩・藤野陽平 編、勉誠出版 (発売)、2020年10月、272 頁、21cm
新型コロナウイルスのパンデミックはかつてない社会的混乱を招いている。
日本・台湾・韓国・中国・香港はこの危機にどう対応したのか。
都市封鎖や各種の自粛措置、メディア戦略、「新しい生活様式」等の各国の政策から、疫病除けの妖怪「アマビエ」の流行、各国の宗教対策まで、メディア・社会・宗教など多様な視点から比較検証。
国家と市民社会の関係、社会のゆがみを浮き彫りにし、国境を越えた連帯と共感の必要性を問い直す。

目次

序言 境界を越えた「連帯」のコミュニケーションへ―ポストコロナ時代の東アジア

Ⅰ ポストコロナ時代の政治とコミュニケーション
日本における新型コロナウイルス感染症とマスメディア報道
新型コロナ対策優等生台湾の初動体制―開いたものと閉じたもの
開放性・透明性・民主的参加に基づく先制的対応が功を奏して
中国:情報隠蔽から情報公開へ―ソーシャルメディアの活躍と独自な国民世論の形成
中国における既存メディアとソーシャルメディ共存時代の考察
香港における新型コロナについての一考察―市民社会の力
東アジアの新型コロナウィルス感染封じ込めにみる検討課題
【コラム】朝鮮民主主義人民共和国における新型コロナ感染症対策

Ⅱ 新型コロナウイルスと変容する社会
百年前のマスク―「スペイン風邪」瞥見
「自粛」する日本社会―三十四年分の新聞記事を数えてみる
COVID-19影響下のリモートワークで派生した組織コミュニケーション課題―特に「身体性問題」(DX/RWの穽陥)を超える為に
台湾山地先住民の村における新型コロナウイルス感染症のインパクト
「距離」と性的マイノリティ―韓国のナイトクラブにおける集団感染から
韓国におけるコロナ対策と(非)可視化される人々―在外同胞・移住民を中心に
ジャーナリズム研究者が見たサイバー空間上のアンチ・コロナ運動

Ⅲ コロナ時代にみる東アジアの信仰の姿
祭礼の中止、妖怪の流行―「疫病除け」を手掛かりに
疫病と民間信仰―祭礼・アマビエ・鼠塚
コロナ問題と現代宗教
疫病と台湾の民間信仰
感染症のパンデミックと分断の可視化―コロナテスト中の韓国社会と宗教を問う
【コラム】香港におけるコロナと宗教

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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可 適格請求
3,080
玄武岩・藤野陽平 編 、勉誠出版 (発売) 、2020年10月 、272 頁 、21cm
新型コロナウイルスのパンデミックはかつてない社会的混乱を招いている。 日本・台湾・韓国・中国・香港はこの危機にどう対応したのか。 都市封鎖や各種の自粛措置、メディア戦略、「新しい生活様式」等の各国の政策から、疫病除けの妖怪「アマビエ」の流行、各国の宗教対策まで、メディア・社会・宗教など多様な視点から比較検証。 国家と市民社会の関係、社会のゆがみを浮き彫りにし、国境を越えた連帯と共感の必要性を問い直す。 目次 序言 境界を越えた「連帯」のコミュニケーションへ―ポストコロナ時代の東アジア Ⅰ ポストコロナ時代の政治とコミュニケーション 日本における新型コロナウイルス感染症とマスメディア報道 新型コロナ対策優等生台湾の初動体制―開いたものと閉じたもの 開放性・透明性・民主的参加に基づく先制的対応が功を奏して 中国:情報隠蔽から情報公開へ―ソーシャルメディアの活躍と独自な国民世論の形成 中国における既存メディアとソーシャルメディ共存時代の考察 香港における新型コロナについての一考察―市民社会の力 東アジアの新型コロナウィルス感染封じ込めにみる検討課題 【コラム】朝鮮民主主義人民共和国における新型コロナ感染症対策 Ⅱ 新型コロナウイルスと変容する社会 百年前のマスク―「スペイン風邪」瞥見 「自粛」する日本社会―三十四年分の新聞記事を数えてみる COVID-19影響下のリモートワークで派生した組織コミュニケーション課題―特に「身体性問題」(DX/RWの穽陥)を超える為に 台湾山地先住民の村における新型コロナウイルス感染症のインパクト 「距離」と性的マイノリティ―韓国のナイトクラブにおける集団感染から 韓国におけるコロナ対策と(非)可視化される人々―在外同胞・移住民を中心に ジャーナリズム研究者が見たサイバー空間上のアンチ・コロナ運動 Ⅲ コロナ時代にみる東アジアの信仰の姿 祭礼の中止、妖怪の流行―「疫病除け」を手掛かりに 疫病と民間信仰―祭礼・アマビエ・鼠塚 コロナ問題と現代宗教 疫病と台湾の民間信仰 感染症のパンデミックと分断の可視化―コロナテスト中の韓国社会と宗教を問う 【コラム】香港におけるコロナと宗教 納入までに3週間ほどかかります。

史料が語る東インド航路ー移動がうみだす接触領域(アジア遊学258)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
水井万里子・大澤広晃・杉浦未樹・吉田信・伏見岳志 編、勉誠出版、2021年7月、240 頁
15世紀末から開拓され、ヨーロッパがアジアと出会った海上路、東インド航路。この航路は、大西洋を南下して、喜望峰を越え、アジア各地へと至る長距離ルートであった。以降、スエズ運河開通によりルートや移動手段が多様化するまで、多くの人やモノがこの航路を往来し、多数の記録簿や報告書、書簡、日記などの史料群が残された。
このような史料の書き手であった移動者であるヨーロッパ人と移動先のローカルな人々との関係は、航路上にあった「接触領域=コンタクト・ゾーン」の中で取り結ばれ、記録された。航路の変遷をたどり、そこに残された史料から、現地の人々の営みや関係性、特に奴隷や移動労働者といった可視化されにくい人々の輪郭を探る。

目次

はじめに

第一部 長距離航路からみる世界
東インド航路のなかのアフリカ
ケープ・ルートの多様化とオランダ東インド会社のケープ居留地建設
近代中国学の誕生とロバート・モリソン
植民地をつなぎなおす―スペインとポルトガルの帝国再編
スペインとキューバ、アフリカをつなぐ非合法奴隷貿易のネットワーク

第二部 史料が描く接触領域としての島々
文書館史料を通じて人と出会う―マダガスカル史研究史料としてのオランダ東インド会社文書
十八世紀末から十九世紀初頭のセント・ヘレナ島における移動と接触―イギリス東インド会社関連史料から

第三部 史料のなかのケープ植民地
豊富なデータが開く歴史―ケープ植民地の統計史料
英領ケープ植民地における陸軍と関連史料 一七九五〜一八二〇年
十八〜十九世紀前半の南部アフリカにおけるイギリス系プロテスタント宣教団―移動史料研究の前提として
十九世紀前半の南部アフリカにおけるウェスリアン・メソディスト宣教団―史料の特徴とそのナラティヴ

第四部 変貌する東インド航路と帝国
ポスターのなかのアフリカの「自然」―イギリス帝国通商局によるプロパガンダの環境史的考察
オランダ領東インドにおける旅券制度の展開―植民地パスポートの様式と機能をめぐって
十九〜二十世紀におけるフランス植民地帝国間の移動―マルセイユ―サイゴン定期便
【コラム】旅券のスタンプから再現する植民地と本国の移動

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水井万里子・大澤広晃・杉浦未樹・吉田信・伏見岳志 編 、勉誠出版 、2021年7月 、240 頁
15世紀末から開拓され、ヨーロッパがアジアと出会った海上路、東インド航路。この航路は、大西洋を南下して、喜望峰を越え、アジア各地へと至る長距離ルートであった。以降、スエズ運河開通によりルートや移動手段が多様化するまで、多くの人やモノがこの航路を往来し、多数の記録簿や報告書、書簡、日記などの史料群が残された。 このような史料の書き手であった移動者であるヨーロッパ人と移動先のローカルな人々との関係は、航路上にあった「接触領域=コンタクト・ゾーン」の中で取り結ばれ、記録された。航路の変遷をたどり、そこに残された史料から、現地の人々の営みや関係性、特に奴隷や移動労働者といった可視化されにくい人々の輪郭を探る。 目次 はじめに 第一部 長距離航路からみる世界 東インド航路のなかのアフリカ ケープ・ルートの多様化とオランダ東インド会社のケープ居留地建設 近代中国学の誕生とロバート・モリソン 植民地をつなぎなおす―スペインとポルトガルの帝国再編 スペインとキューバ、アフリカをつなぐ非合法奴隷貿易のネットワーク 第二部 史料が描く接触領域としての島々 文書館史料を通じて人と出会う―マダガスカル史研究史料としてのオランダ東インド会社文書 十八世紀末から十九世紀初頭のセント・ヘレナ島における移動と接触―イギリス東インド会社関連史料から 第三部 史料のなかのケープ植民地 豊富なデータが開く歴史―ケープ植民地の統計史料 英領ケープ植民地における陸軍と関連史料 一七九五〜一八二〇年 十八〜十九世紀前半の南部アフリカにおけるイギリス系プロテスタント宣教団―移動史料研究の前提として 十九世紀前半の南部アフリカにおけるウェスリアン・メソディスト宣教団―史料の特徴とそのナラティヴ 第四部 変貌する東インド航路と帝国 ポスターのなかのアフリカの「自然」―イギリス帝国通商局によるプロパガンダの環境史的考察 オランダ領東インドにおける旅券制度の展開―植民地パスポートの様式と機能をめぐって 十九〜二十世紀におけるフランス植民地帝国間の移動―マルセイユ―サイゴン定期便 【コラム】旅券のスタンプから再現する植民地と本国の移動 納入までに3週間ほどかかります。

都市からひもとく西アジアー歴史・社会・文化 (アジア遊学264)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
守川知子 編、勉誠出版、2021年12月、272 頁
西アジアは古くから都市文明や都市国家の栄えた地域である。この地につくられた都市は、市壁を備え、その内側に宗教施設や市場、居住区、城塞や宮殿を築くという特徴をもつ。各都市は、周辺の農村や街道など複数のネットワークのなかに位置し、地域社会のかなめとして機能した。遠距離交易の拠点でもある都市には、イスラーム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒のほか、旅人や商人など多様な人々が暮らしていた。
東はアフガニスタンから西はエジプトまで、学術都市、商業都市、観光都市、軍営都市、要塞都市、港湾都市など、様々な顔をもつ7~19世紀の西アジアの歴史都市に焦点をあてる。文献史料・絵図・地図の読み解きから都市社会を多角的に検証し、今に受け継がれるその歴史と文化を探る。
都市社会の多様性を描き出し、新たな歴史像を提示する。

<目次>

まえがき―『都市からひもとく西アジア』に寄せて 守川知子

Ⅰ 都市をつくる―建設・形成と発展
ムスリムがはじめて建設した都市バスラ―軍営都市から経済と学術の都市へ 亀谷学
「二つの春の母」モスルの一二・一三世紀―ザンギー朝下の建設と破壊 柳谷あゆみ
スルタンとシャーの新たなギャンジャ 塩野﨑信也
[コラム・港市①]港市マスカトとポルトガル人―絵図に見る一六―一七世紀の植民都市 大矢純

Ⅱ 都市に生きる―人びとと都市社会
アレッポが「シーア派の街」であった頃 谷口淳一
ティムール朝期のヘラートにおける聖者たち 杉山雅樹
境界上の都市アインターブ―「良き泉」の町 中町信孝
[コラム・港市②]船乗りたちが集う町アデン 栗山保之

Ⅲ 都市を活かす―政治的・経済的機能
フランク人支配下の都市エルサレム―観光産業都市への発展 櫻井康人
山城から平城へ―近世クルディスタンにおける都市機能の変容 山口昭彦
スンナ派学の牙城ブハラ 木村暁
[コラム・港市③]「民族の交差点」ハイファ―近代東地中海の国際港湾都市 田中雅人

Ⅳ 大都市を彩る―三都物語
イスファハーンは世界の半分? 守川知子
ナポレオン地図から読み解くカイロ―マイノリティに注目して 深見奈緒子
ノスタルジックな近代―一九世紀イスタンブルの都市空間と都市行政 川本智史

納入までに3週間ほどかかります。
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可 適格請求
3,080
守川知子 編 、勉誠出版 、2021年12月 、272 頁
西アジアは古くから都市文明や都市国家の栄えた地域である。この地につくられた都市は、市壁を備え、その内側に宗教施設や市場、居住区、城塞や宮殿を築くという特徴をもつ。各都市は、周辺の農村や街道など複数のネットワークのなかに位置し、地域社会のかなめとして機能した。遠距離交易の拠点でもある都市には、イスラーム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒のほか、旅人や商人など多様な人々が暮らしていた。 東はアフガニスタンから西はエジプトまで、学術都市、商業都市、観光都市、軍営都市、要塞都市、港湾都市など、様々な顔をもつ7~19世紀の西アジアの歴史都市に焦点をあてる。文献史料・絵図・地図の読み解きから都市社会を多角的に検証し、今に受け継がれるその歴史と文化を探る。 都市社会の多様性を描き出し、新たな歴史像を提示する。 <目次> まえがき―『都市からひもとく西アジア』に寄せて 守川知子 Ⅰ 都市をつくる―建設・形成と発展 ムスリムがはじめて建設した都市バスラ―軍営都市から経済と学術の都市へ 亀谷学 「二つの春の母」モスルの一二・一三世紀―ザンギー朝下の建設と破壊 柳谷あゆみ スルタンとシャーの新たなギャンジャ 塩野﨑信也 [コラム・港市①]港市マスカトとポルトガル人―絵図に見る一六―一七世紀の植民都市 大矢純 Ⅱ 都市に生きる―人びとと都市社会 アレッポが「シーア派の街」であった頃 谷口淳一 ティムール朝期のヘラートにおける聖者たち 杉山雅樹 境界上の都市アインターブ―「良き泉」の町 中町信孝 [コラム・港市②]船乗りたちが集う町アデン 栗山保之 Ⅲ 都市を活かす―政治的・経済的機能 フランク人支配下の都市エルサレム―観光産業都市への発展 櫻井康人 山城から平城へ―近世クルディスタンにおける都市機能の変容 山口昭彦 スンナ派学の牙城ブハラ 木村暁 [コラム・港市③]「民族の交差点」ハイファ―近代東地中海の国際港湾都市 田中雅人 Ⅳ 大都市を彩る―三都物語 イスファハーンは世界の半分? 守川知子 ナポレオン地図から読み解くカイロ―マイノリティに注目して 深見奈緒子 ノスタルジックな近代―一九世紀イスタンブルの都市空間と都市行政 川本智史 納入までに3週間ほどかかります。

古代東アジアの仏教と王権 王興寺から飛鳥寺へ

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
9,900
鈴木靖民 編、勉誠出版、2010年3月、408p、A5判上製
東アジア文化交流の紐帯、「仏教」を再考する。
考古学・文献史学・仏教史・金工史・美術史など諸学の視点から、舎利信仰と王権の関わりや造寺、造仏の技術・文化伝習など、東アジア世界において仏教の果たした文化的・政治的重大性を明らかにする。

日本史において六世紀中葉の百済からの仏教公伝以後、史書に僧や造寺・造仏の工人の渡来が記され、寺院の造営が語られるものの、これまでそれを具体的にイメージさせる歴史素材がなかった。百済王興寺跡と舎利容器などの出土遺物はそれを飛鳥寺と結び付けてみる時、多様な解釈を可能にする格好の資料となり、やがて具体的な歴史像を浮かび上がらせてくるのである。王興寺跡の発掘成果は、陵山里寺、さらに武寧王陵などとの関連を喚び起こしたばかりでなく、その源流を中国はもとより、西域、インドにまで辿りうるユーラシア規模の時間、空間の広がりをもった史実として指し示すものとなったのである。 (「あとがき」より)

目次

Ⅰ ―王興寺と飛鳥寺
王興寺から飛鳥寺へ―飛鳥文化の形成―/鈴木靖民
古代朝鮮半島の舎利と舎利銘文―飛鳥寺再考の準備として―/新川登亀男
王興寺の建立と百済仏教―高句麗・新羅仏教との関係を中心に―/李 成市
百済泗?時代の政治と仏教―陵山里寺(陵寺)から王興寺をみる―/李 鎔賢

Ⅱ ―王興寺の舎利容器・舎利荘厳具・伽藍配置と倭国
王興寺跡と舎利容器・荘厳具の発掘調査成果/金 容民
金工史からみた百済王興寺の舎利荘厳具/李 漢祥
百済古墳の副葬品と王興寺舎利荘厳具/山本孝文
王興寺と飛鳥寺の伽藍配置・木塔心礎設置・舎利奉安形式の系譜/佐川正敏
日本古代における仏舎利の奉安―舎利容器と舎利荘厳具―/岡本敏行
日本古代の舎利容器と鎮壇具/原田一敏

Ⅲ ―中国南北朝期の舎利信仰と寺院・遺物
国王の真身舎利供養とその政治的含意/周 美
南北朝時期の国際関係と仏教/窪添慶文
南北朝寺院遺跡と出土遺物/朱 岩石

Ⅳ ―飛鳥寺建立の意義
古代文化史のなかの飛鳥寺/大橋一章
飛鳥寺建立と渡来工人・僧侶たち―倭国における技能伝習の新局面―/田中史生
飛鳥寺の塔とその思想/松木裕美
用明・崇峻期の政変と蘇我氏―飛鳥寺建立前夜の倭王権―/佐藤長門

納入までに3週間ほどかかります。
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9,900
鈴木靖民 編 、勉誠出版 、2010年3月 、408p 、A5判上製
東アジア文化交流の紐帯、「仏教」を再考する。 考古学・文献史学・仏教史・金工史・美術史など諸学の視点から、舎利信仰と王権の関わりや造寺、造仏の技術・文化伝習など、東アジア世界において仏教の果たした文化的・政治的重大性を明らかにする。 日本史において六世紀中葉の百済からの仏教公伝以後、史書に僧や造寺・造仏の工人の渡来が記され、寺院の造営が語られるものの、これまでそれを具体的にイメージさせる歴史素材がなかった。百済王興寺跡と舎利容器などの出土遺物はそれを飛鳥寺と結び付けてみる時、多様な解釈を可能にする格好の資料となり、やがて具体的な歴史像を浮かび上がらせてくるのである。王興寺跡の発掘成果は、陵山里寺、さらに武寧王陵などとの関連を喚び起こしたばかりでなく、その源流を中国はもとより、西域、インドにまで辿りうるユーラシア規模の時間、空間の広がりをもった史実として指し示すものとなったのである。 (「あとがき」より) 目次 Ⅰ ―王興寺と飛鳥寺 王興寺から飛鳥寺へ―飛鳥文化の形成―/鈴木靖民 古代朝鮮半島の舎利と舎利銘文―飛鳥寺再考の準備として―/新川登亀男 王興寺の建立と百済仏教―高句麗・新羅仏教との関係を中心に―/李 成市 百済泗?時代の政治と仏教―陵山里寺(陵寺)から王興寺をみる―/李 鎔賢 Ⅱ ―王興寺の舎利容器・舎利荘厳具・伽藍配置と倭国 王興寺跡と舎利容器・荘厳具の発掘調査成果/金 容民 金工史からみた百済王興寺の舎利荘厳具/李 漢祥 百済古墳の副葬品と王興寺舎利荘厳具/山本孝文 王興寺と飛鳥寺の伽藍配置・木塔心礎設置・舎利奉安形式の系譜/佐川正敏 日本古代における仏舎利の奉安―舎利容器と舎利荘厳具―/岡本敏行 日本古代の舎利容器と鎮壇具/原田一敏 Ⅲ ―中国南北朝期の舎利信仰と寺院・遺物 国王の真身舎利供養とその政治的含意/周 美 南北朝時期の国際関係と仏教/窪添慶文 南北朝寺院遺跡と出土遺物/朱 岩石 Ⅳ ―飛鳥寺建立の意義 古代文化史のなかの飛鳥寺/大橋一章 飛鳥寺建立と渡来工人・僧侶たち―倭国における技能伝習の新局面―/田中史生 飛鳥寺の塔とその思想/松木裕美 用明・崇峻期の政変と蘇我氏―飛鳥寺建立前夜の倭王権―/佐藤長門 納入までに3週間ほどかかります。

大日本帝国期の建築物が語る近代史ー過去・現在・未来 (アジア遊学266)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,080
上水流久彦 編、勉誠出版、2022年2月、224 頁
これまで「負の遺産」とされる傾向にあった大日本帝国期の建築物は、近年一部の地域ではカフェやホテルに変貌し、なかには歴史遺産に認定されたものもある。
こうした変化は何を意味しているのか。そもそも、これらの建築物はなぜ、どのように建てられ、帝国崩壊後はいかなる歴史を歩んできたのか。また、現在は現地でどのように位置づけられているのか。
建築時の状況、植民地支配に果たした役割、保存や破壊をめぐる政治、歴史遺産への認定、現在の活用実態など、植民地建築をめぐる多様な問題を、文化人類学、建築学、観光学、建築史、思想史、メディア学など多角的視点からよみとく。
歴史的建築物を過去の遺物としてではなく、ひとびとの価値観や歴史認識を映し出す鏡としてとらえ、旧植民地への理解や今日のアジアと日本の問題を考える手がかりを示す。

<目次>

序言 大日本帝国期の建築物が語る近代史―過去・現在・未来

Ⅰ 大日本帝国期の建築物を俯瞰する
東アジアにおける日本の支配と建築
大日本帝国と海外神社の創建
旧植民地の建築物の現在―多元的価値観の表象

Ⅱ 大日本帝国に建築物を刻む
帝国が残した国立博物館と戦後の社会
帝国日本の南北に建設された製糖工場と社宅街
開拓と宣教のせめぎ合い―北海道のキリスト教建築にみるまなざしのポリティクス
樺太期の「産業」の遺構は何を伝えるのか

Ⅲ 大日本帝国期の建築物を利活用する
「満洲」日本統治期の建造物の今―満洲映画に映された中国東北地方の建造物を中心に
監獄博物館とノスタルジア―ダークツーリズムを暗くするもの、明るくするもの
紅楼の現在―台湾社会の写し鏡の場としての歴史遺産
「日本」と「近代」を観光化すること―韓国・九龍浦の事例から
帝国医療の想起と忘却―旧南洋群島の病院建築物から
台湾東部における神のいない「神社」
東アジアにおける建築系産業遺産の保存と活用

Ⅳ 大日本帝国期の建築物を保存する/破壊する
市庁舎は誰のもの?―国登録有形文化財・大牟田市庁舎をめぐる事例より
沖縄の近代の語られ方―沖縄戦で消えた建築物
台湾の日式建築を残す人びと―何を想い、いかにたたかったのか
近代化と戦災の記憶を残す―旧広島陸軍被服支廠をめぐって

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3,080
上水流久彦 編 、勉誠出版 、2022年2月 、224 頁
これまで「負の遺産」とされる傾向にあった大日本帝国期の建築物は、近年一部の地域ではカフェやホテルに変貌し、なかには歴史遺産に認定されたものもある。 こうした変化は何を意味しているのか。そもそも、これらの建築物はなぜ、どのように建てられ、帝国崩壊後はいかなる歴史を歩んできたのか。また、現在は現地でどのように位置づけられているのか。 建築時の状況、植民地支配に果たした役割、保存や破壊をめぐる政治、歴史遺産への認定、現在の活用実態など、植民地建築をめぐる多様な問題を、文化人類学、建築学、観光学、建築史、思想史、メディア学など多角的視点からよみとく。 歴史的建築物を過去の遺物としてではなく、ひとびとの価値観や歴史認識を映し出す鏡としてとらえ、旧植民地への理解や今日のアジアと日本の問題を考える手がかりを示す。 <目次> 序言 大日本帝国期の建築物が語る近代史―過去・現在・未来 Ⅰ 大日本帝国期の建築物を俯瞰する 東アジアにおける日本の支配と建築 大日本帝国と海外神社の創建 旧植民地の建築物の現在―多元的価値観の表象 Ⅱ 大日本帝国に建築物を刻む 帝国が残した国立博物館と戦後の社会 帝国日本の南北に建設された製糖工場と社宅街 開拓と宣教のせめぎ合い―北海道のキリスト教建築にみるまなざしのポリティクス 樺太期の「産業」の遺構は何を伝えるのか Ⅲ 大日本帝国期の建築物を利活用する 「満洲」日本統治期の建造物の今―満洲映画に映された中国東北地方の建造物を中心に 監獄博物館とノスタルジア―ダークツーリズムを暗くするもの、明るくするもの 紅楼の現在―台湾社会の写し鏡の場としての歴史遺産 「日本」と「近代」を観光化すること―韓国・九龍浦の事例から 帝国医療の想起と忘却―旧南洋群島の病院建築物から 台湾東部における神のいない「神社」 東アジアにおける建築系産業遺産の保存と活用 Ⅳ 大日本帝国期の建築物を保存する/破壊する 市庁舎は誰のもの?―国登録有形文化財・大牟田市庁舎をめぐる事例より 沖縄の近代の語られ方―沖縄戦で消えた建築物 台湾の日式建築を残す人びと―何を想い、いかにたたかったのか 近代化と戦災の記憶を残す―旧広島陸軍被服支廠をめぐって 納入までに3週間ほどかかります。

書物のなかの近世国家 東アジア「一統志」の時代(アジア遊学259)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
3,300
小二田章・高井康典行・吉野正史 編、勉誠出版、2021年8月、288 頁、A5判
中国王朝が自らの領域の全体を明示すべく、各地域の歴史とデータを集積し作り上げた総合的書物「一統志」。
元・明・清において編まれたこれらの書籍は、東アジア諸国や欧州へも伝播し、近代の地誌・歴史編纂にも影響を与えるものであった。
近代的領域認識の萌芽を体現するこれらの編纂物は、いかなる時代状況において作られたものであったのか。
編纂前史から、王朝三代にわたり編纂されたそれぞれの「一統志」のあり方、周辺諸国や後代に与えた影響をも考察し、「一統志の時代」を浮かび上がらせる。

目次

序言―「一統志」の「時代」を語るために
1 一統志以前
李吉甫の描く「一統」―『元和郡県図志』とその疆域
宋朝総志編纂考―総志から方志へ
2 大元一統志
元代における遼金代東北地域に対する地理認識の地域差―『大元一統志』『遼史』『金史』『大元混一方輿勝覧』の地理記述の比較から
中国史上の「大一統」と『大元大一統志』
『大元一統志』における路に関する記載について―『大元一統志』輯本の理解のために
 コラム◉宋元時代の道教と地誌―茅山の事例を中心に
3 大明一統志
明代景泰―天順期の政局と一統志
『大明一統志』人物伝とは―『遼東志』との関係をめぐって
『大明一統志』に関するいくつかの問題について
 コラム◉元・明一統志の非中華世界へのまなざし
4 大清一統志
明清期個人編全国志初探―大明から大清への「一統志」の道
北辺からみる『大清一統志』
 コラム◉ヨーロッパに伝えられた中国の地理情報―『皇輿全覧図』の製作と宣教師の記録
5 東アジアの一統志
中井竹山の名分論について―他学派批判との関連を中心に
「津軽一統志」の編纂と弘前藩
「文芸」の地誌から「口承」の地誌へ―『信達風土雑記』と『信達一統志』
朝鮮近世の地理誌は誰のものだったのか
朝鮮燕行使の『大明一統志』輸入について
周縁から見た一統志―南の小中華と『大南一統志』
6 一統志のかなた
古典期(十~十三世紀)イスラーム世界における地方史誌―ウラマーの地方観と知的実践
小国が自ら国境線を引くとき―デンマークの国境設定一〇〇周年に寄せて
 コラム◉清末民国期の地方史編纂─地域と宗族を記録すること
日本近世地誌の編纂と地名記載
編集後記

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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可 適格請求
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小二田章・高井康典行・吉野正史 編 、勉誠出版 、2021年8月 、288 頁 、A5判
中国王朝が自らの領域の全体を明示すべく、各地域の歴史とデータを集積し作り上げた総合的書物「一統志」。 元・明・清において編まれたこれらの書籍は、東アジア諸国や欧州へも伝播し、近代の地誌・歴史編纂にも影響を与えるものであった。 近代的領域認識の萌芽を体現するこれらの編纂物は、いかなる時代状況において作られたものであったのか。 編纂前史から、王朝三代にわたり編纂されたそれぞれの「一統志」のあり方、周辺諸国や後代に与えた影響をも考察し、「一統志の時代」を浮かび上がらせる。 目次 序言―「一統志」の「時代」を語るために 1 一統志以前 李吉甫の描く「一統」―『元和郡県図志』とその疆域 宋朝総志編纂考―総志から方志へ 2 大元一統志 元代における遼金代東北地域に対する地理認識の地域差―『大元一統志』『遼史』『金史』『大元混一方輿勝覧』の地理記述の比較から 中国史上の「大一統」と『大元大一統志』 『大元一統志』における路に関する記載について―『大元一統志』輯本の理解のために  コラム◉宋元時代の道教と地誌―茅山の事例を中心に 3 大明一統志 明代景泰―天順期の政局と一統志 『大明一統志』人物伝とは―『遼東志』との関係をめぐって 『大明一統志』に関するいくつかの問題について  コラム◉元・明一統志の非中華世界へのまなざし 4 大清一統志 明清期個人編全国志初探―大明から大清への「一統志」の道 北辺からみる『大清一統志』  コラム◉ヨーロッパに伝えられた中国の地理情報―『皇輿全覧図』の製作と宣教師の記録 5 東アジアの一統志 中井竹山の名分論について―他学派批判との関連を中心に 「津軽一統志」の編纂と弘前藩 「文芸」の地誌から「口承」の地誌へ―『信達風土雑記』と『信達一統志』 朝鮮近世の地理誌は誰のものだったのか 朝鮮燕行使の『大明一統志』輸入について 周縁から見た一統志―南の小中華と『大南一統志』 6 一統志のかなた 古典期(十~十三世紀)イスラーム世界における地方史誌―ウラマーの地方観と知的実践 小国が自ら国境線を引くとき―デンマークの国境設定一〇〇周年に寄せて  コラム◉清末民国期の地方史編纂─地域と宗族を記録すること 日本近世地誌の編纂と地名記載 編集後記 納入までに3週間ほどかかります。

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