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メールマガジン記事 日本の古本屋メールマガジン2023

2023年2月24日号 第365号

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     。.☆.:* その365・2月24日号 *:.☆. 。
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☆INDEX☆
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1.『張愛玲の映画史』
 上海・香港から米国・台湾・シンガポール・日本まで

          九州大学・福岡大学非常勤講師 河本 美紀

2.『憧れの住む東京へ』

                          岡崎武志

3.映画『丘の上の本屋さん』紹介

            株式会社ミモザフィルムズ 掛川あづみ

4.『地下出版のメディア史』展を終えて

                          大尾侑子

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━━━━━━━━━【大学出版へのいざない3】━━━━━━━━━━━

『張愛玲の映画史──上海・香港から米国・台湾・シンガポール・日本まで』

             九州大学・福岡大学非常勤講師 河本 美紀

 中国語圏近現代文学を代表する作家、張愛玲(一九二〇─一九九五)は
一九四〇年代前半、日本占領下の上海で活躍した。小説「金鎖記」、「傾
城之恋」に代表されるように、古典と現代的な感覚を合わせた巧みな筆致、
細やかな心理描写によって、不穏な社会でほろ苦い人生を送る人々をシニ
カルに描き出した。その悲観的な小説世界は、現在に至るまでファンを獲
得し続け、日本でも多くの邦訳が出版されている。

 張愛玲は中華人民共和国建国後の一九五二年に上海を離れ、香港を経て
米国へと生きる場所を求めた。資料が限られていたため、渡米後の張愛玲
については、執筆活動が衰え、人目を避け旧作の書き直しや翻訳に従事し、
ペシミズムに彩られた孤独な生涯を送ったというのが通説となっていた。

続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=11108

書名:『張愛玲の映画史
       ──上海・香港から米国・台湾・シンガポール・日本まで』
著者名:河本美紀 著
出版社:関西学院大学出版会
判型等:A5  上製 610頁
税込価格:8,800円
ISBN:978-4-86283-348-8
Cコード:3074
好評発売中!
http://www.kgup.jp/book/b618396.html

━━━━━━━━━━【自著を語る(305)】━━━━━━━━━━

『憧れの住む東京へ』

                           岡崎武志

 今年一月に出した『憧れの住む東京へ』(本の雑誌社)は、「本の雑誌」
に二年連載ののち、大幅な加筆と新章を加えたもの。同じ一月にちくま文
庫に収録された『ここが私の東京』、すでにちくま文庫入りした『上京す
る文學』を合わせ、「上京」三部作となる。江戸期もすでにそうであった
が、地方から首都へ流入してくる人々のエネルギーにより「東京」の街と
文化が作られてきた。そのことを実証するため、多くの上京者がいかに東
京へやって来て、どこに住んで、何をなしてきたを調べる作業がずっと続
いてきたのである。

続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=11121

『憧れの住む東京へ』
岡崎武志 著
四六判並製
264ページ
定価1,980円(税込)
ISBN978-4-86011-475-6
好評発売中!
https://www.webdoku.jp/kanko/page/4860114752.html

━━━━━━━━【映画『丘の上の本屋さん』紹介】━━━━━━━━

              株式会社ミモザフィルムズ 掛川あづみ

 ユニセフ・イタリアが共同製作に参加した本作は、イタリアの風光明
媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店を舞台に、年齢や国籍の
違いを超え、“本”を通して紡がれる友情、読書の喜びを描いたハート
ウォーミングストーリー。

 訪れる風変りな客たちを温かく迎え入れるリベロの店は、街のちょっと
したオアシス的な存在でもある。ある日、店の外で本を眺める移民の少年
エシエンに声を掛けたリベロは、好奇心旺盛なエシエンに、コミックから
児童文学、中編小説、長編大作、さらに専門書まで次々と店の本を貸し与
えていく。エシエンから感想を聞きながら、様々な知識やものの見方や考
え方など、リベロはジャンルを超えて叡智を授ける。そしてイタリア語で
「自由(Libero)」を意味する自身の名の通り、エシエンに自由であるこ
と、誰もが幸せになる権利を持つことを伝えていくのだった。

続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=11130

■『丘の上の本屋さん』
■配給:ミモザフィルムズ
■公開:3/3(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、
    アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
https://mimosafilms.com/honya/

━━━━━━━━━━━━【プレゼント企画】━━━━━━━━━━

映画『丘の上の本屋さん』の無料ご招待チケットを、
抽選で6名様にプレゼント致します。
ご応募お待ちしております。

◆チケットはムビチケ前売券(オンライン)となります。
◆当選された方には、「ムビチケ購入番号」と「ムビチケ暗証番号」が
 記載されたPDFファイルをメールに添付してお送りいたします。

全国のムビチケオンラインがご利用できる劇場は下記からご確認いただけます。

https://movieticket.jp/SupportedTheaters/

その他ご不明な点は下記「ムビチケガイド ご利用ガイド」をご覧ください。

https://movieticket.jp/guide

応募申込は下記ページにてお願い致します。
 締切日 2月28日(火)午前10時

https://www.kosho.ne.jp/entry2023/0224.html

━━━━━━━━━━【自著を語る(番外編)】━━━━━━━━━━

『地下出版のメディア史』展を終えて

                          大尾侑子

■『地下出版のメディア史』という切り口
 2022年12月14日、名残惜しくも「『地下出版のメディア史』展」の
撤収作業を終え、一息ついた新幹線のなかで筆を執っている。東京古
書会館の全面的なバックアップのもと、慶應義塾大学出版会の主催で
実現した今回の展示会は、二週間という会期にもかかわらず多くの来
場者に恵まれた。まずはご来場者のみなさま、そして開催に向けてご
尽力いただいた古書店の皆さんにお礼申し上げる。芳名録にお名前を
いただいた方には、本来ならば現地でお一人ずつゆっくりとお話しを
したかったのだが、またの機会に期待したい。

続きはこちら
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=11146

『地下出版のメディア史』展——珍書屋から辿る軟派出版の世界
https://www.kosho.ne.jp/?p=531
※『地下出版のメディア史』展は終了しました

━━━━━━━━━━━━━【次回予告】━━━━━━━━━━━

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「大学出版へのいざない」シリーズ 第4回

書名:スイス観光業の近現代―大衆化をめぐる葛藤
著者名:森本 慶太
出版社名:関西大学出版部
判型/製本形式/ページ数:A5判/上製/184頁
税込価格:3,080円
ISBNコード:978-4-87354-758-9
Cコード:C3022
好評発売中!
https://www.kansai-u.ac.jp/Syppan/2023/01/7cb12b6ae84d1894f8bcc17b08f50f13da97ad9d.html
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『児童雑誌の誕生』
文学通信刊
柿本真代著
A5判・上製・296頁
ISBN978-4-86766-001-0 C0095
定価:本体2,800円(税別)
2月下旬刊行予定
https://bungaku-report.com/books/ISBN978-4-86766-001-0.html
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━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

2月~3月の即売展情報

※新型コロナウイルスの影響により、今後、各地で予定されている
即売展も、中止になる可能性がございます。ご確認ください。
お客様のご理解、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

⇒ https://www.kosho.or.jp/event/list.php?mode=init

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 次回は2023年3月中旬頃発行です。お楽しみに!
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日本の古本屋メールマガジン その365・2月24日

【発行】
 東京都古書籍商業協同組合:広報部・「日本の古本屋」事業部
 東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
 URL  https://www.kosho.or.jp/

【発行者】
 広報部・編集長:藤原栄志郎

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